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2008年3月

2008/3/31(月)

 毎年3月末になると、「ドレッシング買い」お化けの登場を期待する声が聞こえてきます。しかしながら過去を調べてみると分かるのですが、3月末にTOPIXや日経平均にお化けは出ません。良く出るのはJASDAQなどの新興市場です。

 去年の3/30日の日記や、少々古いですが「JASDAQ平均とドレッシング買い」をご覧いただくとすぐに理解できると思います。しかし、今回はJASDAQも弱かったですね。今の相場状況ではドレッシングできるほどの体力・気力が残っていないということでしょうか。

 後日の参考のために日経平均先物とJASDAQ平均の一日チャートを掲載しておきます。JASDAQ平均の最後にほんのちょっとだ姿を現している感じはあります。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

日経平均先物


JASDAQ平均



2008/3/30(日)

 先週の金曜日はTOPIX買い日でした。もしヘッジファンドが撤退しているのであれば素直に出るかなと少々期待。新規に東証一部銘柄となったランド(8918)ダイセキ環境ソリューション(1712)の浮動株考慮後の時価総額は相当低めでしたので、自己株消却による下落にどれだけ効果が出るかについて注目していました。

 新規側は、ランドは途中で売り気配になり大引けが見えず、ダイセキ環境ソリューションは大引けに多少買いが入り上昇と、よく分からない動き。自己株消却側は、多少売りが最後に入った感じがありますが、出来高そのものは低めと、ちょっと期待外れでした。

コード 銘柄 時価総額 前日比 当日比 VWAP比
8918 ランド 34 -4.49% -4.35% -3.25%
1712 ダイセキ環境 34 1.01% 1.69% 1.28%
2651 ローソン -107 3.29% 3.04% 1.19%
7912 大日本印刷 -113 -0.06% -0.06% -0.01%
3382 セブン&アイ -194 3.27% 2.02% 0.55%

 この程度の調整であれば、4月に行われるFFWの定期見直し時に一緒にすればいいという考えがあったのかも知れません。ということで4月に期待(と過剰に期待するとまた逆になったりするのであるが...)!

 話題変更して、先週、ダヴィンチ・アドバイザーズ(4314)の金子社長のインタビューが掲載され、ポジティブな内容だった事が評価されてか、月曜日の株価は上昇しましたが、今週は一休(2450)でしょうか。ちょっと注目です。TV番組と違って、事前にどれが特集として取り上げるか予想できないのが残念(当り前か)。


2008/3/26(水)

 昨年12月、金融庁が日証金に対して品貸料の引き上げ調整をやめるよう、行政処分が行われました。このリリースを額面通りに受け取れば、今年の3月の品貸料は安くなったはずなのですが、どうなのでしょうか。まずは今年の上位銘柄を見てみましょう。株価に対して2.5%を超えている銘柄群です。

コード 銘柄名 市場区分 品貸料(円) 株価比率
1889 佐伯建設工業 東証 20 31.25%
2211 不二家 東証 24 15.29%
9304 澁澤倉庫 東証 80 11.11%
9174 ワンダーT 東証 12 9.23%
7840 フラベドHD 東証 12 8.51%
6335 東京機械製作 東証 24 7.82%
4623 アサヒペン  大証 12 7.74%
9713 ロイヤルホテ 大証 24 7.57%
7616 コロワイド 東証 32 5.80%
8173 上新電機   大証 48 5.73%
9885 テン・アロー 大証 32 5.26%
9046 神戸電鉄   大証 24 5.25%
1972 三晃金属工業 大証 12 5.13%
7909 シーアイ化成 東証 12 5.08%
8372 泉州銀行   大証 12 4.94%
7245 大同メタル 東証 32 4.64%
8030 中央魚類 東証 12 4.46%
2538 ジャパンフー 大証 4 4.44%
6901 澤藤電機 東証 12 4.15%
2206 江崎グリコ 東証 48 3.66%
9033 広島電鉄 東証 12 3.59%
8860 フジ住宅   大証 12 3.59%
9912 ダイワボ情報 東証 64 3.56%
9936 王将フードサ 大証 48 3.27%
2378 ルネサンス 東証 16 3.09%
7508 GセブンHD 東証 16 2.97%
9959 アシード 東証 16 2.85%
7523 アールビバン JQ 16 2.82%
9202 ANA 東証 12 2.71%
9202 全日本空輸  大証 12 2.70%
8882 ゼファー 東証 1600 2.55%
8367 南都銀行   大証 12 2.52%
6823 リオン 東証 16 2.50%

 トップは意外や意外? の佐伯建設(1839)。30%を超えています。これは皆様、市場からの退場を予測しているのでしょうか?

 次に去年の分です。やはり2.5%を超えた銘柄です。あれ、全然銘柄が少ない...。

コード 銘柄名 市場区分 品貸料(円) 株価比率
2355 C4テクノ 東証 12000 30.26%
9713 ロイヤルホテ 大証 24 6.76%
9174 ワンダーT 東証 12 6.45%
6310 井関農機   大証 12 4.04%
9919 関西スーパー 大証 32 3.89%
9936 王将フードサ 大証 64 3.57%
6901 澤藤電機 東証 12 3.31%
2811 カゴメ 東証 64 3.23%
7412 アトム 東証 16 3.13%
9033 広島電鉄 東証 12 3.05%
7616 コロワイド 東証 16 2.57%

 株価比率は株価によって影響されるため単純には比較はできないのですが、品貸料は高くなってしまったような感じです。

 実は株価不足の時の配慮のため、日証金は普段高めに品貸料を保持していて参加者を確保し、それが潤滑油的になって、今までは3月は安かったという理屈も。今後は逆に品貸料狙いも楽しくなるのかも。


2008/3/25(火)

 ユニー(8270)には、随分と大型の魔女が通ったようで、午後は「いってこい」を2往復ほどしました。それでも見事にほぼ高値引けで、かつ大引けが成立しました。終値も VWAPと比較して0.85%のプラスを確保。見事に買い方の勝利でした。ぱちぱち。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 ティックを見ると、14:58分に入ってからの一気の買い上げはゴジラ級のすさまじさですね。昔はよく見かけた形です。ああ、生で見たかった。打ち合わせで見れず残念です。

 一方で合併によって株式が余ってしまう伊勢丹(8238)ですが、終わり方はユニーと真反対で、14:58分から一気に叩き売り。終値も VWAPと比較して1.34%のマイナスを確保。見事に売り方の勝利でした。手口が似ていますね(笑)。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 証券会社で執行された皆様、大変お疲れ様でした。今回、ラスト2分間が素直だったのは、対抗するヘッジファンドがおとなしくなったためなんでしょうか...。ここしばらくは意外とやりやすいのかも。


2008/3/24(月)

 明日、いよいよユニー(8270)の日経平均買い日を迎えます。今日現在の株価では 日経平均寄与度が0.3%程度、225銘柄中97位と、まあまあの所につけます。前回のふくおかFG(8354)、前々回のJ.フロントリテイリング(3086) よりも高い位置での採用の可能性大です。

 どちらの銘柄も最終日に株価が上昇したので、明日の期待は高まりますが、こればかりはどうなるか全く分かりません。 ユニーは日経平均寄与度の割には、発表後に相当上昇しています。このまま行ってくれるのか、それとも...??

 また、日経平均からの除外で、合併によって株数が余った分、三越(2779)伊勢丹(8238)の株が大引けで少し売られるかも知れません。それを待っていて買う人もいるかも知れませんので、これもまたどうなる事やら。

 明日、日中に板状況をご覧になれる方は、ユニーをめぐる戦いを鑑賞するのも楽しいと思いますよ。特に大引けラスト1分間は、魔女がびゅんびゅん飛び交います。


2008/3/23(日)

 少し前からなのですが、1月にエンジュクさんでセミナーを開催した時の様子を収めたDVDが発売されました! ぱちぱち。実際に私が今も使っているイベント投資の手法と、そのバックグラウンドとなる調査方法について解説しています。

 より深くイベント投資を理解したい、どんな調査方法をしているのかを知りたいといった方にお薦めです。詳細は以下のからどうぞ。

 どんな相場でも年率40%を目指す!イベント投資戦略セミナー

 あ、でもファンダメンタルズ分析とは全く関係ありませんので、それを期待して買っちゃだめですよ(笑)。さすがにこのサイトをいつもご覧になっているかたは勘違いしないでしょうけれども。


2008/3/21(金)

 BIGSQがあった先週の投資部門別売買状況が発表されました。外国人投資家が記録的な現物売りでさあ大変...と言いたい所ですが、日経平均先物を多く買って(or 先物売りを解消)いますので、売りの半分は裁定残のポジションを解消したような感じです。

 この動きは1月の中旬の底値の時にも現れていました。ということは希望的観測として一旦の底値が近いサインとなるかも知れませんね。

期間 TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
1月1週 ▲ 263,819 4,518 12,824 ▲ 246,477
1月2週 ▲ 268,214 46,243 ▲ 24,155 ▲ 246,126
1月3週 ▲ 141,236 122,087 ▲ 148,050 ▲ 167,199
1月4週 ▲ 46,840 106,059 ▲ 159,534 ▲ 100,315
1月5週 181,543 47,660 ▲ 372,412 ▲ 143,209
2月1週 ▲ 46,198 ▲ 109,823 ▲ 26,858 ▲ 182,879
2月2週 135,138 85,335 161,824 382,297
2月3週 ▲ 3,788 ▲ 106,346 ▲ 94,483 ▲ 204,617
2月4週 ▲ 57,972 94,802 ▲ 41,109 ▲ 4,279
3月1週 ▲ 201,018 ▲ 67,807 ▲ 294,993 ▲ 563,818
3月2週 20,089 401,422 ▲ 922,655 ▲ 501,143

 この現象はヘッジファンドへの貸出利率のアップや貸しはがしの影響で、現物買いの先物売りの裁定ポジション維持がコスト高になり、ある程度縮小せざるを得なかったのが原因ではないでしょうか。

 現物を持っていれば、空売り規制(50単位まで)に制限されず「売り」から入ることができますが、縮小するとそれが難しくなります。その副作用によって出来高も薄くなると考えられます(業界通の方の情報[Thanks!]+私の想像)。

 投資部門別売買状況に話を戻しまして、外国人投資家の売りの多くをを吸収していたのは信託銀行です。スバラシイ。急落時に頼りになります。個人投資家も買いにいっていますが、その規模は小さいです。食い下がり買いの疲れですかね。ここが踏ん張りどころ...となって欲しいですね。


2008/3/20(木)

 さっき、たまたま探し物をするため、東証の適時開示情報閲覧サービスを見ていたのですが、ホテル優待(2月、8月)で結構有名なレイコフ(8941)が、23:30に民事再生手続開始のリリースを出していました。

 私の手元にはまだ優待券があるのですが、まだ使えるんですかねぇ...と、呑気な事を言っている場合ではないですね。一度使おうと予約の電話をした時に、たらい回しにされそうだったので諦めた経緯がありました。また、サイトで予約しようとしたら、3月末までしか予約が入れられず、変だなとは思ったのです。

 優待内容とお得度だけで株式を保有するのは危険だということを再認識しました。


2008/3/18(火)

 とっても印象に残った昨日(3/17日)のスルガコーポレーション(1880)の一日チャートです。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 14:15分頃にそれは突然始まりました。私はたまたま板状況を見ていたのですが、売り板を全く見せずに、次から次へと買い板を飲み込んでいきました。

 一瞬誤発注かと思ったのですが、適度な間隔を空けながら買い板が消えていったので、これは大口の株主から依頼されたものをロボットで一気に売りに出たんだろうと想像しました。人間ではあんなスピードでは発注できまい。

 しかし、PERは1倍近辺、PBRは0.2倍近辺。整理ポストや監理ポストに割り当てられているわけでもない。優待は全国百貨店共通商品券5,000円、配当は10%超え。それでも売られる。株価は退場かそれに近い形を予測しているようですね...。


2008/3/17(月)

 昨年の夏、同じ信用収縮のパターンとして「サブプライムショック時」と「LTCM救済時」とのグラフを比較してみましたが、ドル円相場で言えば、今の「ベアースターンズ救済時」と比較した方がいいのではないかと思い、グラフを作成してみました。

 山の形が似ていると思われる所に合わせてみましたが、まあ似ていないですね(笑)。FRBの利下げタイミングの違いも考慮に入れていない、むりくりの比較です。でも心の安定剤として少しは利用できるのではないかと。



 形的に言えば、もう少し円高が進んだあたりで安定しそうな雰囲気です。グラフ中の80%レベルは、今のドル円相場で91円ちょっとです。

 同時期の日経平均についても比較してみました。今回の方が激しく下落しています。それでもまだ止まらないのかい? と突っ込みを入れたくなります。



 何度も言いますが、むりくり比較ですので、あくまで参考までに。

★★ お知らせ(CM)です ★★

 今週末の3月22日(土)に、フェアトレードさん主催で、斉藤正章さんのシステムトレード戦略セミナーが開催されます。日経平均先物のデイトレ用システムトレードの解説のようです。ひまわり証券さんの完全自動売買システムを利用するとの事です。

 斉藤さんの世界を直接感じてみたい、デイトレ自動売買のための実践的な方法を知っておきたい、自分の投資戦略の参考にしたい、といった方には適していると思います。私も参加予定です。席数が少なくなってきていますので、お申し込みはお早めにどうぞ。セミナーの詳細は下記ページに記載されています。
http://www.fairtrade.co.jp/saitomasaaki/systemtrade.html

★★ 以上お知らせでした ★★


2008/3/16(日)

 今週土曜日に放映されました「マーケットウィナーズ」にて、フィスコの岡崎さんがまたちょっと気になる事を「ボソッ」と言ってました。

 それは「ドルの独歩安と思われているけれど、南アフリカと韓国の通貨はドルに対して更に安くなっている。原因を調査中だけれど、通貨危機になっては困る」といった旨の発言です。岡崎さんはいろんな指標をみていますね。(出典: Yahoo! Inc.)

USD/KRW


USD/ZDR


 この発言を聞いて思った事は、「サブプライム危機」&「米国の景気後退」⇒「ヘッジファンドの破綻状態!?」&「高成長国の伸び悩み」 ⇒ 「ヘッジファンド撤退による円キャリー巻き戻し円高」&「高成長国の通貨危機(通貨空売りと資本の逃避)」といったシナリオが走り始めているのではないかと。

 アジア通過危機の時には、「アジア諸国の成長伸び悩み」⇒「アジア通貨危機(通貨空売りと資本の逃避)」 ⇒ 「LTCM破綻」 ⇒ 「ヘッジファンド撤退による円キャリー巻き戻し円高」といった順番がごく短期間に発生したように記憶しています。

 その当時とは通貨システムも違っていますし、発生順番も違っていますが、成長国の伸び悩み(まだ兆しレベルですが)とヘッジファンドの危機は、過去に見た風景を「プチ的に」再度発生させかねないのではないかと。

 とはいえ、対ドルで通貨下げている韓国について、株式市場のKOSPI指数はそれほど下げていません。通貨安はサムスンなどの輸出製造業は嬉しいためなのででしょうか。一方で日本の製造業は更に苦しくなる!?

 まあ、私の妄想レベルが単に行き過ぎているのかも知れませんね。いつものことですが(笑)。

 韓国の通貨安を調べていたら面白いサイトを発見しました。湖北庵通信(旧 浦安タウンの経済学)。ぜひご覧あれ! 韓国の状況を詳しく記載しています。

 貿易赤字がものすごい勢いになっているのもここで知りました。ついでに見つけたのは、ウォン安が韓国経済に及ぼす影響。こんな情報をすぐに日本語で読めるなんて、 ネットの力はすごいですね。


2008/3/13(木)

 先週の投資部門別売買状況が発表されました。日経平均前日比-3%超を2回記録した激動の週です。

 やっぱりと言うべきか、外国人投資家は大幅売り越し。現物、TOPIX先物、日経平均先物を合わせた額では、今年最高の売りを記録しました。 今年に入って外国人投資家の売買状況は、1週だけ買い越しで、あとはずっと売り越しです。

外国人投資家売買状況(単位 百万)
期間 TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
1月1週 ▲ 263,819 4,518 12,824 ▲ 246,477
1月2週 ▲ 268,214 46,243 ▲ 24,155 ▲ 246,126
1月3週 ▲ 141,236 122,087 ▲ 148,050 ▲ 167,199
1月4週 ▲ 46,840 106,059 ▲ 159,534 ▲ 100,315
1月5週 181,543 47,660 ▲ 372,412 ▲ 143,209
2月1週 ▲ 46,198 ▲ 109,823 ▲ 26,858 ▲ 182,879
2月2週 135,138 85,335 161,824 382,297
2月3週 ▲ 3,788 ▲ 106,346 ▲ 94,483 ▲ 204,617
2月4週 ▲ 57,972 94,802 ▲ 41,109 ▲ 4,279
3月1週 ▲ 201,018 ▲ 67,807 ▲ 294,993 ▲ 563,818

 一方で買っていたのは、個人投資家、投資信託、事業法人(自社株買い?)、信託銀行(リバランス買い?)。大きく下げたところでは皆さん、やってきますね。

 話題変更して、日経平均新規採用が決まり、昨日ストップ高となったユニー(8270)。今日も買い気配から始まって株価が乱高下しましたが、相場全体の動きにも飲み込まれ、結局はいつもの寄り天井のような形となりました。(出典: Yahoo Japan Corporation.)




2008/3/12(水)

 日経平均採用銘柄について「予想が当たった銘柄はご褒美の買い気配、外れた銘柄はペナルティの売り気配」と大抵そんな展開になるのですが、ユニー(8270)がストップ高まで行ってしまいました。久々に見ました。スカパー(現スカパーJSAT)以来ではないでしょうか。

 一方で、大本命だったヤマダ電機(9831)は意外なほどあっさり寄り付いて、前日比プラスまで上昇。が、しかし、そこから下げていきました。朝方は「外れ」を想定してい人の大量買い戻し、その後は「当たり」を想定して人の本格的売りでしょうか。これもあまり見かけないパターンでした。そういった意味で一番素直だったのはローソン(2651)でした。一日チャートを見てみましょう。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

ヤマダ電機(9831)


ローソン(2651)


 日経平均寄与度の観点から、ユニーは昨年9月に日経平均に採用された時のJ.フロントリテイリング(3086)とは似ています。しかしながら、発行済株式数はJ.フロントリテイリングよりも半分以下で、予想需要1,400万株は全株式の7%にも相当しますので、面白さは更にアップします。

 ただ、まだ採用まで期間がありますので、そこは慎重に...。

 全然話題変更して、今日思いっきり発注ミスをしてしまいました。何を血迷ったのか、上海株式指数投信(1309)を空売りする所を、S&P日本新興株100(1314)を空売りしていたのです。

 昨日のテレビ東京「ガイヤの夜明け」を見て、中国はかなりの末期症状じゃないか(TVの内容をまともに信じるのは相当危険ですが)と思ったことと、NYが大幅高で、打診売りには丁度いいタイミングじゃないかと(むちゃ素人発想)。

 しかし、昨日が新規上場だった「S&P日本新興株100」が空売りできるとは知りませんでした。それが間違いに気がつくのが遅れた原因です(苦笑)。流動性はあまりないのですが、マーケットメークしていると思われるやや厚めの売り板と買い板はありますので、ぶつける事は可能です。

 今後様々なETFが上場され、それらは空売りも可能となるでしょうから、サブプライムを空売りして大きく儲けたファンドのような事も一般投資家で実現可能となりますね。今日の誤発注でそう気がつきました(笑)。こういった投資幅が広がる方向は大歓迎です。ところで石油のETFも上場してくれないかなぁ...。


2008/3/11(火)

 本日、日経平均株価銘柄入れ替えのアナウンスがありました。大本命のヤマダ電機(9831)は落選し、私の予想では2番手だったユニー(8270)が採用となりました。

 結局、「みなし額面」に関しては筋を通した形ですが、「ランク順」に関しては恣意性が入った形です。やはり過去の大規模入れ替え時とファーストリテイリングの入れ替え時のトラウマがあるのでしょうかね。

 今回は、私の事前予想に沿ってヤマダ電機を買われた方、ご期待に沿えず申し訳ないです。でも私も立場は一緒なのです(泣)。ヤマダ電機なら入れ替え日に会社休もうかと思っていたのですが、その心配は無用でした。

 ここは気持ちを切り替えて、どうユニーを攻略すべきか、検討することにします。あああ、残念。因みにユニーの日経平均買い日は3/25(火)です。


2008/3/9(日)

 今月の三越、伊勢丹統合による、日経平均の採用候補銘柄の勝手予想です。自分で全銘柄を調べきれないので、各証券会社の予想や日本証券新聞の記事を参考にしています。

勝手予想 コード 銘柄 みなし額面 みなし株価 日経平均寄与度
9831 ヤマダ電機 50 9020 2.90%
8270 ユニー 50 780 0.25%
2651 ローソン 50 4110 1.32%
2446 パシフィックゴルフ 50000 103 0.03%
  4307 野村総研 10 14275 4.59%
  2432 DeNA 50000 604 0.19%

 ヤマダ電機(9831)ローソン(2651)野村総研(4307)が記載通りのみなし額面で採用されると俄然ヒートアップします。DeNA(2432)ユニー(8270)だと前回のふくおかFG程度、パシフィックゴルフ(2446)だと、あっそ、程度になります。

 発表日についてですが、明日以降いつあっても不思議ではありません。最近の上場廃止時の入れ替え時には、上場廃止の申請が東証に出された後(豊田通商採用時)か、上場廃止が間違いなく決まってから(ふくおかFG採用時)でしたので、3/17週のあたりまでずれ込むかも知れません。

 因みに3/7日終値段階での日経平均寄与度TOP20は下記の通りです。ヤマダ電機、野村総研、ローソンがそのままのみなし額面で入ったら、影響度上位に組み込まれる事が分かります。

コード 銘柄名 みなし株価 日経平均寄与度
6954 ファナック 9230 2.97%
6971 京セラ 8480 2.73%
9983 ファーストリテ 7540 2.42%
7751 キヤノン 6795 2.18%
6762 TDK 6560 2.11%
9433 KDDI 6080 1.95%
7267 ホンダ 5980 1.92%
8035 東エレク 5960 1.92%
9984 ソフトバンク 5754 1.85%
4543 テルモ 5400 1.74%
4502 武田 5350 1.72%
7203 トヨタ 5330 1.71%
9735 セコム 5300 1.70%
4063 信越化 5240 1.68%
9613 NTTデータ 4780 1.54%
6857 アドテスト 4620 1.49%
6758 ソニー 4610 1.48%
6367 ダイキン 4410 1.42%
4503 山之内 4150 1.33%
9766 コナミ 3970 1.28%


2008/3/6(木)

 先週の投資部門別売買状況は小動きでした。外国人投資家がちょっとだけ売り越し。個人投資家も、信託銀行も売り越し。そんな中で買い越したのは事業法人でした。自社株買いじゃないかと思います。

 少々気になるのが、ずっと買い越しを続けていた信託銀行が、ここ3週ばかり売り越しに転じた事です。年度末に向けた調整の売りでしょうかね...。

 いつものグラフです。外国人投資家の買いは少しだけ良化傾向ですが、底這い状態に変わりありません。もう少し時間がかかりそうです。




2008/3/5(水)

 会社四季報の春号が発売間近になりました。いつも会社四季報発売前の「オール投資」には、ランキングが掲載されたりするので便利です。しかしながら、個別銘柄の今後の行き先を知るために、コメント欄を重視している人も多いと思います。

 その場合、今までであれば「四季報CD-ROMをインストールして全文検索で良い銘柄をピックアップし、翌日に備える」という事で、半歩ほど先に対応できたのですが、これからは、それではもう遅いかも知れません。

 というのも、今日あたりからいくつかの銘柄は「四季報先取り」としてコメント欄付きで公開され始めました。ここのコメント欄がそのまま四季報に掲載される確率はかなり高いと思います。前回イビデンの「絶好調」コメントは、この形ですでに公開されていました。

 「情報を先に得る方法・時期」は、どんどんと変化しています。ということは、こういった情報を使う投資戦略もどんどん変化させなければならないという事になります。立ち止まったらだめですねぇ(笑)。以前はCD-ROM検索だけで結構行けたのですが、今後は「四季報先取り」で掲載されていないかの確認が必要となるかも知れません。

 ちなみに私はこの「四季報先取り」を、楽天証券マーケットスピードの「四季報速報」でチェックしています。


2008/3/1(土)

 フィスコの岡崎さんは、私が毎週チェックしている番組「マーケットウィナーズ」にて、他の人とは違った視点、指標を持ち込んで解説する方で、この方の発言は聞き洩らさないようにしています。

 昨年「サブプライム」という言葉を取り上げたのも「ぐっちーさんの金持ちまっしぐら」と同時か、それよりも早いくらいだったように記憶しています。

 そんな岡崎さんが「相場ローテーションを読んでお金を増やそう―次の株高はいつ始まる?」という本をつい最近出版しました。

 過去の経験と実際の指標から相場ローテーションを解説した説得力のある本です。でも内容をちゃんと把握するには少々根気が必要な部類です。

 その本の第4章に「年後半に日本株の出番が来る」と、今後の相場についての予想が記載されているのですが、その内容が私にとって衝撃的でした。その内容とは:

「米国の株価は、やはり高値から20%以上の下落が起こり、株式市場が壊滅的な状態に陥ることで世界のインフレ懸念が後退し、新たな時代がまた始まるとみているのです。」

 もうちょっと段階的に説明すると:
  • 米国の住宅不況はまだ解決されていない
  • 住宅不況によって米国は景気後退に入る
  • 景気後退懸念によって原油や金の価格はピークアウトする (マジ!?)
  • これによってインフレ懸念がようやく払拭される
 この根拠としては「米国REIT指数が高値から15%以上下落すると、その時点から1年以内に米国株は高値から20%以上の下落となる」という過去の法則から導き出されています

 もう既に米国REIT指数(ティッカー DJR)は15%以上の下落を記録しています。瞬間風速的にダウも高値から20%程度下落しましたが、そこで終了はしないのでしょうかね...。

 更に通貨の予想として
  • 2008年は一貫して円高になる
  • 最初はユーロと円がドルに対して高くなるが、年後半から円の独歩高の可能性もある
  • 円高トレンドが続くと通貨高国への投資妙味から、外国人投資家の資金が流入し、日本の新興株式市場が上昇する
 いやはやすごいです。過去の相場サイクルに基づく予想なので、おいそれ無視する事はできません。円高予想はまさしくそのまま行きそうですね。

 実際に過去にそういった経緯があったのか、いくつか調べてみようかと思います。




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