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2005年6月


2005/6/30(木)

 今日は、ウインドウドレッシング日のはずだったのですが、全く普段と変わらない一日でした。ここ数年はすこぶる調子が良かっただけに残念です。今に始まったことではないですが、私の予想はよく外れますので、気をつけて下さいね。

 参考までに、今年と昨年のJASDAQ一日チャートをご覧下さい。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

今年:


昨年:


 投資戦略「陽の寄り付き坊主」の空売りは狙えるか? について、引き続き山本さんのご好意により、データを頂きましたので、明日の候補銘柄をお知らせします。明日は全て条件を満たしたのはエナジー(6646)だけです。出来高が少々不安定です。候補銘柄の発表は、今週一杯までは続けるつもりです。

コード 銘柄 寄売上限 寄売下限 売Lcut
6646 エナジー 355 348.48 358.55


2005/6/29(水)

 いよいよ明日は、年に4度めぐってくる、ウインドウドレッシング日です。「JASDAQ平均とドレッシング買い」でもご紹介したのですが、6月末の第二クォータ(2Q)は、例年かなり強くプラス傾向にあります。

 私は今日の株主総会後の上昇の狙いを兼ねて(こちらは不発でした。開催銘柄数が多すぎたようです)仕込みました。さてさてどうなることやら。

 投資戦略「陽の寄り付き坊主」の空売りは狙えるか? について、引き続き山本さんのご好意により、データを頂きましたので、今日の該当銘柄の結果と、明日の候補銘柄をお知らせします。

コード 銘柄 始値 高値 安値 終値 結果 寄上限 寄下限 売Lcut
4358 TYO 602 609 585 586 - 595.5 585.09 600
5913 松尾橋梁 226 226 222 224 226 222.75 227
6023 ダイハツデ 388 391 381 386 - 383 377.19 385
6505 東洋電機 453 453 444 444 453 446.49 455
9633 東テアトル 255 255 250 252 256 252.45 257
9672 東京都競馬 284 287 275 279 × 285 281.16 286

 結果は「3勝1負2エントリなし」の、良い結果でした。「東京都競馬」は、先にロスカットに到達しましたので、「負け」にカウントしています。前日の沖電線は「エントリーなし」です。

 今日はは珍しく、信用売り可能な、陽の寄り付き坊主となった銘柄が存在しませんでしたので、明日の候補銘柄はありません。ウインドウドレッシング日を心置きなく、楽しんでくださいということでしょうかね(笑)。


2005/6/27(月)

 投資戦略「陽の寄り付き坊主」の空売りは狙えるか? について、引き続き山本さんのご好意により、データを頂きましたので、今日の該当銘柄の結果と、明日の候補銘柄をお知らせします。

コード 銘柄 始値 高値 安値 終値 結果 寄上限 寄下限 売Lcut
1334 マルハ本社 292 303 292 302 - 296.5 292.05 298
1815 鉄建 199 200 199 199 201.5 198.99 202
3526 芦森工業 293 293 288 289 294 290.07 295
4611 大日本塗料 201 201 196 196 202.5 199.98 203
5606 旭テック 250 253 249 251 - 254 250.47 256.54
5632 三菱製鋼 266 272 266 269 - 271 267.3 273.71
8763 富士火災 347 349 344 345 - 353.5 348.48 355

 結果は「2勝1分け4エントリーなし」でした。結果は良好ですが、実際に試すとなると、エントリの判断となる寄付価格が境界線近辺になることが多いですので、うまくフィルタリングする必要があります。

 明日の候補銘柄ですが、今日の下落相場を反映してか、1つしかありません。くれぐれも自己責任で、お願いしますね。

コード 銘柄 寄売上限 寄売下限 売Lcut
5815 沖電線 395 389.07 398.95


2005/6/24(金)

 日経マネー8月号に、今まで投資戦略で研究してきた様々なエッセンスがP42-P53 に渡って記載されています。コバンザメ投資で有名な J_Coffee さんの記事とご一緒させて頂いています。

 ここまでこれたのも、皆様からのご意見、ご声援を頂いたお陰です。いろいろアイデア教えてを頂き、必要なデータも送付してもらい、そして不勉強な点についてご指導頂きました。私一人では、ここまで到達できませんでした。本当にありがとうございます。今後もよろしくお願いします。

 しかし不思議なものですね。自分の本業に関することについては、いまだかつて、雑誌や書籍類に掲載されたことはないのですが、こういった本業外の方が先に掲載されました。

 事実、本業より楽しい部分が多い(笑)ので、夜中まで作業しても、翌朝全然眠くないのです。私は今まで8時間近く眠らないとダメな体質だと思っていたのですが、今や4時間程度でも平気です。最近は夜が明けるのが早いので、それから寝ることも珍しくありません。夕凪通信や投資戦略が、深夜遅くに更新されるのも、そんな理由が一因です。

 人間、好きなことをやっていると、ものすごいパワーを発揮するものだと我ながら感心します。会社で出世街道を登りつめる人は、きっと同じような感覚で本業に集中しているのだろうなと妙に納得します。私が本業で出世できないのも納得です(笑)。

 世の中で、「好きなことを仕事にするな」と言われることがありますが、どう考えても、好きなことを仕事にした方が、パワーを発揮でき、充実した、幸せな日々を送ることができるように思えるのです。

 最近ようやく、この歳にして、本当に自分の好きな事(ライフワーク)が見つかった気がします。でも大損したら、嫌いになるかも知れませんが(笑)。


2005/6/23(木)

 今日のエフピコ(7947)で、「貸借銘柄の分売日の翌日朝売り」は、ほぼ23連勝が確実となりました。午前中は当選者の売りと見られる動きがあったのですが、一段落した午後の上昇はすごかったですね。(出典: Yahoo Japan Corporation.)


 今回は、分売株数が多かったので、1株くらい当たるだろうと余裕の気持ちで、様々な証券会社で全力応募したのですが、全て外れました。一般市場でも、株価は前日終値比でマイナスにならずに、とうとう買うこともできませんでした。

 こんなに上手くいくのであれば、貸借銘柄の分売のみ狙いでも十分楽しめるのではないかと本当に思います。いつまで続くのでしょうかね。また貸借銘柄の分売があれば、全力でチャレンジしてみようと思います。


2005/6/22(水)

 まだソフトバンク(9984)の株価が1,000円近辺でうろうろしていた頃、ソフトバンクの株式総会に出席したことがあります。その当時は、ADSLの無料キャンペーンを行っていたため、大赤字を出していて、「このままでは資金不足に陥る」とマスコミから散々叩かれていました。

 株主総会もそれなりに荒れるかと思っていたのですが、そんなことはなく、逆に将来ビジョンを大々的に宣伝され、単純な私は、「これは素晴らしい。ソフトバンクを買い増しだ」と乗せられたものでした。

 今日の大証(8697)の株主総会についても、特別動議もなく無事終了し、それなりのビジョンを示すことができたため(実際には私は株主総会に出席していませんので、想像ですが)、午後から上昇したように思えます。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 ついでに、今日株主総会のソフトバンク(9984)の株価についても見てみましょう。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 株主総会が紛糾しそうな会社について、「午前遅め買い」の「午後売り」もしくは「翌日売り」を狙っても面白いかと思います。株主総会が集中する 6/29日の午後からの動きに、ちょっとだけ期待しています。

 投資戦略 「2005年の株価はどうなる?」 の株価推移グラフでも、株主総会を過ぎたあたりから上昇を開始します。もしかしたら株主総会の期日と関係あるかも知れないと思っています。


2005/6/21(火)

 大引け前の上昇期待機運を「エガタイム」(江頭2:50 [エガシラ & コウトウ] と引っ掛けている??)と言われていることを、ある方から教わりました。今日の中部飼料(2053)、「朝のエガタイム」とも言える、9:15分頃の急上昇を見ることができました。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 この突然の上昇は、ちょうど「立会外分売」の結果が判明する時間とほぼ一致します。私が E*Trade および 松井証券から外れ結果の通知をもらった 9:15分過ぎあたりから値が飛びました。

 素直に考えると、立会外分売での当選を念頭において、前日に「信用売り」した人が、ハズレて、あわてて買い戻しを行ったような気がします。そもそも分売数が 250,000株(最大250人しか当選しない) と少なかった上に、出来高も少ない銘柄であったことが影響したのでしょう。

 こう考えると、分売数量が少なめの貸借銘柄の立会外分売において、朝のエガタイムを狙った買いも面白いと思います。ただ、TOPIX買いと同様に、この現象に多くの人が気が付いて、売り手と買い手のバランスが崩れ、存在しなくなるのは、そう遠くない日にやってくるのでしょうね。

 いずれにせよ、ここしばらくの間、分売銘柄について、分売日当日の朝の 9:15 以降まで「信用売り」ポジションを継続するのは危険のようです。


2005/6/20(月)

 明日発売の日経マネー8月号に、投資戦略のうちのいくつかが掲載されます。ホームページ右側にも掲載予定投資戦略を記載しています。もしよろしければ、書店で読んでみて下さい。

「米国相場逆張り法」は使えるか? (2005/1/9)
日経平均イベント攻略法 (2004/10/3)
MSCIを完全攻略する (2005/5/22)
Jパワー(電源開発)は2度急上昇する!?(1) (2004/10/9) (M字カーブについて)

 草案原稿を頂き、ゲラチェックしているので、投資戦略のどの部分が掲載されるかは分かります。しかしながら、日経マネー誌のどこに記載されているかは、分かりません。明日、私も買ってきます。因みに、見本誌は、販売後10日ほど経ってから届きます。残念ながら、事前に読むことはできません。

 話題変更して、明日は貸借銘柄、中部飼料(2053)の立会外分売日です。出来高が薄いのと、今日上昇したのが気にかかりますが、逆日歩もありますし、過去の連勝経験もあることですので、応募してみようかと思っています。


2005/6/19(日)

 週末、ページ横幅を広げる作業を行いました。今までは Yahoo Japan と同じ幅(675ピクセル)だったのですが、E*Trade、楽天証券、マネックス 等では、もっと広い幅(750-770ピクセル)を使用していますので、それに合わせ(740ピクセル)ました。

 これによって、投資戦略の解説用の図やグラフを記載する時にずいぶんと楽になります。メインのページにも、右側の段に、ブログっぽく、お薦めのページを追加しました。また、投信戦略のカテゴリ別ページも新規作成しました。そしてついでに、広告も入れました(笑)。

 まだまだ工事中で、幅が修正されていないページも多いですが、順次修正しますので、ご了承下さい。

 ということで、今週の投資戦略は、身体のリフレッシュも兼ねて、お休みさせて頂きます。夕凪通信は随時更新しますし、来週からまた、投資戦略を掲載しますので、お楽しみに!


2005/6/18(土)

 掲示板にも投稿したのですが、分売の日の値動きについて、寄り付き後に急降下する銘柄が、いくつか散見されます。しかしながら、全く下落がない銘柄もまた存在します。とにかく朝の値動きは激しいです。先に予想できないかなぁ.. .今後の研究材料です。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

下降系


上昇系



2005/6/17(金)

 今日、ダイエー内の本屋さん「アシーネ」に立ち寄り、1日遅れで会社四季報を買いました。最近、ダイエー株主優待カード(5%引き)で本も購入できる事を知り、株主優待カードを利用し、割引を受けました。定価が当たり前の商品を割引で購入できるのは嬉しいものですね。クレジットカードや図書カードを併用しても大丈夫です。

 私のように、ふと立ち寄り、本を大量に買うような人で、ダイエーが近いところに住んでいる方は、この株主優待カードは使えます。CD や DVD にも使えるようです。今度は優待額を上げるために、もう少し多くの株数を買ってみようかと思っています。

 因みに、うちの近くのダイエーはいつも混んでいます。週末には子供向けのイベントや特売コーナー、試食コーナーが充実していて、人だかりができます。それでもあんなに赤字を出すなんて、正直「信じられない」の一言です。我が家の食卓も支えているダイエーさん、頑張ってね。今現在、ダイエー株は持っていませんが(笑)。


2005/6/16(木)

 これで貸借銘柄の立会外分売は、今年に入って 21連勝です。今日の TYO(4358) について、分売明けを待っていたかのように、順調に上昇し、年初来高値の「おまけ」までつきました。 (出典: Yahoo Japan Corporation.)



 国債を買うのと同様に、口座を分散させて、貸借銘柄の分売に応募するのもまた、金額は小さいですが、カタイ勝ち方のような気がします。


2005/6/15(水)

 TYO(4358)が立会外分売を迎えました。貸借銘柄は、今年に入ってから「負けなし」であるため、私は様々な証券会社で申し込む予定です。来週には中部飼料(2353)も立会外分売がありますので、楽しみですね。

 同じく本日、ネクシーズ(4346)の公募・売出しに申しみました。あまり負けがない貸借銘柄との理由です。結果は1株だけの当選でした。意外と人気があるようです。単価が安いだけに、悩むところがあります。公募価格の 102% にあたる 29,880円以上の株価をキープするかが、とりあえずの判断基準です。

 最終判断は、自己責任でお願いしますね。


2005/6/14(火)

 毎日の市場の中で、いくつもの物語が展開していますが、その中で、本日、特に際立っていたのが、オリコン(4800)です。まずは一日チャートを確認してみましょう。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 今日から、「信用売り」および「信用買いの現引き」が停止されました。ここ3日ほどストップ高が続き、昨日にそれが崩れ、貸株が増加したためです。更に 1:2 の株式分割中で、貸借用の株が不足しやすい地合いもありました。

 今日の取引は、「信用売り」停止の影響もあってか、高く始まりますが、それ以降はじり安傾向です。そしてお昼休み中に大証金から「逆日歩 3,000円」のアナウンスがありました。1日の値動きから見れば、3,000円はあまり大した額ではありません。

 しかしながら、今日は火曜日です。もしこのままの逆日歩であれば、今日そのまま持ち越すと、3日分の12,000円を負担する必要があります。ここで形勢逆転です。一気に上昇を始めます。

 ここまで売買が膨らめば、信用売りの買戻しも入り、逆日歩の可能性は少ないのですが、分割中の株数不足もあいまって、勢いが止まりません。途中2度ほど、ストップ高の値段で売買が成立しますが、それでも勢いが止まらず、最後は1万株あまりもの買い残しがありました。

 実は、この現象、以前、三菱自動車(7211)も同じようなことがあり、それを覚えていたため、私は、午前中買いに出かけていました。逆日歩の値段を見て「あまり大したことがない」と感じて、ストップ高の大幅手前の午後寄り付きで売ってしまいました(ああ、失敗)。参考までに、三菱自動車の場合は、午後寄り付き後は、そんなに株価は変動しませんでした。



 前日に貸株が大幅にひっ迫し、逆日歩が高いと予想される銘柄の、「午前中買い」、「午後の売り」は相当のおいしい投資になりそうですね。ただ、貸株数から逆日歩を予想するのは、かなり難しいのですが。


2005/6/12(日)

 掲示板で ThinkPadd さんに教えて頂いた 日本ロジスティクスファンド投資法人(8967) のREIT買い日の1日チャートを掲載します。最後の最後にドカンと買いが入りました。上昇率は少々地味ですが、今後は RIET銘柄も面白そうです。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 今後は、TOPIX同様、上場月の翌月末からの指数採用(つまり、翌月末の前日が REIT買い日)になります。念のため。


2005/6/11(土)

 今朝の読売新聞の第一面に「上場廃止のカネボウ 村上ファンド、大株主に」の文字がでかでかと載っていました。ということは、最後の株価上昇は、一生懸命買い集めた結果だったのでしょうか?

 日経新聞には全く記載されていません。私が5%ルールを見た限りも載っていません。読売新聞のスクープでしょうか。日経新聞がこの分野で遅れを取るとは、珍しいですね。

 話題変更して、投資戦略 「立会外分売に当選せずに得する方法」 で扱った「立会外分売の詳細データ」を掲載しました。最後の方からダウンロードできます。今年は19戦負けなしであることが分かると思います。次のターゲットは、TYO(4358) ですね。


2005/6/10(金)

 今日はカネボウ(3102)の最終売買日でした。会社はそのまま存続するので、株券が無価値になるわけではなく、再上場の可能性が大いにあります。これは西武鉄道(9002)の時と全く同じパターンです。

 そこで、カネボウと西武鉄道について、株価の推移が似ているのではないかと思い、最終売買日を1とした場合の終値の推移を調べて見ました。



 上場廃止2-4日前位までは、下落傾向か、ボックス相場を形成します。しかしそこからは最終売買日に向けて急上昇しています。

 これは、ぎりぎりまで、短期的に株価の上昇を狙う「売り手」が「見限る」時期と、ぎりぎりまで、株価下落を狙う長期ホルダーの「買い手」が「現れる」時期が、最終売買日の 2-4日前に交差するのだと思います。

 こういったパターンで上場廃止する場合には、一番効率が良いのは、「2日前に買って、最終日に売る」ことのようです。正直、かなり勇気が必要です。そのご褒美分が、株価急上昇に現れるのでしょうね。


2005/6/9(木)

陽の寄り付き坊主 かなり気合が入った本を見つけました。 「IDデイトレで ラクラク1日5万円儲ける 川崎式投資法」というものです。中身はすごく単純で、「陽の寄り付き坊主」(左図)で前日終わった銘柄に対して、ある一定条件を満たす場合、空売りを仕掛けるというものです。

 この本は、「陽の寄り付き坊主」の翌日の空売りに関してのみ、様々な角度から、延々と述べて、一冊の本としてまとめています。「極める」というのは、こういうことを指すのだと感心しました。これは、ZAI 6月号にあった、ラリー・ウイリアムズの「はらみ足」「ウップス」のような投資心理に沿った投資法で、確かに納得する部分があります。

 この法則が実際に利益を生む方法なのかを検証したい所ですが、朝方のトレードのみで終了してしまうため、過去のデータ取りが出来ず、検証のしようがありません。

 詳しくは書籍を読んで頂くとして、この方法を応用して、陰線の逆パターンにも適用できる気がします。朝に時間がある人は、試してみるのも面白いかも知れません。私は時間がとれず、無理ですが。


2005/6/7(火)

 先回り投資に多大な貢献があった、日経平均採用銘柄の株式併合や分割による除数変更イベントがなくなるようです。イオンの株式分割による下げ、カネボウの株式併合による上昇は記憶に新しいところです。以前の投資戦略 「日経平均イベント攻略法」 でご紹介した、後半部分が今後利用できなくなる可能性が大です。

 日経平均イベントは、市場に与える影響が激しかっただけに、今回の判断は「順当」だと思います。研究し、傾向をつかんだのに、今後使えなくなるというのは、多少残念ですが、仕方ありません。すっぱりとあきらめて、次の投資法を探すことにしましょう。


2005/6/6(月)

 今日は四半期恒例の、会社四季報を先取りした「オール投資」の発売日です。以前の投資戦略でご紹介した「四季報相場は存在するか?」では、実際に四季報相場が存在することを示すデータが出ました。

 しかしながら、前回の四季報発売時期は、3月の上昇相場中であり、良材料に敏感に反応していた時期でした。今回の場合は、どちらかと言えば下降相場中です。今回も同じように反応するかどうかは、なんとも言えません。

 ざっと見た感じでは、今日はオール投資で特集していた「増益率ランキング」「低PERランキング」あたりが、上昇していたように思えます。単なる偶然かもしれませんが。


2005/6/4(土)

 「楽天証券セミナー」に参加してきました。狙いはただひとつ、今井澂さんの「BRICsと日本経済について」の講演を聞くためです。この方の視点がとても高く、普通の人が見ていない部分を、しっかりと見ているところが素晴らしいと思うのです。

 信じる・信じないは別として、お話になった内容を要略すると:
  • 日本・韓国・北朝鮮・中国 がにらみあっているめ、秋口までは、海外のヘッジファンドはこれらの国の株を買い控えている。
  • 今の日本の株価水準は歴史的に安い。日経平均18,000円くらいが、高くも安くもない水準である。
  • 株価が高くならないのは、持ち合い解消による浮動株の買い手がいないため。海外ヘッジファンドも安いことを知っているため、今持っている株は売らない。
  • 日本は、インフレまではいかないが、デフレは近いうちに終焉する。
  • デフレが終焉する理由は「中国の通貨切り上げ」と「日本の不良債権がひと段落」したこと。
  • デフレからインフレに切り替わる初期には、企業が儲かり、株価も上昇する。特にBRICsに輸出する企業は恩恵を受ける。
  • 郵便局の国債買い入れ義務が2008年3月に終了するため、長期金利が上昇する。
 講演では、上記内容を補強する、具体的な数値を上げて説明されていました。やっぱり聞きに行った甲斐がありました。


2005/6/3(金)

 今日も、「郵船航空サービス(9370)」が続きました。値上がりは昨日の「アイフル(8515)」には届かないものの、分売に当選した場合、割引率がほぼそのまま含み益となりました。1日チャートを見てみましょう。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 私はE*Tradeで分売に参加しました。分売株式数が多く、割引率も低かったので、今回も当たるだろうと思っていたのですが、当たりませんでした。さらに下値狙いで、分売とほぼ同じ株価で、タップりと買い指しをしていたのですが、アイフルと違って、全く下落する様子はなく、約定しませんでした。ちょっと残念。

 貸借銘柄の分売狙いは、あまりにも出来過ぎて怖いくらいです。まあ、いつかは通用しなくはなると思いますが、それまでは楽しむことにしましょうか。くれぐれも自己責任でお願いしますね。


2005/6/2(木)

 今日、立会外分売だった「アイフル(8515)」は素晴らしい株価の伸びでした。朝方は弱かったものの、すぐに前日比まで戻し、さらに上昇していきました。1日チャートを見てみましょう。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 分売価格が7,751円、終値が8,010円でした。単位株(50株)を分売で購入できたとして、売買手数料を除けば、約 1万3000円の利益です。素晴らしい。

 もし E*Tarade で当選したならば、信用取引の手数料は1回あたり 577円です。立会外分売での手数料は 0円です。従って、「信用売り」と「現渡」の技を使えば、1日分の信用利率を払うとしても、手数料として600円あれば十分です。

 私もダメ元で、E*Trade で 100株申し込みしました。割引率が低かったためか、無事に50株の当選。約定通知のメール到着時間が、9:17 でしたので、それ以降は売ることが出来る状態になったようです。相場の神様ありがとう。

 さて、アイフルの1日チャートを見ると、面白いことがわかります。朝方に最安値をつけたのですが、その価格が 7,710円 と、分売価格よりも安く買えました。 ということは、分売に頼らなくても、分売近辺の価格で指していた場合、大量に仕込むことが可能でした。

 今回はとても上手くいった方だとは思いますが、立会外分売の貸借銘柄について、こんなに面白い現象が起きるとは思ってもいませんでした。とても得した気分です。

 今晩も「郵船航空サービス(9370)」が、貸借銘柄として分売が行われます。今日もいい感じで値下がりしました。単価もまあまあ高いし、応募してみましょうかね。


2005/6/1(水)

 今週の投資戦略「立会外分売は貸借銘柄を狙え!」について、ページの末尾に、1月から5月末までの分売データをダウンロードできるようにしました。投資戦略の詳しいデータが欲しい方は、どうぞご自由にお使い下さい。

 ちょうど良いタイミングで、貸借銘柄の「アイフル(8515)」の立会外分売が今晩、募集しています。割引率が2% と、大抵の3%より低い値です。

 今年、2%程度の割引率で、貸借銘柄の分売は2度ありました。2/15日の「TRP(6463)」 と 5/25日の「ローランド(7944)」です。単位取引単価も安いこともあって、あまり儲けは出ませんでした。詳しくは、ダウンロードしてご覧下さいね。

 今回のアイフルは、単位取引単価が 387,550円とやや高めなので、参加してみようかと思います。しかしながら、すぐ後に、同じく貸借銘柄の「ティー・ワイ・オー(4358)」「郵船航空サービス(9370)」も分売を待っているので、もうちょっと待ってそっちに賭けてもいいかなとも思ったりします。

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