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2006年1月


2006/1/30(月)

 今日は12月に東証一部新規上場を果たした 古河スカイ(5741)、パシフィックG(2466)、ワコム(6727) と 昇格銘柄のバルス(2738)、マザーズからのリサ・パートナーズ(8924)、フィデック(8423)のTOPIX買い日でした。

 銘柄が多く分散したためか、成績はかなり良いほうでした。FFWが高いワコムだけがマイナスで、それ以外はプラスです。もしかして、TOPIX買いに向かった人はFFWの値に惑わされたのでしょうか? もちろん、本当に見るべきところは「FFW調整後の時価総額」です。表中の時価総額は、TOPIX買い日前日の値です。

コード 銘柄 上昇率 時価総額(億) FFW FF調整後の
時価総額(億)
2466 パシフィックG 2.32% \3,030 0.26 \787.88
6727 ワコム -2.29% \1,071 0.6 \642.54
5741 古河スカイ 3.13% \1,524 0.19 \289.53
2738 バルス 3.16% \432 0.23 \99.43
8924 リサ・パートナーズ 6.51% \612 0.49 \299.86
8423 フィデック 8.74% \542 0.19 \102.90

パシフィックG(2466)


ワコム(6727)


古河スカイ(5741)


バルス(2738)


リサ・パートナーズ(8924)


フィデック(8423)



2006/1/29(日)

 今日エンジュクさんに、懇親会の人数を大体把握したい関係上、セミナーの参加人数を問い合わせてみました。「残席わずか」と記載されているので、どれくらいかと思ったら、100名近くになると予想されるとのことで、びっくりしました。本当に気が引き締まる思いです。

 皆様とは、オンラインでも、オフラインでも、お互い切磋琢磨し、そして賢い投資家となり、当ページやセミナーに集まってくれた方が全員、ゆったりとした引退生活を送ることができたらと本気で思っています。

 さてと、90分ですぐ話せる! 奇跡の英会話テクニック!!を更新しました。第6回目です。これからは「英会話をマスターしたい」と思っている人向けに記載しますよー。


2006/1/28(土)

 今日の夜9:00から放映された「NHKスペシャル」での為替相場におけるヘッジファンドの攻防・戦略は考えさせられることが多かったです。ありとあらゆる情報を総合的に分析し、実際に確かめて、相場を張っている。それでも失敗はありえる。

 株式相場でも、こういった人たちと渡り合っているのですね。どうりでそう簡単に自分の思い通りにはいかないわけです(笑)。

 この番組を見逃した方は 30日の深夜 0:15〜1:07 で再放送するようですので、FXをやっている・考えている方は特にご覧あれ。

 話は変わりますが、以前ご紹介した私のセミナーが4週間後にあります! つまり、あと3週しか準備がない! ということで、夕凪通信は継続しますが、投資戦略はしばらくお休みする可能性が高いです。ごめんなさいね。これが一番言いたかったことだったりします(笑)。


2006/1/27(金)

 昨日取り上げた投資部門別売買状況について、個人投資家が買って、自己売買部門が売っていた事実をどう解釈すればよいか、今日はずっと考えていました。私の結論は以下の通りです。

 「買い」は予想以上にしっかりとしている。下値では個人投資家が口を開けて待っている。また「虎年の獅子座」さんが、昨日(1/26)のコメントに取り上げていましたが、「ダイワ拡大成長株ファンド」の募集額が驚きの金額に達しているとのこと。

 一方で「売り」は底が薄い。「自己売買部門」だけが一生懸命売り仕掛けしているものの、「外国人投資家」はそれには乗っていない。売り仕掛けは、長期で維持することはできないので、いつかは買い戻すことになる。

 つまり、下落はそんなに怖がることはないのではないかと思うのです。今日上昇したのは、「自己売買部門」が買い戻しに入ったのも一因ではないでしょうか。来週の投資部門別売買状況は注目です。

 そうして、近いうちに「ライブドアショック」は、「信用維持率の調整」「不動産融資の監視強化」の時ように乗り越えてしまって、株価は更に上昇するのではないでしょうか。

 もしこれが現実になったら、しかしながら困ったことも発生します。「リスクに鈍感」になってしまうことです。何度も何度も困難を乗り越えると「今度も大丈夫だよ」と真剣に考えることを放棄してしまう可能性があります。

 そして、本当のリスクがやってきた時、「今回も大丈夫」と勝手に判断し、逃げ遅れてしまう可能性が高くなるのです。ITバブルはまさにその通りだったと思います。いつの間にか、リスクに対する感覚が鈍らないように気をつけたいものです。


2006/1/26(木)

 毎週木曜日は、ロト6の発表日でもあるのですが(笑)、投資部門別売買状況の発表日でもあります。

 先週のライブドアショックの中、一体誰が勇気を持って買いに向かったのかと見てみると、意外にも個人投資家でした。しかも「現物買い」が殆どです。今まで現物買いはプラスになることがほとんどありませんでしたから、大きな変化です。

 一方で売りまくったのは、自己売買部門です。外国人投資家は、先週よりも更に小さくちょろちょろ買い越し。東証二部では、外国人投資家はかなり売り越しでしたが、ここでも個人投資家が現物で大幅に買っています。

 これで見えたのは、下値を待っていたと思われる個人投資家が、投売りを受け止めて、現物買いをしてくれた姿です。そして売り仕掛けたのは、外国人ではなく、自己売買部門です(多分)。うーん、意外と底は個人投資家の層で固められているのかも。

2006年1月3週 単位(千円)
自己売買部門 -603,313,722
個人投資家 529,685,962
外国人投資家 23,828,298

 ここでちょっと気になったのは、ライブドア関連株の代用有価証券評価額をゼロにしたのは「証券会社」ということです。自己売買部門はもちろん「証券会社」です。

 もしかして、ライブドアショックを、証券会社が自作・自演していませんよねぇ? 一応ここ2ヶ月の自己売買部門の週間売買額の推移をみてみます。怪しいと言えば、怪しいですが、「たまたま」と言われれば、そうだねとも思える数値ではあります。

自己売買部門(千円)
2005年12月1週 -283,371,914
2005年12月2週 -194,728,034
2005年12月3週 194,312,967
2005年12月4週 -404,147,232
2006年1月1週 -131,931,516
2006年1月2週 -381,884,168
2006年1月3週 -603,313,722

 まあ、マネックス証券は自己売買部門は持っていないし(ですよね?)、そう考えると、私の妄想なんでしょう(笑)けど、ちょっとだけ引っかかります。


2006/1/25(水)

 今日も終わってみれば、前日比とさほど変わらず。とりあえずの下値押しは回避された形になりました。TOPIXの動きは、昨年の下落パターンとほぼ一致しています。



 じゃあ、ついでにということで、JASDAQ平均はどうだったのか、グラフにしてみました。



 JASDAQ平均の方は、実は一昨年の下落パターンに近い状況で、意外にも今年の方がまだ「やさしい」です。堀江社長が捕まったニュースが、材料出尽くしとなり、最後の一押しを回避したような形になりました。一昨年同様、これから、じわじわと上昇してくれますかね?

 私は2年前のこの急落を体験して、「信用追証に伴う売り」がどんな状況を巻き起こすのかを初めて知りました。この時も確か午後から急落したと記憶しています。この時もソフトバンク(9984)は、激烈な下げに見舞われました。

 年末年始は調子が良すぎて、このままだと数年でビルゲイツの資産を超えるかと思いましたが、市場はちゃんと、元の正しい位置に戻してくれました(笑)。


2006/1/24(火)

 これだけ毎日上下に株価が振られると、精神的にピリピリしますね。ここ1-2週間の経験は、通常の1-2年の投資経験に匹敵するのではないでしょうか。ドラクエやファイナルファンタジーではないけれど、経験値を積む事で、どんどん賢い投資家に向かっていると思います。

 さてと、近視眼ではなく、大局を占うということで、面白い記事を見つけました。
ITバブルを予言したエコノミスト、次なるバブルを予測(上)
ITバブルを予言したエコノミスト、次なるバブルを予測(下)

 ここで紹介されているエコノミスト、ハリー・S・デント氏 について、私は全く知識がなく、どれだけ信頼がおけるのかは把握していません。娯楽としてお楽しみ頂けたらと思います。


2006/1/23(月)

 「堀江社長逮捕」への報をWebで見たときに、一瞬ガセネタかと思ってしまいましたが、そうではなかったのですね。「株は自己責任」とは言うものの、あまりにも強烈なニュースです。

 おかげで、引け後に発表したヤフー(4689)の増益ニュースは、すっかり影が薄くなってしまいました。ライブドアからは広告主がキャンセル注文が数多く出てているとの報道ですので、ますますヤフーは一人勝ち?

 さてと、今日の株価の下がり具合をチェックしてみましょう。新興市場ではなくTOPIXです。一度底値をつけてからの株価の弾み具合は似てくるものですね。明日以降が正念場です。2004年のように更に転げるか、2005年のように、そこで踏みとどまるか... 。




2006/1/22(日)

 昨日は株式関連の雑誌発売日だったのですが、大雪で外出できなかったため、今日買いに出かけました。着いてびっくり、以前にも増して本屋さんに雑誌が大量に置いてあり、更に「立ち読みしている人、買っている人」も多かった。ついでに株式のコーナーも見に行ったら、たくさん人がいるいる。

 これだけ株価が下がるとモチベーションも下がりそうなものですが、たくましいですね。ここ数週間は調整は余儀なくされてしまうかもしれませんが、投資家の底上げの兆しあるので、ここしばらく「買いを中心」に置こうかと思ってしまいました。

 さて、90分ですぐ話せる! 奇跡の英会話テクニック!!を更新しました。第5回目です。全体の約 1/4 終了です。以前にも記載しましたが、「魔法の3フレーズ」を覚えるだけで、相当英語を話せるようになりますので、是非覚えて下さいね!

 投資戦略はお休みさせてもらいました。先週は体力と精神力を随分と鍛えられたので、今週は完全に休養モードです。さて、これから明日以降の戦う準備を整えましょうかね。


2006/1/21(土)

 今日の関東地方は、すっかり大雪です。私の出身が雪国だったこともあり、結構楽しんでいます。しかし、それでも寒い寒い。そして気が付けば、またまた石油価格が上昇中。

 私の記憶が確かであれば、先日、WBSの番組中でジムロジャースが述べた「石油価格はまだまだ上昇する」「これから日本の市場に参加する人は慎重になるべきだ」といった内容が、ばっちりのタイミングで発生しつつありますね。さすがです。

 さて、今週の水曜日にご紹介しました「過去の下落パターン」との比較を、底値をつけた日程に合わせて修正してみました。

 新興市場の下落が激しいため、過去よりもはるかに暴落したように思えますが、TOPIXで言えば、実はまだ「甘い」のです。



 市場が閉じてからの「アメリカ牛肉輸入禁止」と「米国市場の下落」ですが、上昇中であれば、影響範囲は限定的だったでしょうが、今の相場状況だと、また激しく上下に振れるかも知れません。

 昨年秋から今まで封印していた、「空売り」を利用することも考慮に入れていきましょうかね。


2006/1/20(金)

 最近の株価ジェットコースターの日々を皆様、いかがお過ごしでしょうか。ある意味、本物のジェットコースターより、ドキドキハラハラしますね。

 今日の午前中のまま高値を維持することができれば、再び甘い夢を追えるかと思ったのですが、残念ながらそうは行きませんでした。お昼過ぎからの急落で「またかよ」と覚悟したのですが、しっかりと買い支えてくれる人がいて、正直ちょっと感動しました。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 そういえば、東証のシステム処理能力の限界によって、毎日大引けがなくなる可能性があります。ということは、インデックス採用による「引け際の急激な上昇」が消え去る可能性があります。

 もしかしたら、みんな VWAP に移動し、投資戦略の一つが使えなくなるのかも知れないのは、ちょっと困るなぁ。まあ、それならそれで、VWAP対応の新しい投資戦略を生み出せばいいか。


2006/1/19(木)

 今日は予想より全然早くリバウンドしました。昨日の東証の売買停止のアナウンスが、市場の回転も早めたのかも知れません。前日の14:00頃の激烈な下げがクライマックスだったようです。

 とりあえずは株価は多少戻りましたが、これから何処へ行くのか全く分かりません。強い方に賭けてみたい気もしますが、あせらず、あわてず、市場が開いている限り、いつでもチャンスが訪れますので、よく考えていきましょうね(と自分に対して言ってみる)。

 さて本日、先週の「投資部門別売買状況」が発表されました。外国人買いはプラスですが、前週同様、その割合はかなり細いです。その代わりに個人が大幅買い越しです。



 また、面白い事に、東証2部は、個人と並んで、外国人投資家の買いが多く入っていました。新興市場を上昇させたのは、個人ばかりではありません。従って、今回の激烈な下落局面では、外国人投資家も相当痛んだと思います。

 外国人投資家は今後、主体として活躍しそうにありませんので、後は個人投資家がどこまで代理を果たせるかで今後の行方が決まりそうな雰囲気です。

 話が飛びますが、今日意外なニュースは「与謝野金融相がマネックスに対して、担保価値をゼロにしたことに対して批判した」ことです。

 予想外の株価の下落に恐れを抱いたためかも知れないですが、これでは昨年末に話題となった「最低委託保証金率の引き上げ」は、とても実現できる雰囲気ではない気がします。


2006/1/18(水)

 「船が沈みかけたら祈るな! 飛び込め!」の格言が実感できる今日の相場でした。

 今後も株式投資を続ける限り、こういったことは何度も経験するでしょう。今日はそのための事前準備として「こんな時は、どのように行動すべきだったのか、振り返りなさい」と宿題を頂いた気分です。

 最近デビューした、現物取引のみを行っている投資家は、なぜこんなに下がるのかを理解できないかも知れません。また、最近信用取引を始めた人は、その恐ろしさを実感していることだと思います。

 ここ2日間で随分下がりました。明日も午後までは引きずるかも知れません。ストップ安の銘柄の信用残の整理できていないことと、下げに驚いた日本と海外での投資信託の解約による売りがまだ残っていると思うからです。

 また、過去のTOPIXの下落パターンと比較しても、明日はもう一回、あっても不思議ではありません。



 いずれにせよ、ここ1-3日中にリバウンドが入るとは思いますが、気をつけてくださいね。2004年の下落では、その後、もう一押しがやってきました。私の過去の経験上からも、リバウンドが入った後に再び下落する可能性が高いです。台風の目のつかのまの休息みたいなものです。

 リバウンド買いは入れても良いと思いますが、長期ならともかく、短期の投資家は、まだまだ油断しないで下さいね。


2006/1/17(火)

 今回のライブドア騒動で問題となっている点は、今朝の日経新聞には随分と詳しく掲載されていますね。

 過去シーマ(7638)は、101分割後の不自然な取引で、JASDAQから監理ポストに放り込まれたことがあります。東証も甘い顔はできないでしょうから、ライブドアマーケティングに対して、監理ポストに留まらず、上場廃止もありえるかも。ライブドア本体の関与も明らかであれば更に...。どちらも、監理ポストとなった瞬間に、代用有価証券としての価値は0です。

 現実の問題として、まだ株式の下落が終わっていない気がするのです。その理由は:
  1. 信用追証の売り (ライブドアの売りはまだ継続中)
  2. 最近参加した株式投資家の撤退 (やっぱり株式市場は怖いところ)
  3. 海外勢の信頼失墜 (エンロンと一緒じゃないの)
 この予想が外れた方が、私にとってもいいのですが。最初はライブドアだけの問題で、株価への影響は軽いと考えていたのですが、正直「かなりヤバイ?」

 まあ、これも相場ですね。こういった大波を体験してこそ成長するのだと思えば、「今日は痛くなんかない」と3回唱えて、ゆっくり寝るとしましょうか。

 記念に今日の日経平均とJasdaq平均の推移を掲載しておきます。見事な行って来い! でした。(出典: Yahoo Japan Corporation.)






2006/1/16(月)

 投資は日々の労働から解放されるが、その代償として日々のリスクを背負う。

 そのリスクが実現化しつつあるのが、今日の夕方に強制捜査が入ったライブドアです。どんな理由であれ、ライブドアの株式を所持している人は、明日からのシナリオをいくつか用意する必要があるでしょう。

 私は幸いなことにライブドアの株式を所有していません(今まで買ったこともありません)が、こういった突然のリスクは、どの銘柄であれ常に背負っているのだということを改めて思い知らされた気がします。

 それにしても、なぜ「今の時期」に「ライブドア」を対象にしたのでしょうか? 表面上は「風説の流布」と「虚偽記載」のようですが、裏側に何かメッセージがあると感じてしまいます。

 理由をあれこれ考えてみたのですが「ダイナシティ(8901)を子会社化したことに絡む裏社会との提携に対する警告」と私は捉えましたが、これは私があまりにも想像力を膨らませすぎてますかねぇ?? (詳細は、きっこの日記 1/10日とそれ以前でどうぞ)

 さて本日、新年最初の週の「投資部門別売買状況」が発表されました。外国人買いはプラスですが、12月の最終週同様、その割合はかなり落ちています。実質2.5日しかなかったことも影響しいるのかも知れません。個人はマイナス(信用取引分はプラス)です。

 それでも株価は落ちない所を見ると、今は「細い外国人買い」と「細い信託売り」との間でバランスが取れているのかも知れません。



 しかしま、東証一部、大証一部などの伝統市場を主戦場としている投資家と、その他の新興銘柄を主戦場としている投資家では、今見える風景が全く違っていると思います。

 新興銘柄を主戦場としている投資家は、今月、あまりにも株式市場が好調のため、そのうちに、会社行きたくなくなる人が多数出てくる気が...。


2006/1/14(土)

 ここ数日間、サンリオ(8136)の株価の行方を注視していました。3月優待銘柄なので、ちょっと買うには早いか思っていたのですが、チャートが綺麗な上抜けの可能性を示唆していたので、買い出動する準備を整えていました。

 サンリオ(8136)は、11月下旬から12月中旬まで年初来高値を更新し続け、そこでしばらく、もみ合いが続きます。そして1月を過ぎて「ふるい落とし」にかかります。そして「ふるい落とし」が完了した1/11日に株価が反転。そして1/12日に続伸します。(出典: MarketWatch, Inc)



 最後の残る壁は 12/26日につけた年初来高値の1955円です。1/13日はこの壁を突き抜ける可能性がある最初の日でした。

 午前中、寄付きから「窓」を開けて続伸しますが、1955円の壁を越えられずにいました。ところが10時過ぎ、勇気あるチャレンジャーが、大口の買いを入れて一気に1955円を突き抜けます。そして断続的に高値を更新し、午前の取引だけで前日の出来高とほぼ並ぶ所まで届きました。

 そして午後の寄付き時に、午前の終値である1986円を境に売りと買いが互いに大きな壁を作ります。私はここで買い参加しました。出来高の多さから、この日の終値でも1955円を超える可能性が高く、ここを越えてしまえば、積極的な売り手は消えると考えたからです。そして終わってみれば、前日比 +13.39% の大きな上昇で終了しました。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 もちろん翌週以降に急落の可能性もありますが、この日の上昇で買い遅れた人が下値で待っているでしょうし、3月の株主優待の下支えもあるので、多少下げても、そんなに心配する必要はないかなと思っています。

 1月優待のドクターシーラボ(4924)、2月優待のココスジャパン(9943)を追っていて、このようなチャートの形に気がつきました。どちらも今のサンリオと全く同じようなチャートで上昇しています。(出典: MarketWatch, Inc)

ココスジャパン(9943)


 まあ、でも、今回は「たまたま上手くいっただけ」なのかも知れませんし、そしてまだ「成功した」とは断言できません。それでも、チャートとイベント投資を組み合わせると、ものすごく投資効率を上げるのではないかと思う今日この頃なのです。


2006/1/13(金)

 今日も誤発注のニュースがありまして、大和証券SMBCが、三井住友海上火災保険と三井住友FGを間違ったとのことですが、一日チャートを見る限り、それとはなかなか分からないですね。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 最近でこそニュースになっていますが、昔からあったと思います。私もごくたまに、売りと買いを間違ったりします(笑)。

 これで他の証券会社が儲けたら、やっぱりジェイコム同様、利益を提供するように要請されるのでしょうか? それが可能なら、もし自己売買で損しても、「誤発注」と宣言して、他の証券会社の儲けを奪い取る作戦もありますね。ジェイコム株の利益だけを提供させるのは、結構無理があるような。


2006/1/12(木)

 たまには、こんなページでリフレッシュはいかがでしょうか。ミートリックス(http://www.peta.org/feat/meatrix/)。以前、溜池通信で紹介されたページです。映画のマトリックスをご覧になっているのであれば、内容は大体想像がつくと思います。最後にベジタリアン・スターターキットの申し込みページに飛ぶのはご愛嬌。

 あともうひとつ、中村屋(http://www.geocities.jp/czounet77/nakamura.html)。どちらも 音声ONでお楽しみください。


2006/1/11(水)

 年末の最終週について発表された投資部門別売買状況を見ると、外国人買いは継続していますが、その割合はかなり縮小しています。個人と投資信託の買いが活発です。

 年末で売買が細るという特殊事情もあったでしょうが、このところ、外国人買いが細っているのに、株価は構わず上昇する現象が起きています。これはどういったことを意味するのでしょうか。



 多分、2つの理由があって「個人投資家の新規参入によって投資金額が増えている」ことと「株を売りたい人が減っている」ことではないでしょうか。株を売りたい人は、ポートフォリオのバランスを取るため、値上がりした株式を売って、債券を買う年金運用ではないかと。

 もしこのまま、新規参入が相次ぎ、売りたい人が減り、公定歩合も量的緩和もそのままにしていると、もしかしたら大旋風が起こるかも... と甘い期待をしてみたりします。


2006/1/10(火)

 月曜日に海外市場で円高が進み、以前にご紹介した投資戦略「金(きん)」で、日経平均が下がった!? 」の後半部分が当たっているならば、海外勢好みの東証1部の銘柄は試練かな思っていら、あまりにもその通りになってちょっとびっくりです。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 一方で Jasdaq を中心とした新興市場は海外勢の影響は少なく、プラス引けです。日経平均300円下げは「どこ吹く風」という感じですね。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 因みに前回、海外市場で120円から117円まで急落した翌日の12/15日の日経平均のチャートも参考までに見てみます。その時も200円程値下がりし、最後にスコンと落ちる所も一緒です。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 1月は季節柄「J高東低(Jasdaq などの新興市場が高く、東証1部の伝統銘柄が低くなる)」になりやすいので、たまたまそれが出ただけなのかもしれませんが、それでも急激に円高になった翌日は、東証1部の大型銘柄は多少の覚悟しておいた方が良いようです。

 前回の円高は、「金相場が関連した一時的なもの」と考えることができましたが、今回はアメリカ利上げ打ち止め観測による円高へと向かったので、いつまで円高が続くか分かりません。しかしながら金利差が縮まったわけではないので、そんなには心配する必要はないかと思っています。

 従って、前回の円高は絶好の買い場を提供しましたので、もしかしたら今回もと思い、底を確認できたら買い手に回ろうかと思うのですが、2匹めのドジョウはいますかね!?


2006/1/9(月)

 90分ですぐ話せる! 奇跡の英会話テクニック!!を更新しました。第四回目です。ここで公開しました「魔法の3フレーズ」を覚えるだけで、相当英語を話せるようになりますので、是非覚えて下さいね!


2006/1/7(土)

 日本経済新聞に連日広告を打っていたので知っていたのですが、小学生を対象にした「株のがっこう」が大盛況だったようですね。マネックス社主催で、実際の子供用口座に10万円を入れてしまう、人目を引いた企画です。

 子供のうちから株式投資を勉強できるなんて、なんと恵まれた環境にあるのだろうかとつくづく思います。きっとこれらの世代の中から、何人もの伝説の投資家が生まれることでしょう。

 ただちょっと気になったのは、これだけ環境が変わりつつあるのに、教える側が何も変わっていないことです。相変わらずの「長期投資」「分散投資」の伝統的な考えをメインにしています。これもひとつの投資方法であることは理解できますが、そのデメリットも教えるべきでしょう。

 「長期投資」は相場の雑音から開放され、余分なことを考えなくても良くなる手法である一方で、「リスクに対して鈍感になりやすい」というデメリットも生じます。

 私は初期に「長期投資」で大きくお金を増やしましたが、同時に米国ITバブル崩壊から逃げ遅れる事になりました。

 ITバブル期に有望だと確信し、誰もが手にしたシスコ株は、その当時は一株あたり$100近辺でしたが、今の株価は$20に届かず。もうちょっと前だったら自動車株や航空会社の株なども有望だったでしょう。フォードの株やユナイテッド航空の株価は今やどうなっていることか。

 また、「分散投資」はリスクを軽減する手法ではありますが、大金持ちになる確率も一緒に軽減する手法です。「分散投資で大金持ちになった」と言う人を、私は知りません。

 「長期投資、分散投資が善である」のように、一面的な見方しか教わっていない子供の将来が、私と同じ道をたどるかも知れないと思うと、ちょっと心配になったりします。


2006/1/5(木)

 今まで相場を引っ張っていたソフトバンク(8894)アーバン(8868)などが"ひと休み"しても、相場全体が停滞することなく、小売関連株が代わりに上昇したりと、全体がしっかりしています。ここまで順調だと、何もコメントすることもなくなっています。

 少々極端な言い方をすれば「右肩上がりのチャートを描いている銘柄の中から、ダーツで投げて当たった銘柄を買え」でしょうか。もちろん、下落に対して、常に油断してはならないですが。

 そんな中、私が心配なのは、イスラエルの「シャロン首相が入院」のニュースだったりします。ようやく火種が収まりかけてきたのですが、これによって再び混乱した場合に、市場に影響が出るかもしれません。

 最後に、日興シティグループの誤発注による日本製紙(3893)の1/4日の株価の推移です。11時ちょっと前に急激に上昇し、引け間際に買い戻ししたけれど、戻しきれなかった様子がくっきり現れています。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 しかしながら、この程度の推移だと、誤発注なのか、大きめの買いが入ったのか、ちょっと分からないですね。


2006/1/4(水)

 昨年の大納会の下げで、大発会はどうなることかと思ったのですが、ちゃんと例年通りに株価は上昇してくれました。 (出典: Yahoo Japan Corporation.)



 明日以降は、例年通りであれば、やや軟調な地合いになり、新興市場はすぐ3日目からは上昇基調に転換、伝統市場はもう数日長引く傾向にあるのですが、さてさてどうなるでしょうか。

 過去の大発会の一日チャートを参考として探していたら、2004年(2年前)の大底から復活し、多くの投資家が儲けた翌年の大発会と酷似していることに気が付きました。10時ちょっと前に安値をつける所まで似ています。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 もちろん、たまたまたま「似ていた」だけの可能性があります(大納会は似ていませんでした)。よって、単に参考までとしてご覧頂きたいのですが、2004年の大発会翌日のチャートを掲載します。9:30あたりからジワジワ値下がり始めたら、このパターンになる可能性もあるかも...(出典: Yahoo Japan Corporation.)





 そういえば、今日はやけに不動産セクターが下がっているなぁと見ていたら、「日銀、不動産融資の監視強化へ・バブルの芽を懸念」のニュースからとの噂ですね。

 これで思い出したのは、「東証、信用取引規制強化へ」のニュースです。同じく日本経済新聞の記事です。株価は一瞬下落したものの、これに負けずに上昇しました。となると、不動産セクターも絶好の買い場を提供しているのかも... と、「2匹めのどじょう」を狙いたくなったりします。-- 自己責任でお願いしますね。念のため --。


2006/1/1(日)

 あけましておめでとうございます。本年もご愛顧の程、よろしくお願いします。

 新年早々、松井証券から随分と気合の入ったメール(最新号のみ公開ですので、お早めに!)が届いたので、少々驚いています。そうなんですよね、手数料さえある程度見直ししてくれれば使うのですが。こういった競争は大歓迎です。期待していますよー。

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