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2005年11月

2005/11/30(水)

 今日は以前の投資戦略で取り上げた通り、MSCI Small, MSCI KOKUNAI, RNプライムの3つがぶつかる、いわばインデックスの「トリプルウィッチング」とも言える日でした。

 これらインデックス買いが重複する銘柄うち、出来高が少ないために、上昇率が10%を超える爆裂した銘柄が2つありました。リクルートコスモス(8844)とバロー(9956)です。一日チャートを見てみましょう。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

リクルートコスモス(8844)


バロー(9956)


 リクルートコスモスは、MSCI KOKUNAI と RNプライムの新規採用、バローは、MSCI Small と RNプライムの新規採用でした。

 私は、2つのインデックスが新規採用し、出来高が少い銘柄で絞り込んだ結果、偶然にもこの2銘柄をピックアップし、チャレンジしていましたので、嬉しい結果でした。ちょっと残念だったのは、買ってすぐに、5%上昇で売り指値をしたら、大引けを待たずに売れてしまったことです。更にそこから伸びるとは想像していませんでした。

 それでは、どのインデックスの新規採用銘柄の成績が良かったのか集計してみると、以下のようになりました。数値は当日比です。

MSCI
Small
MSCI
KOKUNAI
RNプライム 平均 TOPIX JASDAQ
平均
上昇率
100.70% 101.65% 102.87% 101.63% 99.06% 100.57%

 一番良かったのは「RNプライム」です。採用銘柄数が多かった割には上昇し、インデックスとして立場を広げつつあるのではないかと思います。今後要注目のインデックスです。

 「SMCI Small」 はJASDAQ平均よりもやや良い程度ですが、東証一部銘柄も含まれているため、それなりに健闘していると言ってよいでしょう。

 この結果を見ると、リクルートコスモス(8844)は上昇して当然の銘柄でした。今から来年の11月末が楽しみですね(笑)。最後に、全部の銘柄の成績を掲載します。RNプライムの新規採用銘柄は結構良かったことが分かります。

コード 銘柄名 MSCI Small MSCI KOKUNAI RNプライム 当日比 高値引け
1491 中外鉱業 97.30%
1880 スルガコーポ 104.03%
2109 三井製糖 99.79%
2337 アセット・マネジャーズ 101.94%
2385 総合医科学研究所 101.81%
2420 CHINTAI 100.00%
2432 ディー・エヌ・エー 99.64%
2433 博報堂DY 101.43%
2440 ぐるなび 99.00%
2759 テレウェイヴ 100.68%
2792 ハニーズ 104.44%
2799 ネクサス 96.21%
3001 片倉工業 103.84%
3433 トーカロ 109.19%
3514 日本バイリーン 103.23%
3587 アイ ビー ダイワ 106.25%
3716 アーティストハウス 99.29%
3769 GMOペイメント 98.95%
3882 紀州製紙 99.68%
4310 ドリームインキュ 99.02%
4314 ダヴィンチ・アドバ 105.94%
4714 リソー教育 100.00%
4788 サイバー・コミュニ 107.34%
4823 サイバード 97.95%
4848 フルキャスト 103.98%
4849 エン・ジャパン 98.12%
4924 ドクターシーラボ 101.60%
4974 タカラバイオ 100.47%
5008 東亜石油 101.57%
5352 黒崎播磨 102.02%
5479 日本金属工業 99.21%
5631 日本製鋼所 100.92%
5632 三菱製鋼 101.54%
5721 エス・サイエンス 101.39%
5726 住友チタニウム 97.65%
5809 タツタ電線 99.42%
5856 東理 100.00%
6103 オークマ 101.89%
6205 OKK 97.88%
6269 三井海洋開発 101.92%
6390 加藤製作所 100.46%
6423 アビリット 103.31%
6436 アマノ 99.90%
6461 日本ピストンリング 99.01%
6463 帝国ピストンリング 102.91%
6670 MCJ 100.85%
6675 田村大興 103.55%
6728 アルバック 101.43%
6751 日本無線 99.06%
6766 宮越商事 94.25%
6793 山水電気 102.56%
6835 アライドテレシス 101.56%
7238 曙ブレーキ工業 103.70%
7245 大同メタル工業 99.63%
7278 エクセディ 100.63%
7421 カッパ・クリエイト 98.39%
7429 セイジョー 98.98%
7545 西松屋チェーン 100.00%
7602 ジャック 97.40%
7606 ユナイデッド 102.87%
7638 シーマ 100.00%
7717 ブイ・テクノロジー 105.56%
7732 トプコン 98.89%
7739 キヤノン電子 100.66%
7956 ピジョン 100.93%
8051 山善 98.77%
8074 ユアサ商事 101.55%
8173 上新電機 104.63%
8192 シグマ・ゲイン 102.40%
8206 アポロ・インベスト 103.17%
8235 松坂屋 101.90%
8237 松屋 106.53%
8291 東日カーライフ 99.69%
8325 北越銀行 100.55%
8337 千葉興業銀行 101.30%
8338 関東つくば銀行 101.18%
8349 東北銀行 100.58%
8374 三重銀行 100.42%
8424 芙蓉総合リース 103.86%
8550 栃木銀行 100.11%
8563 大東銀行 104.18%
8611 コスモ証券 99.05%
8697 大阪証券取引所 100.00%
8699 エイチ・エス証券 102.79%
8701 イー・トレード証券 100.16%
8703 カブドットコム証券 101.96%
8821 立飛企業 99.81%
8834 藤和不動産 103.48%
8840 大京 99.85%
8844 リクルートコスモス 111.55%
8879 東急リバブル 104.52%
8882 ゼファー 103.30%
8888 クリード 102.48%
8902 パシフィックマネジ 101.27%
8914 エリアリンク 108.03%
8922 アイディーユー 101.96%
8936 リプラス 101.44%
9303 住友倉庫 100.23%
9305 ヤマタネ 100.00%
9474 ゼンリン 105.82%
9543 静岡瓦斯 101.79%
9633 東京テアトル 102.48%
9653 SBIパートナーズ 106.09%
9671 よみうりランド 105.16%
9672 東京都競馬 100.56%
9722 藤田観光 103.40%
9898 サハダイヤモンド 100.00%
9948 アークス 106.13%
9956 バロー 111.26%


2005/11/29(火)

 今日はREIT買い日でした。全部で3銘柄です。早速結果を見てみましょう。いずれの銘柄も、引け際に大量の出来高があり、REIT買いが実際にあったことを示しています。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

FCレジデンシャル(8975)



DAオフィス(8976)


阪急リート(8977)


 阪急リート(8977)が素晴らしい上昇を見せていますね。なぜ阪急リートだけが突出したのか、原因を考えてみましょう。

 インデックス買いの基本は、「時価総額が高く、流動性が低い」銘柄を狙うことです。ここで問題となるのは、REIT銘柄の「流動性が低い」をどう解釈するかです。

 REIT銘柄は、発行済み口数のほぼ100%を上場時に売り出すため、発行済み口数が、そのまま浮動株数となります。従って、「流動性が低い」という意味は、「発行済み口数が少ない」の意味と直結します。

 となると、「時価総額が高く、発行口数が少なければ」需給がひっ迫することになります。その観点から、昨日段階の、発行口数と時価総額を見てみましょう。

コード 名称 発行口数 時価総額
8975 FCレジデンシャル 32700 14,682,300,000
8976 DAオフィス 100000 50,000,000,000
8977 阪急リート 69400 49,759,800,000

 時価総額が高いのは、DAオフィスと阪急リートです。その中で発行口数が少ない阪急リートが需給ひっ迫したと考えられます。

 今回は後解釈なので、今後このままうまく説明できるのかといわれると、正直苦しい所がありますが、それでもひとつの基準になるのではないかと思います。


2005/11/28(月)

 今日は久々に、貸借銘柄の立会外分売日でした。その銘柄はシークス(7613)で、分売当選者が公開される直前の9:15分近辺が最安値となる、とても分かりやすい典型的な1日チャートとなりました。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 とっても地味な戦略なので、今ならソフトバンク(9984) を素直に買った方がまだいいんじゃないの? という気もしますが(笑)、安心戦略として押さえておきたい所です。

 しかし、こんなに毎日株価が上昇すると、買いタイミングを気にせずに利益が出せるので「本当にこんな楽していいのだろうか? これは何かの間違いでは?」と本気に思ったりします。下降トレンドの時期を長く過ごしたせいでしょうかね... 長年投資をあきらめずにいたご褒美なのだと、今はありがたく、頂くことにしましょう。


2005/11/27(日)

 実は私、たまに会社で英語を教えていたりします。海外赴任の経験をもとに「海外で快適に過ごすための英会話」として、2時間ほどの簡単なプチ英会話講座を開催しています。

 英会話力ゼロから現場(アメリカ)で身につけた英会話ですので、超実践的で、かつ誰にでもすぐに使うことができる「英会話のコツ」として教えています。

 受講者の方の評判が良いので、気を良くして(笑)、毎週日曜日にでも、ここに連載の形で掲載しようかと思っています。文章だけで、どこまで雰囲気をお伝えできるのか少々不安ではありますが、そこはうまくチャレンジしてみたいと思います。

 皆様には、ここで株投資についてのヒントを得てもらい、さらには英会力もつけて頂き、それによって、気候の良い海外での「幸せなリタイア生活」を悠々自適に過ごせるだけの力を与えることが出来たなら、私はとても幸せに思います。

 では早速、来週の日曜から始める予定ですので、楽しみに? してくださいね!?


2005/11/26(土)

 アメリカITバブルを身を持って経験した私としては、テレビ・新聞・雑誌等で、「海外旅行分儲けました」とか「車一台分儲けました」、という景気の良い投稿が増える度に、「これはヤバイ兆候」と思えてしまうのです。

 特に「投資って簡単だね」と思える瞬間が超危険信号です。ITバブル絶頂期には、「買った銘柄が全部上がってしまって、投資がつまらない」と思った瞬間が本当にありました。もちろん、ほどなく、叩きのめされましたが(笑)。

 きっと長く投資を行っている人程、このことが身に染みていることかと思います。じゃあ、下落がいつ始まるのか? と言われると、それは正直分からないのです。明日かも知れませんし、2-3年後かも知れません。

 老婆心ながら申し上げると、「災害は忘れた頃にやってくる」に似て、「暴落は安心した頃にやってくる」ということです。常日頃から「災害」に備えると同様に、「暴落」が始まった場合に、どう行動するのか、ある程度シナリオを練っておくと、慌てることはなくなると思います。

 短期投資家であれば、どの銘柄を処分する、売りヘッジをかける等でしょうし、長期投資家であれば全く逆で、現金割合を多めにし、暴落時に「買い物」をするといったことが考えられるかと思います。

 さて、金曜日に東証で発表された「投資部門別売買状況」ですが、いつものようにグラフにしてみます。外国人買いはピークを超えつつあり、やや細っているものの、まだそれなりにあります。長期と短期の平均移動ラインがクロスするまでは、あと3週くらいはありそうな雰囲気です。




2005/11/24(木)

 体操の世界選手権の男子個人総合決勝で、「冨田洋之」さんが金メダルを見事ゲットしました。おめでとうございます! アテネオリンピックで、最後の鉄棒を演技していたことで記憶がある人も多いと思います。

 かなりどうでもよい話題なのですが、この人、北斗の拳の「ケンシロウ」にそっくりじゃないですかね? あの筋肉といい、目つきといい、実写版で映画を撮ったら、結構いける気がするのですが。かっこいいですね。私だったら絶対見に行きたい!

 冨田さん、セントラルスポーツ(4801) の所属です。因みに、アテネオリンピックの団体優勝の翌日の一日チャートを見てみましょう。寄り付き天井のV字回復ですか... (出典: Yahoo Japan Corporation.)




2005/11/23(水)

 私は優待月別に銘柄を整理しているのですぐ分かるのですが、昨日は随分と1月の優待銘柄が買われました。バルス(2738)を始め、ほぼ全銘柄上昇しています。一方で明日が最終権利日の11月優待銘柄は、全部値下がりとは言いませんが、まちまちの動きです。

 毎月20日過ぎ近辺でこのような動きがよく見かけます。きっと私のように、優待銘柄の値上がりを狙っている人が、11月優待銘柄を売って、1月優待銘柄へと入れ替え(一種のロールオーバー)をしているのではないでしょうか。

 もうひとつの理由として、20日過ぎはマネー系雑誌の販売が集中し、必ずといっていいほど「優待銘柄コーナー」があります。株式を始めた頃の人が、その記事に触発され、買っているのではないかと思います。特に1月の優待銘柄は少ないため、集中が起きているのではないかと。

 少々辛口な”たとえ”ですが、優待銘柄は「檻(オリ)の中の餌」のように思えます。優待の魅力に誘われて、権利落ち日まで保有すると、「株価の値下がり」という「オリの中」に閉じ込められてしまいます。月日が経てば、そのオリは自然消滅しますので、それを覚悟で入る分には良いと思います。

 一番賢いのは、金を掘りに来た人に道具を売る商売人と同様に、優待銘柄に誘われて、オリに集まってきた人に、オリの中に入る権利(株)を売ることじゃないかと思ってしまいます。


2005/11/21(月)

 昨日、最後にちょっとだけ紹介した「優先株等の転換」の銘柄、しっかりとFFWが修正されていました。浮動株比率のページにある銘柄別浮動株比率の変更等です。今日の段階で、一番下の覧にある、UFJニコス(8583)です。福寿草さんにご指摘を受けました。ありがとうございます。

 私はここをチェックせずに買ってしまったため、今日は勉強代を相場にしっかりと支払いしました。もし私の記事を見て買った人がいましたら、申し訳なく思います。

 TOPIXが浮動株に移行していない段階だったらほぼ間違いなく急騰したと思います。今後はインパクトがあると思われる事象が発生しても、銘柄別浮動株比率の変更を毎回チェックする必要があります。もう少し、浮動株化の場合のパターンを研究する必要がありそうです。


2005/11/20(日)

 毎週土曜日の11:00から、いつもBSJapan(テレビ東京系)の「マーケットウィナーズ」を見ています。以前にも紹介したことがあると思うのですが、1週間の流れを総まとめしてくれるので見ています。

 その番組の中に特集コーナーがあるのですが、今週は「相場とセクターとの関係」を取り上げていました。その中で最後に笑えたのが、「日経平均の連騰(月足)は、銀行セクターと自動車セクターの同時高騰と共に終える」との話をしていました。

 ええ、それって、今月が危ないんじゃないの?(笑)。私の手元にセクター指数の推移がないので、その事実を確認しようがないのですが、なんともタイムリーな? 話題ですねぇ。

 どなたか、セクター指数の推移データが取れるサイト知りません?? 自分でも確かめてみたいのです。投資戦略にも使えるかもと思っています。

 ところで皆様、今月の「新株予約権の行使等に伴う上場株式数等の変更」ってご覧になりました? ある銘柄の「優先株等の転換」株数はすさまじいものがあります(探してみてくださいね!)。

 金曜日の株価で計算すると、5300億円あまり。通常の東証一部昇格銘柄の時価総額と比較しても、それを楽勝で上回る、かなり珍しい現象です。これからどうなるか楽しみですね。(11/21追記: FFWの変更により、ほとんどl購入インパクトがないことが判明しました。お楽しみはなさそうです)


2005/11/18(金)

 最近のポータルサイトの地図関連の充実は目覚しいものがあります。わずかここ半年間ですが、マウスでスクロールが可能なようにした先進的な所では、googleマップ, goo地図, yahoo地図(スクロール地図は混雑のため一時閉鎖中) があります。あとは livedoor地図 (ここは航空写真がすごい)でしょうか。

 中でも、googleマップでお店を検索できる、googleローカルは面白いです。お店自体をgoogle検索エンジンで探し、掲載しています。さらに、その場で「グルメぴあ」によるお店情報や、アスクユーによる「お店の評価」まで一緒に見ることができます。こりゃすごい!

 試しに、池袋のラーメンで検索すると、どれが評価が高いかすぐ分かります。こんなのが普通に利用されたら、ぐるなび(2440)や駅探は大丈夫なんでしょうか。

 こんなのを立て続けに発表する google(GOOG) の株を買いたくなります。株価は $400か...。


2005/11/17(木)

 今日はひっそりと、MSCIの四半期入れ替えの発表がありました。MSCIの四半期の採用・除外基準はかなりきつくて、採用の場合、浮動株調整後の時価総額で、$1,800mil必要で、通常の倍です。大型の新規上場でもない限り、採用はありません。ゆえに、今回、日本では、新規採用銘柄がありませんでした。

 今日上場したSUMCO(3436)はどうかと言えば、公募・売出株数が全部で 43,620,000株。これが全て浮動株とみなせますので、43,620,000 X 3,900 = 1700億円。約1430mil。 現在の株価では、次回の2月の四半期採用はあり得ず、しかしながら、5月の年次入れ替えでは、ほぼ間違いなく採用されます。

 ただ、もう少し株価が上がって、円高方向に振れると、$1,800milをクリアし、2月の採用が実現する可能性があります。

 話変わって、木曜日といえば、東証で発表された「投資部門別売買状況」ですが、いつものようにグラフにしてみます。今週も外国人買いがそれなりにありました。ただし、過去のような「大幅買い」ではありません。

 この結果、長期と短期の平均移動線が近づきつつあり、あと2週あたりで交差しそうです。ちょっと黄色信号でしょうか。




2005/11/16(水)

 強烈な狼狽売りで終了する「セリングクライマックス」ですが、今日は軽めだった(といっても所有している人には恐怖以外の何者でもないですが)2銘柄を監視していました。

 よく見かけるのは、前日比マイナスで始まり、一気に底まで売り込まれて、復活するパターンです。信用による追証の手仕舞いが集中するためかも知れません。監視していたフォルクス(8216)とダイエー(8263)もそうでした。大体いつも朝方 9:15 前後が底です。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

フォルクス(8216)


ダイエー(8263)


 デイトレーダーにとっては黄金の勝利パターンでしょうね。サラリーマンは相場を四六時中監視できないので、チャートの形を見て、お昼休みにケータイからの注文といった、ちょっと控えめな投資になってしまいます。

 話は全く変わって、ソフトバンク(9984)は毎日年初来高値を更新中。1月の株式分割時には子株翌日配布のため、投資余力は減らないし、子株タイムラグがないたために、安心して買っているのでしょうか!?

 自分が掲示板で、「アメリカ株の場合は分割日まで上昇するパターンが多い」と言ったはいいけど、株価シナリオが描きにくい銘柄(未解析のイベント)なので、ホールドしていません。どうしようか思案中。

 来年1月になって、「ほら、アメリカ株と傾向が似ているでしょ。儲けちゃいましたよ」と言いたいのは山々なのではあるが、「今日が天井」かも知れないし、ぶつぶつ...(笑)。


2005/11/14(月)

 以前に、みずほFG(8411)の時にも取り上げました、投資戦略「公募・売出しなら貸借銘柄を狙え!」についてですが、取り扱う公募・売出し銘柄が、証券会社によってかなり違っていることを、今になって分かりました(笑)。

 各証券会社で取り扱われる銘柄については、トレーダーズ・ウェブ に一覧として掲載されています。この中から貸借銘柄を見つけるのも良いかと思います。

 ただしし、私が取り上げた戦略は、松井証券にて取り扱った銘柄を調査したものであり、ネット専門証券以外での「公募・売出し銘柄」にもそのまま利用できるかは分かりません。

 適用できるか見分けるポイントは、「公募・売出し」のニュースが広く知れ渡り、それが株価に織り込まれていることだと思います。

 意外と「公募・売出し銘柄」って、多いんですねぇ。


2005/11/12(土)

 密かに注目している「RNプライム指数」定期銘柄入れ替え銘柄の発表が、大証からありました。なぜかしら、本家の野村からはあまりはっきりした発表はなされていません。12/1日に入れ替えですので、11/30日がインデックス売買日になるはずです。結構入れ替え銘柄が多いです。

 TOPIXの浮動株化に伴い、RNプライム指数にベンチマークを移行した運用会社もあると聞きます。今回の入れ替えによる 11/30日の出来高を見れば、どの程度の金額がTOPIXから移行したのかが見えてくるかも知れません。

 じゃあ、「RNプライム指数」のインデックス売買を狙えるかと言えば、ちょっと良く分かりません。チャレンジャーの方は試してみてもいいですが、これが有名になると、TOPIX浮動株化の時のように逆向きに動くかも知れません。

 話題変更して、昨日、ソフトバンク(9984)の分割により、みなし額面が中途半端な額になることをお伝えしましたが、なんと、「虎年の獅子座」さんのサイトでも同じようなことを言及されていました。

 私は掲載した時点で、「虎年の獅子座」さんのサイトを見ていませんでした。それは先方も同じだと思います。なんたる偶然!!インデックスを追っかけている人は、同じ所が気になるんでしょうね。

 「虎年の獅子座」さんと同じ視点を持てるとは、嬉しい限りです。


2005/11/11(金)

 掲示板での「ミホちゃん」さんからの投稿で、ソフトバンク(9984)が株式分割することを知りました。その株式分割は、来年からの東証の新制度の下、子株を即日交付する仕組みを取ります。今までは子株交付まで1ヶ月半以上かかっていたのですが、それがなくなるようですね。

 こうなると、今まで投資戦略として有効だった「株も株価もみな戻る!」の賞味期限が12月末分割まで銘柄となり、あと半年程度の運命です。私はこれを結構利用していて、分割銘柄の貸借銘柄について、子株還流近くで空売りを仕掛けていました。

 最近は株価上昇傾向にあるので、恐ろしくて利用しなくなったのですが、またボックス相場か、下落相場になれば、活躍の機会があると思っていました。でも、もう使うことはないかもしれません。

 でもガッカリなんてしていませんよ。今度は逆に即日交付になったために、また独特な株価の推移を見ることが出来るかも知れません。米国は既に即日交付と同等の仕組みで、分割して株式が増えると、売り手が増える傾向にあるようです。

 いずれにせよ、投資家にとって分かり易い仕組みになりますし、これによって市場への参加者が増えることを期待して、これで良しとしましょう。

 今回ソフトバンクは3分割します。そしてソフトバンクは日経平均採用銘柄です。最近の例から、日本経済新聞社は、整数値の分割は、みなし額面で対応するでしょうから、インデックスの売り買い要因は発生しないでしょう。

 ここで面白いのは、オタク的な話で申し訳ないのですが、3分割をみなし額面で対応すると、「みなし額面50/3円」になり、整数では言えない、かなり特殊な状況になるのです。

 日本経済新聞社は「ソフトバンクのみなし額面を50/3円にします」と、ちょっと笑えるアナウンスをするのでしょうかね。紙面に掲載する時には、この分数の「/」スラッシュは、書きにくいと思うのです。まあ、大きなお世話でしょうけど(笑)。

 さて、一日遅れましたが、昨日東証で発表された「投資部門別売買状況」ですが、外国人買い強しです。東証一部の時価総額の12.56bps(1bps=0.01%) と、5週間ぶりの2桁買いを記録しています。



 日本経済新聞社では、外国人買いの規模をいつも「絶対額」で掲載しています。私は、時価総額に対する割合表示の方が、株価へのインパクトが分かり易て良いと思うのですが。

 最後に、皆様、風邪にはお気をつけ下さいませ! 私はもう3週間経つのですが、いまだに体調が万全ではありません。昨日もほとんど倒れるように寝てしまいました。しつこいですよ、今年のは。


2005/11/9(水)

 とうとう、E*TradeでのIPOポイントが「101」となりました。IPOの申し込みがハズレ続けて101回。よくまあここまで来たものです。それもそのはず、毎回最低購入単位でIPOポイントを使用しない申し込みをしていますので、当たるわけがない(笑)。

 もちろんこうする理由があって、単位株価が高く、人気が出そうな銘柄に対して全力で申し込もうかと思っています。単価 株価20万円の銘柄が 200% 上昇でも 60万円にしかなりませんが、単位株価100万円の銘柄が200%上昇すれば、300万円になります。

 まだじっくりと見ていませんが、単位株価が150万円で決まりそうな、ファンコミュニケーションズ(2461)に全IPOポイントを使ってチャレンジしてみましょうかね。久々の100万円台であり、1100株しか公募しません。

 まあ、それでも当たるのは、ほとんど奇跡に等しいでしょうね。

 また、さっきちらっとコスモ証券を見たら、今月発表分の東証1部への昇格候補銘柄の一覧が出ていました。東証から発表があるのは、11月18日の引け後です。

 ご存知の通り、TOPIX浮動株化の移行中であり、昇格銘柄のFFW値は、完全浮動株化が適用されるため、実際のインパクトはかなり低くなります。それでも人気だけは出て急騰する可能性がありますので、うまく立ち回って下さいね。


2005/11/8(火)

 おととい、国際石油開発(1604)帝国石油(1601) との経営統合と日経平均関連の売買について取り上げましたが、「龍さん」から、もっと影響度が大きいものを教えて頂きました。どうもありがとうございます。

 それは、来年の3月に行われる、豊田通商(8015)トーメン(8003)合併です。合併比率がいびつで 1:0.069 です。トーメンは日経平均採用銘柄ですが、豊田通商は違います。

 現在、トーメンの日経平均寄与度は下から3番目で、ほとんど空気みたいな存在です。これより下位は、スカパー(4795)双日(2768)しかありません。

 もし、この合併によって存続会社の豊田通商が日経平均に採用されるとなると、日経平均寄与度で 225位中の32番目に顔を出し、無視できない存在になります。ほぼ、豊田通商が新規採用と同等のインパクトがあります。

 ただ、ちょっと気をつけなければならないのは、まだ豊田通商が日経平均に採用されると確定したわけではないことと、もし採用されるとしても、合併比率があまりにも違いすぎるため、何らかの特別対応をしてくる可能性があります。

 まだまだ合併は先の話とは言え、2月末の第2回目のTOPIX浮動株化移行イベントで油断していると、乗り遅れてしまうかも知れませんので、注意が必要です。

 さすがに225銘柄もあると、頻繁に合併イベントが発生しますね。こういったイベントに投資参加する私にとっては、嬉しい限りですが(笑)。


2005/11/7(月)

 どんどん円安が進んでいますね。今やすっかり、円安の原因として有名となったアメリカの時限立法である「本国投資法」 ですが、昔の夕凪通信を読んでいたら、今年の4/1時点で取り上げていました。

 もちろん、私が予想したのではなく(笑)、今井澂さんです。実はもっと先に指摘していたのは、今や衆議員となった元エコノミスト「佐藤ゆかり」さんとのことです。

 今井さんは、過去にデフォルトとなった「プリンストン債」を薦めていたらしく、私が聞きに行った講義では「グローバルソブリン」を薦めたりと、個別商品推薦ではかなり「?」がつくのですが、相場全体を見渡す場合は、結構参考になります。

 株価についても、かなり楽観的な予測を出していて、今年の6月時点の予想で日経平均 18,000円が高くも安くもない所だとのこと。今までの大局観が合っているだけに、ちょっと注目です。

 今井さんがいつどこで講演を行っているのかについては知りませんが、機会があったら聞きに行くのも良いかと思います。但し、個別商品の推薦については、ちょっと身を引いておいて下さい。


2005/11/6(日)

 昨日は土曜日にかかわらず、国際石油開発(1604)帝国石油(1601)の経営統合の発表がありました。時期は2006年3月末です。

 株式移転比率は 1:0.00144 と、国際石油開発(1604)の株価818,000円をベースとすると、帝国石油(1601)は、1,178円と、金曜日の終値1,174円よりも若干帝国石油側に有利のように見えます。

 しかしながら、統合まで、それぞれに配当が行われ、移転時には、株式移転交付金が帝国石油側の株主に支払われる等の事情があり、現時点での損得を正確に計算するには結構難しいものがあります。

 私が最も注目したのは、帝国石油が日経平均採用銘柄であることと、統合比率が整数ではないことです。恐らく、統合会社がそのまま日経平均採用銘柄となるでしょうから、ほぼ間違いなく、日経平均調整の売買が発生します。恐らく帝国石油の「売り」需要が発生します。

 今日の時点での帝国石油の日経平均寄与度は、225番中87位、0.35%と、そこそこの影響度です。ただ、日経平均調整の売買がみんなの注目を浴びすぎると、今回のTOPIX浮動株化同様に、株価が逆向きに動きかねません。きっと3月には、皆が忘れていることを期待して、順向きに売買してみましょうかね。まだまだ先の話で分かりませんが。

 話題変更して、今日デパートに行ったら、女の子がカードゲームを中心にたくさん集まっていました。随分前から設置されていたのは知っていたのですが、最近急にプレイする人数が増えてきたように思えます。

 そのゲームは、セガが発売している「オシャレ魔女 ラブ&ベリー」です。うまいなーと感心したのは、秋冬バージョンとして、季節別のオシャレカードを用意しているところです。

 「女の子はゲームに熱くなることはない」と私は思い込んでいたのですが、どうも違うようですね。ムシキングを凌ぐ勢いのようにも思えます。

 セガトイズ(7842)12月のクリスマス商戦合わせてグッズ販売してくるようなので、その時にはムシキング再来で、また株価が上昇するのでしょうかね。女の子はゲームグッズに興味を示すかなぁ??

 最後に、事情により最近お休み中の「投資戦略」ですが、来週から開始を予定しています。ネタも引き続き募集していますので、お気軽にメール or 掲示板に投稿、お願いします!


2005/11/4(金)

 ここしばらくずっと、「とりあえず株を持っていれば、いつかは上がる順番がやってくる」といったような、ものすごい上昇相場ですね。いつも休み明けが強いです。こんなに簡単に上昇して、いいのでしょうか。

 まあ、ここ数年間、苦しくも株式投資を続けた人へのボーナスだと思って、素直に受け取っておきましょう(こんなことを言った次の日から、足元をすくわれる可能性があるのもまた、株式投資の醍醐味ですが)。

 以前に紹介した「ガイアの夜明け」銘柄ですが、登録配信メールを待たずとも、もうWebサイトでは内容を更新されているのですね。こちらを見れば、今週は明豊ファシリティーワークス(1717)がメインのような気がします。

 株価の上昇具合を見ると、水曜日の朝にはWeb上で内容が公開されていたようですね。今日気づいて、ちょっとだけ買い物を入れてみました。出来高が少ない銘柄なので少々怖いのですが、どこまで上がるのが、楽しみです。今度からは、毎週水曜日朝にWebチェックするのが良さそうです。

 さて、最近ここで恒例となりつつある、投資部門別売買状況ですが、相変わらず外国人買いが強いです。逆に個人は先週大幅に売り越しました。外国人買いによる平均移動線のデットクロスはまだ遠いので、もう少しは安心しても良さそうですね。




2005/11/3(木)

 みずほFG(8411)は最近、株式売買が活況ですね。かけ流しさんに指摘されて気づいたのですが、特に11/1(火)の「公募株式の交付日」は、引け際に急激な株価上昇が見られました。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

みずほFG株価DAYチャート

 引け際が余りにも強烈な株価の上昇 & ザラバ引け で6000株程の買い物を残していたので、「TOPIX買い」が入ったのかと思い、いろいろ調べました。しかしながら、特にそのようなことはないようです。福寿草さん、ご協力、ありがとうございます。

 なぜこの日だけ、こんなに株価が上昇したのかが、はっきり分かっていませんが、「交付日の株価下落」を期待し、この日に購入を決めていた方たちが、全く下がらない所を見て、急激に買い増したように思えます。

 株式公募増資等による、「需給悪化」懸念で下げた所の株価で買うのは、とても良いタイミングかもしれませんね。特に貸借銘柄については。先月初めに公募した東急不動産(8815)もびっくりするくらい上昇しています。

 よくよく考えると、今回のみずほFG(8411)は、所有株を売り出しただけで、増資したわけではありません。全く本業とは関係なかった訳で、今思えば、買いの絶好のチャンスでしたね... 後解釈なので、何とでも言えますが(笑)。

(追記) 掲示板でちんたろうさんから、みずほFGの株価急上昇はMSCIのリバランスではないかとのご指摘がありました。トレーダーズ・ウェブによれば、ウェートが 44bps上昇したとのことです。

 MSCIのリバランス系の情報は、なかなか手に入れることができませんが、今後もMSCIに採用されている銘柄について、公募株式の交付日にMSCIのリバランスが入る可能性もあるかもしれませんね。


2005/11/2(水)

 ようやく幕張の東京モーターショーに行ってきました。さすがに超BIGイベントですね。会場周辺の道路を封鎖し、歩行者天国のような状態にしています。椅子も多く設置してあります。今日は天気が良くて、野外での食事が楽しめました。

 今日一番驚いたのは三菱自動車(7211)のブースです。トヨタ、日産、ホンダには叶わないものの、人がたくさんいるわ、いるわ。リコール問題に揺れていた頃にも、三菱自動車がブースを展示していた頃を知っているのですが、その時は人が寄り付かない、ガラガラ状態でした。

 もうすっかり、リコールの汚名が晴れたような状態ですね。嫌悪感を抱いている人がぐっと少なくなった気がします。最近また株価が上昇してきたのも分かる気がします。

 そういえば、今日の会場入りする時に、横浜からの高速バスを利用したのですが、途中の道が混雑しているとのことで、なんとアクアラインの木更津経由で幕張入りしました。それでも予定より10分遅れた程度です。

 「サラリーマン大家さん」系の書籍で有名な藤山さんは、物件として木更津地域をお薦めしていた気がします。道路公団の民営化により、アクアラインの通行料が下がれば、都心へのアクセスとして期待できる地域であることが理由でした。

 私が昔、住んでいたカリフォルニアのベイエイリア地域にも、同じ長さの規模の橋がありまして、その当時、料金が片道$3でした。シリコンバレーには土地が高くて住めないものの、この橋の反対側は土地が安く、多くの人が家を構えていました。

 確かに、アクアラインの通行料が劇的に下がれば、ベイエイリアと同じような状況になり、住むには絶好な地域となるでしょうね。宅地にする土地は十分あるし、自然は豊かに残っているし、外房の美味しい魚料理も手軽に楽しめそうです。

 あくまで、本当に通行料が劇的に下がればの話ですか。


2005/11/1(火)

 システムトラブルのニュースが報道される度に、私の心は痛みます。システムの開発に関ったことがある私は、裏方の大変さが身にしみているからです。

 今朝の東証のトラブルでは、「関係者は緊急呼び出しで、客先監禁されている状態なんだろうなぁ。原因が完全把握されるまで、きっと徹夜の作業だよ」とすぐに頭にイメージが湧いてしまうのです。

 私だったら、絶対に「課金に関る業務」と「人の命が関る業務」のシステムを担当したくありません。当たり前のことなのですが、どちらも完璧な完成度を求められます。それを限られた時間と予算と人員の中で作っていくのは、神経がすり減る作業です。

 それでもし、今回のような事態になれば、客先に呼び出され、監禁され、罵倒され続け、徹夜の作業で、寿命が縮む思いです。

 会社としても、トラブル発生時の人件費をサポートし、更に損害賠償まで支払うことになり、大赤字になります。

 従って、NECや富士通、その他大手受注企業の株を買うのは、私にはどうしてもためらいがあります。ひとつの出来事が、会社の利益を簡単に吹き飛ばしてしまう可能性があるからです。

 いずれにせよ今回の出来事で、みずほの統合時に起きたような、自ら命を絶つ人が出ないことを願っています。

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