ダントツ投資
Home
夕凪通信
投資戦略
掲示板
リンク
口上
dantotsu
リストマークいつまで続くか分かりませんが、こんな日記風のページを作ってみました。
リストマークくれぐれも、自己責任の上で判断してくださいね!

2004年12月



2004/12/31(金)

 なぜかしら大晦日は、毎年恒例となってしまった散髪に行って参りました。年末ぎりぎりまで相場を見ているので、どうしても12/31日になってしまうのです。

 お店に入った時点では、まだ晴れ間があったのに、出る頃は大雪でした。あまりにも降り方が激しかったので、電車が止まる前にと、急いで電車に乗ったのですが、残念ながらポイント故障が発生して、30分くらい閉じ込められていました。

 もし雪が毎日のように降ったら、除雪製造会社や車のチェーンの製造会社でも株価が上がるのかなあと、連想が働いてしまう私は、ほんとんどビョーキですね。

 本年は皆様に本当にお世話になりました。お陰さまで、今年一杯まで、続けることがでしまた。良いお年をお迎え下さい。来年も皆様に全ての良き事が雪崩のごとく起きます。

 GOOD LUCK!


2004/12/30(木)

 ジャスダック平均は、最後の怒涛の「ウインドウ・ドレッシング」によって前日比、当日比共にプラスで、ほぼ高値引けでした。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 JASDAQ平均の大きなウェイトを占める銘柄の乱高下(楽天の株式分割直後、イー・トレードの分割前)によって、素直に上昇したとは言えませんが、これで6月末日、12月末日は 11連勝です。半年後も忘れないようにしないと(遠いなぁ...)。

 それから、いつもの通り、昇格銘柄のTOPIX買い日の株価の推移を見てみましょう。最初に日本駐車場開発です。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 予想に反してかなり上昇(前日比 3.57%)しました。但し、最後の大引けの取引が成立せず、板は、前日比マイナスの表示がされています。

 こういったTOPIX買い対象銘柄の大引けが成立しない場合は、場外で売買されるものです。しかし全くその売買ありません。インデックスファンドは買いを終了しているようです。大発会はちょっときつい展開になるかもしれません。

 次にイワキです。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 こちらは下落して終了です。「昇格発表日から値を飛ばし」、「時価総額が低く」、「信用売り残高が少ない」といった、値下がり要件の3拍子が揃っていました。

 TOPIX買いについては、「時価総額の大きい銘柄を、TOPIX買い日4日前から買う」または「時価総額が低い銘柄をTOPIX買い日前日(または当日)に信用売りをする」のどちらかが良いようですね。


2004/12/29(水)

 明日は大納会です。東証アローズに先着100名様までイベント参加&手打蕎麦のプレゼントがあるようなのですが、きっと朝早くから、大勢並んでいますよねぇ。行こうかと思ったのですが、今日も雪が降ったし、寒いから止めます(笑)。

 明日は昇格銘柄のTOPIX買い日でもあります。この昇格銘柄について、今日現在の時価総額を確認してみましょう。

コード 銘柄 貸借 時価総額(百万円)
2353 日本駐車場開発 信用 68,127
8095 イワキ 貸借 7,531

 発表当時より上昇したとはいえ、イワキはそれでも超小粒の部類です。過去の傾向から言えば、どちらも上昇は難しいと言えます。明日は勝って兜の緒を締めたいですね。


2004/12/28(火)

 久々に斎藤一人さん関連の書籍「人生が100倍楽しく笑える話」が出ていたので早速買って、電車の中でCDを聞いていました。いつも斎藤一人さん関連の書籍を買っているのですが、毎回いろいろと「目からうろこ」の話があって、面白いです。

 斎藤一人さんは、文句なしの「日本一の商人」である一方で、その思考がとてもユニークで、「この人のように考えることができたらいいなあ」と憧れの対象でもあります。

 これは細木数子さんのアドバイスや、中谷彰宏さんの書籍からの教えに通じるものがありますが、それをはるかに凌駕しています。シャレも良くきいていて面白いです。結婚式のスピーチのネタにも十分使えます。

 恐らく、読み手を選ぶ書籍だと思うのですが、本屋さんでぱらぱらめくってみて、気に入ったら買ってみて下さい。「ツイてる」人生を堪能できると思います。


2004/12/27(月)

 スマトラ島沖地震で津波が発生したと聞いて、タイに旅行に出ている友人の安否を確かめるために、今日は大騒ぎでした。まだ本人からの連絡はないのですが、幸いにも首都バンコクでの観光ということで、多分大丈夫だろうと分かって安心しました。しかし、シャレになっていませんね。

 株投資をやっている方は、この地震によって、どの株が買いで、どの株が売りなのかを頭をめぐらせていると思います。私もそうでした。海洋土木の東亜建設(1885)に買いが入るとは、想像もつきませんでした。記念に1日チャートを残しておきます。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 こんな時の投資戦略としては、「信用売り」と「信用買い」を同時に建てて(両建て)、値段の値動きに対して中立にし、信用取引停止等の急落のタイミングを見計らって、「信用買い」だけを外すといった手法を取ることが多いようです。

 取引時間中に、十分に時間を確保できない人には厳しい作戦ですが、もう既にお休み中の方は試してみても面白いかもしれませんね。


2004/12/24(金)

 最近なぜ地方銀行のMSCBが多いのかを考えると、ある一つの仮説に達しました。それは、ペイオフ対策です。今日の早朝、西日本シティ銀行のYahoo の掲示板に投稿した文章を転載します。私の投稿に反して、株価は上昇しました(大笑)。

--
MSCBと株価の関係ですが、西日本シティ銀行に限らず、その傾向を以前ちょっとまとめたことがあるので、良ければこちらをご覧下さい。
http://www.geocities.jp/yuunagi_dan/jissen/Jissen044.htm

長期的にはわかりませんが、短期的には苦しいと思います。

来年の3月にはペイオフが控えているため、そこまでに財務体質を強化したいのではないでしょうか。野村證券と間で、3月末の本決算まで、200億円全額、株式転換することを約束して発行しているのでは? (長期負債から自己資本になるため)と想像していますが、当事者でないとわからんです。

恐らく、10/29 にMSCBの発行を発表した「関東つくば銀行」も様に、3月末までに株式転換して欲しいと思っているのではないでしょうか。

この流れを先行しているのは、9/6 にMSCB発行を宣言した「福島銀行」だと思うのですが、その近辺からの株価を追ってみてください。11月末段階で、20億円中3億円分の株式転換が済んでいるようです。

私の予想はよく外れるので、気をつけてくださいね。
--


2004/12/23(木)

 税務署から e-TAX なる CD-ROM が届きました。税務申告を税務署に行かずとも可能となるようなので、申請していました。去年、私は確定申告していたので、申し込み用紙が届けられていたのです。

 しかし、実際インストールして利用しようとすると、個人利用には大きな壁が存在することがわかりました。それは、「電子証明書」の取得と利用が必須なことです。恐らく個人が使えるようにするには、市区町村の窓口で、ICカードを申請し、ICリーダを買って、パソコンに接続しなければなません。ああ、めんどい。

 税務申告くらい、ユーザ名とパスワード処理で十分じゃないかと思うのですが、どうなんでしょうかね。アメリカでは市販のソフトウェアから税務申告できましたが、日本の仕組みは複雑すぎませんかね? 今年も窓口で確定申告することになりそうです。

 株の税務申告では、多くの方が「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでいると思うのですが、私はアメリカ株をやっている関係上、どちらにせよ申告しなければならないことと、税金の繰り延べ効果(本来収める税金を後に引き伸ばし、その間に税金分を再投資する)があるので、「特定口座(源泉徴収なし)」を選択しています。

 本当は郵送でも申告OKらしいのですが、アメリカ株の利益申告のための必要書類をどこまで揃えたら良いのかが分からなかったので、税務署で税務員に確認してもらってから確定申告しました。

 意外とアッサリと、こちらの言い分がそのまま通ったので、拍子抜けしてしまいました。別にそんな面倒ではないので、税務申告により、税金が有利になるのであれば、確定申告のチャレンジをした方が良いですよ。


2004/12/21(火)

 今日の朝日新聞の29面に、「ヨン様でAV機器デビュー」という記事がありました。冬ソナのDVDを見るために、熟年女性がAV機器を買う・操作する・DVDレンタルする といったことを、初めて行う現象を取り上げています。

 私の周りも同じ現象が起きています。妻は今までプレステーション2に見向きもしなかったのに、DVDを見ることができることが分かって、あっというまに操作方法を覚えました。親類も「冬ソナ完全版」を見るためにBSチューナを買ったり、そのパワーたるや恐るべし。

 こういったことによって、熟年女性の行動パターンが変わりつつある気がします。時間消費型の街角のショッピングや外食を控え、DVDやレンタルビデオで時間を過ごしています。今、服が売れないのは気候のせいにしていますが、本当は違うのでは?

 韓国ブームがどこまで続くかによりますが、熟年女性の時間消費型の銘柄は、要注意です。特に熟年女性がお得意様となる 婦人服・習い事・レジャー(除く韓国旅行) あたりの売り上げが気にかかる所です。

 話が変わって、昨日発表されたMSCBの分です。久々のみずほ証券が登場です。いずれの銘柄も影響度が小さい(出来高が多く、割当金額では価格コントロールがしにくい)ので、下げは限定的かもしまません。

コード 企業 発表日 割当先 金額(億) 条件 区分 影響度 当初 下限
5480 日本冶金工業 12/20 みずほ証券株式会社 40 毎月第2金曜日の5連続取引日の終値の平均値の90% 貸借 2.0 537 268.5
3109 シキボウ 12/20 野村證券株式会社 20 毎月第3金曜日の5連続取引日の終値の平均値の90% 貸借 12.7 136 68


2004/12/20(月)

 毎月20日は、楽しい楽しい?発表日が重なります。まずは、東証二部から一部への昇格銘柄と、「新株予約権の行使等に伴う上場株式数等の変更」による、転換社債行使によるTOPIX算入インパクトと、MSCBの転換率の3つです。

 まずは一部への昇格銘柄から。

コード 銘柄 貸借 時価総額(百万円)
2353 日本駐車場開発 信用 59,661
8095 イワキ 貸借 6,341

 どちらも小粒の部類です。明日は値を飛ばすかもしれませんが、あまりTOPIX買いを期待しないほうが良いのではないでしょうか。特にイワキは....

 次に、転換社債行使によるTOPIX算入インパクトがありそうな銘柄ですが、私が見た限り、オリエントコーポレーションくらいでした。この銘柄は、出来高が多く、上昇しにくいと思います。

コード 銘柄 貸借 時価総額(百万円)
8585 オリエントコーポレーション 信用 13,907

 最後に、11月末までのMSCBの転換率です。私がチェックした限り以下のようになっています。金額の単位は億です。「ヤマタネ」と「アイ・シー・エフ」は転換が完了しました。常識的に考えると、この2銘柄のMSCBによる売り圧力は消えているはずです。

コード 銘柄 発表日 割当先 割当金額 今月転換 残金額 転換率
1893 五洋建設 7/20 野村證券 50 4 8 84%
4112 保土谷化学工業 8/10 みずほ証券株式会社 30 0 30 0%
6440 JUKI 8/10 野村證券 50 10 20 60%
3408 サカイオ− ベックス 8/11 野村證券 10 3 5 50%
9305 ヤマタネ 8/20 大和証券エスエムビーシー株式会社 20 5.5 0 100%
2342 トランスジェニック 8/23 大和証券エスエムビーシー株式会社 20 0 20 0%
2355 シーフォーテクノロジーズ 8/26 大和証券エスエムビーシー株式会社 10 1 9 10%
6719 富士通コンポーネント 8/26 野村證券 30 0 30 0%
8562 福島銀行 9/6 Merrill Lynch International 20 2 17 15%
4797 アイ・シー・エフ 9/7 Merrill Lynch International 10 5.5 0 100%
1880 スルガコーポ 9/9 Merrill Lynch International 15 0.75 14.25 5%
3726 SDHD 9/9 New Value Partners 71 0 35 51%
3736 コネクトテクノロジーズ 9/14 Lehman Brothers Commercial Corporation Asia Limited 50 6.1 43.9 12%
2369 メディビック 9/17 Canyon Capital 14 0 13 7%
5913 松尾橋梁 9/24 大和証券エスエムビーシー株式会社 10 0 10 0%
2768 双日HD 9/29 UBS AG London Branch 100 1 99 1%
3734 エム・ピー・テクノロジーズ 10/26 Lehman Brothers Commercial Corporation Asia Limited 20 0 20 0%


2004/12/19(日)

 松井証券のメルマガで初めて気が付いたのですが、第一回【カブロボ・コンテスト】が来年の1月に開催されます。賞金は1位になれば、1,000万円元手に稼いだ分だけもらえます(上限 100万円)。

 単なるパラメータの設定だけでの参加もOKなので、タダで宝くじを買うようなものです。皆様も参加されると良いのでは?

 このコンテストでは、プログラムも使えるようです。せっかくなので、私はこのサイトで公表している投資戦略を実行するプログラムで参加してみようかと思います。ラッキーなことに、使える言語は Java で、私が最も親しんでいるものです。正月の間、しこしこプログラム作成してみようかと。


2004/12/18(土)

 昨日は国際石油開発(1604)のTOPIX買い日でした。全般的に堅調でしたが、大引けのみで値を下げました。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 ここ数日の上昇を見る限り、インデックスファンドは大引けにこだわらずに、TOPIX買いを分散させているように思えます。ここしばらくは、TOPIX買い日の大引け狙いよりも、TOPIX買い日までの上昇を狙う方が良いようです。


2004/12/16(木)

 ははは、とうとう買ってしまいました、会社四季報CD-ROM版。今まではずっと紙で買っていたのですが、CD-ROM版では、いろいろとスクリーニングができるようなので、投資戦略のアイデアを練る上でよいかなと思って買いました。

 オンラインでもデータを更新できるのですが、株価と予測だけしか変わりません。その他の株主構成の変化や社債がどのくらい転換されたか等、私が必要と思っているものは更新されない。残念だな...

 そういえば、四季報から、MSCB銘柄を探すには、「転換社債型新株予約権付社債」のページ(CD-ROMの場合、付録にあります)で、利子が0%で、発行価額が100%となっているものが大抵そうです(MSCBでも、発行価額が100%を超えているものもあります)。

 話がちょっと飛びますが、ここで記録のために、最近のMSCB発行企業を残しておきます。割当先は、バリバリの外国籍ヘッジファンドのようです。どちらも信用売りできません。あしからず。

 ノースは12/15, 山水電気は 12/13日発表です。表中の影響度とは、発表日の株価と25日平均出来高から、割当金額分の株数を売る場合、約何日分の出来高に相当するかを表したものです。この数が多いと、それだけ市場の価格形成のコントロールがしやすくなります。

コード 企業 割当先 金額(億) 条件 区分 影響度 当初 下限
6732 ノース Vineyard Fund 5 毎月第2金曜日の3連続取引日終値の平均値の90% - 19.4 117000 58500
6793 山水電気 ハイテック・プレシジョン・プロダクツ・リミテッド 78 i)修正日の前日において有効な転換価額、または(ii)修正日に先立つ45 取引日目に始まる30 取引日の平均値相当額のいずれか小さい額 信用 80.6 26 10


2004/12/15(水)

 今日はエルピーダメモリ(6665)のTOPIX買い日でした。全体的に「堅調な値動き」でした。大引け間際にも出来高が多かったのですが、売りと買いが拮抗し、値がほとんど動きませんでした。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 ここしばらく、以前と比べ、大引け間際の値動きがおとなしいです。最後の大引けの値動きを狙うよりは、TOPIX買い日を含めた4日前に買って、TOPIX買い日か、その翌日に売る戦略が、ますます有効のような気がします。

 ただし、この戦略を実行するにあたり、時価総額は高めのものを選択することを忘れないでくださいね。金曜日にTOPIX買い日を迎える国際石油開発は、時価総額で1兆円近い超大型株です。今日は出来過ぎた上昇ですが、もう2日間もちょっとだけ期待していたりします(でも、なぜか期待すると値下がりするんですよね、不思議と)。


2004/12/14(火)

 明日はエルピーダメモリ(6665)のTOPIX買い日です。時価総額は 356,245百万円 と、NTT都市開発よりも更に大きい銘柄です。時価総額の規模からして、多少の値上がりが期待できそうですが、最近、TOPIX買い日が盛り上がらないため、その幅は小さいかも知れません。

 また、最近、直接一部上場銘柄は、二部からの昇格銘柄と同様に、TOPIX買い日を含め3日前から、上昇へと向かうことが多いように思えます。NTT都市開発はそうでした(上昇幅は小さかった)。エルピーダメモリは、もう1日遅く、2日前から(つまり昨日)のようです。因みに今日は、国際石油開発のTOPIX買い日を含めた4日前にあたります(だから下がった??)。

 ということは、時価総額の大きそうなものを、TOPIX買い日の4日前に購入して、TOPIX買い日か、その翌日に売ることも考えて良さそうです。

 なぜこの現象が起きているのかと考えると、TOPIXファンド側が、TOPIX買い日より多少前から、分散して買っているためではないかと思っています。TOPIX買い日に盛り上がらないのも、そのせいかと。

 純資産額で1兆円を超える、野村證券のTOPIX上場投信(ETF)の、2004年9月発行の目論見論には、「投資対象: TOPIX に採用されているまたは採用が決定された銘柄の株式を投資対象とします。」とあるので、ファンドとして、TOPIX買い日に買う必要はありません。

 ちゃんと全部正確に調べたわけではないので、ご参考程度に...


2004/12/13(月)

 今回のMSCBの投資戦略で、ちょっと注意して欲しい箇所があります。それは、「大量有価証券報告書」について、潜在的な株式も含むということです。つまり、MSCBの割当を受けた段階で、そのMSCBを転換すると仮定して、全体の5%を超えるようであれば、報告しなければなりません。

 従って、「大量有価証券報告書」の提出があった場合でも、実際に株式へ転換していない可能性もあります。報告書様式には現物・潜在の区別があるため、見れば分かりますが、ニュース等になった場合には、分からない可能性があります。最終的には、20日遅れになりますが、東証のサイトの、「新株予約権の行使等に伴う上場株式数等の変更」をチェックすると、確実に分かります。

 意外とMSCBは、株式に転換されていないようです。とは言え、転換していないだけで、売り終わっている可能性も、なくはないです。手口情報の公開があれば良いのですが、なくなってしまったのは痛い...


2004/12/12(日)

 どうでも良い小技なのですが、日経ブロードバンドニュースや、BigCharts のような、最初に宣伝をみる必要があるページは、中身を見るために、しばらく待つ必要があります。しかし、これを避けることができるのです。

 その方法とは、「2度お気に入りをクリックする」のです。つまり、お気に入りをクリックし、最初にページが出現した時点で、もう一度お気に入りをクリックします。そうすると、あーら不思議、日経ブロードバンドニュースには、「skip」のボタンが出現しますし、Bigchars は、最初の宣伝が表示されなくなります。

 多少の時間を節約できるだけですが、お急ぎの方は、お試しあれ。


2004/12/10(金)

 JR東日本が、昨日、磁気式のイオカードの販売中止と払い戻しについて発表がありました。これによれば、2006年の1月頃に利用できなくなり、その後に手数料なしで現金化できるとのこです。

 これを読んですぐに思いついたのは、チケットショップでイオカードを買って、2006年の1月以降に現金化すれば、安く買った分だけ現金化されて得をするということです。今から約1年後ですので、3000円のイオカードを2970円で買ったとすると、約1%の投資効果があります。安く買えば買うほど、更に投資効果は上がります。

 もうちょっとスマートにやるのであれば、イオカードをVIEWカードで買って、ポイントを貯める作戦が使えます。JRの切符類をVIEWカードで買うと、1.5%をSuicaに還元できます。カードの請求は購入から約一ヶ月遅れます。もしボーナス一括払いができれば、更に遅らせることが可能です。よって 1.5%を超える投資効果があります。

 しかしながら、冷静に考えると、この投資効果は低い(国債よりは高い)ので、実際に行動に移すには躊躇します。確率・統計が大好きな私は、こんな地味な技を考えるのが大好きで、パズルを解くようで楽しいのです。ほんと、自分でオタクだと思います。

 話題を変更して、どなたか、「新高値」「新安値」銘柄の履歴を掲載しているサイトを知りませんか? 「投資戦略」の案の1つとして、「新高値」になったら更に買い、「新安値」になったら更に売り を愚直に行ったらどうなるかを確かめてみたいと思っています。

 その日の「新高値」「新安値」銘柄はよく見かけるのですが、時系列に毎日の履歴情報を公開しているサイトが見つからないのです。もし、ここにあるよ! と知っている方がいらっしゃいましたら、メールいただけたらと思います。よろしくお願いします。


2004/12/8(水)

 最近はホームページを見るブラウザとして FireFox を利用しています。ここ数年はずっとInternet Explorer だったのですが、とうとう切り替えました。切り替えた大きな理由は「タブブラウズ」と「パスワード管理」です。

 Internet Explorerの場合だと、違うホームページを比較しながら見たい場合、どうしてもウインドウを複数立ち上げる必要がありますが、この「タブブラウズ」を利用すれば、1つのウインドウで、複数のページを管理できます。

 これで何が便利かと言えば、毎日チェックしているページを、1つのウインドウ内のタブで一気に開けることできますし、タブ操作だけで、次から次へとページをチェックできます。別の利用シーンとして、複数の証券会社を同時に扱えるし、複数の注文も、ウインドウをたくさん持たなくても、良くなります。

 「パスワード管理」については、複数の証券会社のユーザ名とパスワードを記憶させておけば、ページを開けた時点で、自動的にユーザ名とパスワードが入力された状態になります。最近、私はパスワードを入力せずに、マウスクリックだけでログインを済ませています。

 「パスワード管理」をパソコンに任せた場合に不安になるのは、「パソコンが盗まれた」場合と「すっかりパスワードを忘れてしまう」ことですが、マスターパスワードを設定することにより、回避できるようになっています。

 ちょっと欠点なのは、イートレードのIPO申し込みの受付ができないことと(エラーになる)、松井証券のIPO申し込みの挙動が変になってしまうこと(申し込み自体はできます)。あとは、Windows Media のビデオのページも見ることが出来ません。他は大丈夫ですね。

 Internet Explorerで、複数のウインドウを立ち上げることが多い人、Web上で同時にたくさんの取引注文を出す人には、特にお勧めです。


2004/12/7(火)

 記録として、今日のMSCBクラブへの参加者を残すことにしましょう。福島銀行、関東つくば銀行に続く地方銀行です。そんなに財務状況が悪い方向なんでしょうかねえ...

コード 企業 割当先 金額(億) 条件 区分 影響度 当初 下限
8327 西日本シティ銀行 野村證券 200 毎月第4金曜日3連続取引VWAPの平均値の90% 貸借 73.6 435 207

200億円はMSCBの中でも最大規模です。野村證券はお金がありますねえ...初回の転換額修正は、来年の1月7日と記載があります。まだちょっと期間があります。


2004/12/6(月)

 今日は、NTT都市開発(8933)のTOPIX買い日でした。最後上昇はしましたが、スカッと晴れまではいきませんでした。引け間際に大きな出来高があったのですが、いつも見慣れたTOPIX買いより、出来の「回数」が少ないです。売り手も買い手も参加者が少なくなっているような気がします。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 話し変わって、今日もまた、MSCBクラブの参加者が現れました。割当先は、泣く子も黙る!? Lehman Brothers Commercial Corporation Asia Limited です。過去にどんな企業を引き受けていたのかは、過去の投資戦略でご紹介しています。

コード 企業 割当先 金額(億) 条件 区分 影響度 当初 下限
8903 サンウッド Lehman Brothers Commercial Corporation Asia Limited 5 各月最終取引日各5連続取引日の終値の平均値の90% - 96.9 132000 39000

 サンウッドは、貸借銘柄ではないため、信用売りできません。うーん残念! 下限が異様に低く設定されているのが気になります。


2004/12/5(日)

 明日は、NTT都市開発(8933)のTOPIX買い日です。時価総額を確認してみましょう。

コード 銘柄 貸借 時価総額(百万円)
8933 NTT都市開発 信用 296,208

 この時価総額は、電源開発(Jパワー)、インボイス並みです。12月の東証一部昇格銘柄の先回り買い手の少なさを考えると、株価は上昇すると思いますが、わかりません。最近のTOPIX買いはすごく読みにくくなりました。

 また、MSCBクラブに参加した企業がひとつ増えましたので、掲載します。帳簿に現れない土地の含み損が相当ありそうです。

 自社株買いを行っていますが、その自社株買い分を消却した様子がありませんので、もしかしてそれを貸株にしたりするかも知れません。それが本当なら、どんな資金運用計画をしているのか、聞きたい所です。

コード 企業 割当先 金額(億) 条件 区分 影響度 当初 下限
8132 シナネン 大和証券エスエムビーシー 30 毎月第4金曜日5連続取引日終値の平均値の92% 貸借 144.9 543 271


2004/12/2(木)

 ここ最近めっきり発表が減ったMSCBでしたが、また復活してきました。
コード 企業 割当先 金額(億) 条件 区分 影響度 当初 下限
6941 山一電機 野村證券 10 毎月第3金曜日3連続取引日の終値の平均値の90% 信用 20.1 1208 604
8338 関東つくば銀行 Merrill Lynch International 15 3連続取引日の平均値の90% 貸借 51.3 595 298
8839 ニチモ 野村證券 10 毎月第3金曜日5連続取引日の終値の平均値の90% 貸借 13.9 89 36
6361 荏原製作所 野村證券 150 毎月第3金曜日5連続取引日の終値の平均値の90% 貸借 33.9 467 233.5
(注: 「影響度」 - 割当金額分の株数を売る場合、約何日分の出来高に相当するか)
(注: 「下限」 - 転換額修正の下限
)

 いずれの企業も、主幹事は「野村證券」です。「関東つくば銀行」だけ、割当先が違います。野村證券は、大和證券や外資証券に対抗してか、本気でMSCBで儲けを狙うような雰囲気です。

 常に 90%の値段で株が買えるなんて、素敵ですねえ。がっぽりと儲けが手に入るのでしょうね。野村證券の株でも買いましょうか....


2004/12/1(水)

 インターネット上で探し物をする場合、私は必ずGoogleを利用します。探し物のヒット率がものすごく良いので、もうYahooには戻れません。Googleで検索することを仲間内では「ググる」と呼んでいますが、そのうち、この言葉が正式な用語として辞書に載るんじゃないかと、本気で思っていたりします。

 今朝気づいたのですが、Googleで英語のページを検索していたら、検索結果のリンク横に「このページを訳す」リンクがついていました。ボタンを押すと翻訳が始まります。自動翻訳であるため、日本語として成立していない箇所も多いですが、内容を把握するには十分です。すごいサービスを始めたものです。ますます好きになってしまいました。

 さて、昨日の11/30日は、そのGoogleのMSCI買いに当たる日でした。もしかしてアメリカ株でも引け際の上昇が存在するのかが気になったので、チェックしてみました。(出典 Yahoo! Inc. )

Google


 残念ながら普通の値動きです。日本のように、引け間際に、株価の乱高下や、出来高の急増の気配はありません。念のため、もう一つ、新規に MSCI に採用された銘柄を見てみましょう。

FISHER SCIENTIFIC INT'L


 きれいな上昇カーブですね。しかしながら、引け間際に特段の動きは見られません。

 もっと深く調査し、サンプルを集めないと決断が下せないのですが、アメリカ株では、MSCI買いを期待した「引け間際だけ」を狙うような戦略は、できないようです。

ライン
バッグナンバー

 ●2004年11月

ライン