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2007年2月


2007/2/28(水)

 いやあ、すごい全面安ですね。午前中ほとんどの銘柄が値下がりして、画面が赤だらけ。なかなか体験できない珍しい日でした。記念に画面を保存しておこうかと思った程です。

 日経平均はドーンと下がって、そこから反発も弱く、ずっと底を這っていました。この重い相場の雰囲気、どこかで体験したなぁ... と思ったら、そう、昨年のライブドアショック翌々日(2006/1/18)の、東証が市場を途中で閉めた日の感じです。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

今日の日経平均


2006/1/18日の日経平均


 あまりチャート的には似ていないかなぁ...。昨年は翌日に急反発でした。信用買い方の投売りによって随分安く寄り付いて、そこから+10%以上上昇した銘柄も多くありました。さすがに今回は、追証による投売りは多くないとは思うのですが、銘柄によっては明日の朝方にチャンスが訪れるかも知れませんね。

2006/1/19日の日経平均


2006/1/19日のバルス(2738)


 因みに今日は、MSCI と RNプライム のインデックス買い日でした。MSCIは微調整でしたので、RNプライムに採用された 野村不動産(3231)あおぞら銀行(8304) の一日チャートを見てみます。野村不動産(3231)はザラ場引けです。両方にそれなりに入った感じはあります。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

野村不動産(3231)


あおぞら銀行(8304)



2007/2/27(火)

 せっかくEトレードで当選した日本綜合地所(8878)の公募ですが、締め切り期間が1日もない超短縮だったらしく、私が家に帰って来た時には既に遅し。「意思確認なし」で購入申し込みができない状況でした。

 昨日の時点で当選は確認していて、いつも購入申し込み日数は2日間余裕があったので、今回も同じだろうと油断していました。ヤッチャイマシタ。

 因みに公募価格2,919円で、今日の終値は3,150円。ボタンをクリックしなかっただけで、ほぼWii一台分が消えてしまいました(泣)。皆様お気をつけ下さいね! 私と同じ間違いは、くれぐれもなさらないように。私はしっかり勉強代を払いました。ここで話題のネタとして使えたから、まあ良しとしよう(笑)。


2007/2/26(月)

 今日の日興コーディアル(8603)の株価急騰のきっかけを作ったシティグループですが、旭テック(5606)の海外公募の主幹事も行っていまして、本日発行価格が決定しました。本日の終値からの割引率はなんと 6.27% の 269円です。しかもオーバーアロットメントが中止となりました(つまり相当売れなかった)。

 公募の発行価格の割引率は通常2-3%程度です。時々4%というのもありますが、6%を超えたものは、私の記憶にはありません。「オーバーアロットメント分を発行しない」ということは、価格安定操作が行われず、公募価格を割り込んでも、買い支えが存在しないことになります。

 国内の証券会社なら、もう少しいろいろと調整をつけたのでしょうが、さすがシティグループ。ドライに決めてくれます。こう考えると、日興コーディアルの株式取得も、みんなに優しいTOBなんかではなく、かなりドライな方法を使うかも... と思ってしまいます。


2007/2/25(日)

 今日は神田さん「IPO投資」のセミナーに参加してきました。出版記念とのことでしたので、本の内容についてお話するのかと思ったのですが、全然本には書いていない、かなり実践的なお話でした。本に書かずに隠していたのですね(笑)。

 特に参考になったは、自分の所持する資金別に攻略する証券会社を決めてしまう所です。その他にも、会社や家でも使えそうな、話題の切り出し方、話の持っていき方なども参考になりました。もしIPO投資にご興味があれば、一度神田さんのセミナーに参加するか、いつか発売される今回のセミナーのDVD等を購入してはいかがでしょうか。

 話題変更しまして、今月発売のZAI4月号の私のコメント「公募増資の受け渡しを利用した投資法は、上昇傾向時に有効だ」について、少々分かりにくいかなと思ったのでフォローします。

 まず最初に投資戦略「公募・売出しなら貸借銘柄を狙え!」を読んで頂きたいのですが、ポイントは「貸借銘柄で、公募決定日+2日後の終値時点で、公募価格より+2%以上であれば買い」という点です。

 今年は既に該当銘柄がいくつか出ていまして、石川島播磨(7013)栗田工業(6370)などです。相場全体の上昇期ということもあってでしょうが、どちらもアク抜けのいい感じがあります。

 今後、ホンダ(7267)任天堂(7974)といった人気銘柄も売出を控えていますので、うまくはまってくれるといいなぁと思っています。最後に念のため「くれぐれもご自身の判断で投資してくださいね! 」


2007/2/22(木)

 先週の外国人投資家の買い越し額は、現物、先物共に最高水準でした。いやあ、すごいすごい、1兆円に迫ります。まだまだ衰えを知らず、とても買い安心感があります。節分天井なんて、もう誰も言わなくなりましたね(笑)。

期間 TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
1月1週 -484 99,361 -114,982 -16,105
1月2週 -79,779 -77,542 129,384 -27,937
1月3週 187,246 -74,223 543,062 656,086
1月4週 78,098 -20,069 425,234 483,263
1月5週 48,815 215,434 530,009 794,258
2月1週 -41,388 -52,052 369,317 275,877
2月2週 203,250 221,913 518,955 944,118

 いつものグラフです(参考:外国人買いは上昇トレンドのサイン?)。買い越し率はぐんぐんと上昇中です。実は本日発売のZAI4月号にもこの件が掲載されています。よろしかったら手に取りご覧くださいね!




2007/2/21(水)

 昨日、東証二部から一部への昇格銘柄の発表がありました。以前にここでお知らせしましたように、毎月20日に昇格銘柄の発表をするのは来月を残すのみです。来月の昇格該当銘柄は無い可能性がありますので、実質今回が最後になるかも知れません。

 そこで、毎月20日発表イベント完了(=卒業)記念に、昇格銘柄(=生徒)の上昇率を掲載しておきます。まるで最後の卒業生を送る校長先生の気分です(おおげさ)。

コード 会社名 前日終値 終値 上昇率
3023 ラサ商事(株) 639 680 6.42%
3360 グリーンホスピタルサプライ(株) 187000 193000 3.21%
4653 (株)ダイオーズ 1345 1411 4.91%
4971 メック(株) 1460 1480 1.37%
4975 荏原ユージライト(株) 3750 3600 -4.00%
5702 (株)大紀アルミニウム工業所 853 867 1.64%
6262 ペガサスミシン製造(株) 997 1063 6.62%
6379 新興プランテック(株) 1224 1292 5.56%
7256 河西工業(株) 509 535 5.11%
7838 共立印刷(株) 462 462 0.00%
8255 原信ナルスホールディングス(株) 1430 1540 7.69%
9039 (株)サカイ引越センター 3810 3820 0.26%
9366 (株)サンリツ 1161 1223 5.34%
9380 東海運(株) 469 483 2.99%
9790 福井コンピュータ(株) 1020 1158 13.53%

 今日のかっ飛ばし銘柄の福井コンピュータ(9790)は、立会外分売時に「ななしの星座」さんに掲示板で取り上げて頂いた銘柄であり、あれから上昇率は50%を超えています。とても感慨が深いものがあります。

 因みに今回の昇格銘柄のTOPIX買い日は「4月の最終営業日1日前(4/26)」ですので、まだまだ先の話です。


2007/2/20(火)

 虎年の獅子座さんのサイトでも取り上げられていましたホンダ(7267)の売出の件について、私には「しがらみ」がないので、そのまま実名で記載してしまいます(笑)。

 野村證券が2/14日に発行した「MSCI四半期見直し」レポートのランキング中に「(コンプライアンス上の理由により表示を控えています)」と1銘柄だけ表示されていないものがありました。

 いろいろと資料を付き合わせると、そこは「ホンダ」であり、ホンダの主幹事は野村證券であることから、これはトヨタ同様に、機構所有分の売出が控えているのではないかと推測できました。

 そんなことが分かってしまうような記載は、逆にコンプライアンス上問題があるのではないかと、思わず笑ってしまいました。きっと記載した人も「こんなのバレバレだよ」と感じたのではないでしょうか。

 このレポートから、需給懸念でホンダの株価は下落するだろうと予想し、空売りが頭によぎったのですが、なにせその時の株価は新高値をつけた時期であり、本当に機構保有分の売出なのか不明であり、もしそうだとしても、いつ実行されるか分からない状況だったので、手が出せませんでした。

 でも翌2/15日から株価が下落し始めた所を見ると、度胸の据わった人たちが空売りを開始したのかも知れませんね。まだまだ私は修行が足りません。




2007/2/17(土)

 先週の投資部門別売買状況ですが、順調に外国人投資家の「買い」が継続しています。先週、先々週よりも買いが細くなっていますが、投資戦略"SQ前の「魔の水曜日」を検証する!"にもありますように、SQを含む週は、大抵こんな調子なので、気にしなくてもいいでしょう。

期間 TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
1月1週 -484 99,361 -114,982 -16,105
1月2週 -79,779 -77,542 129,384 -27,937
1月3週 187,246 -74,223 543,062 656,086
1月4週 78,098 -20,069 425,234 483,263
1月5週 48,815 215,434 530,009 794,258
2月1週 -41,388 -52,052 369,317 275,877



 長期、短期の外国人買い移動平均線も上昇中です。こうなると日経平均180,000円、TOPIX 1,800ポイントを今月中に期待したいところですね。


2007/2/15(木)

 今日は、ダヴィンチ(4314)DAオフィス投資法人(8976)がストップ安でした。 多くの報道にもありますように、証券取引等監視委員会がダヴィンチ・セレクトを行政処分するように勧告したためです。

 そういえば、昔、同じようなことが「オリックス・アセットマネジメント」に対しても行われました。その時のオリックス(8591)オリックス不動産投資(8954)について、株価の推移をチェックしてみます。




 「行政処分を勧告」した直後で一度底をつけ、約1ヵ月後の実際の行政処分を行う直前に大底をつけました。その時は下落直前の80%程度の株価です。

 オリックスとダヴィンチを同列に扱ってよいものか分かりませんが、また同じようなパターンになると考えると、ダヴィンチ(4314)は 117,000円近辺、DAオフィス投資法人(8976)は720,000円近辺が、ひとまずの目安でしょうか。


2007/2/14(水)

 今朝方発表されたMSCIの四半期入れ替えですが、有力候補であったあおぞら銀行(8304)は採用されませんでした。株安と円安の両方が重なって、採用規定の数値をクリアできなかったようです(MSCIの採用規定の詳細は「MSCIを完全攻略する」をご覧下さい)。

 MSCIに四半期で採用されるには、浮動調整後の時価総額で US2,600mil必要です(現在の日本株の場合)。120円換算で3120億円。あおぞら銀行の場合、IPO時の公開株数と、5%刻み切り上げルールから、全株式の40%が浮動株とみなすことができます。昨日の株価457円で算出すると3016億円程度。わずかに届きません。

 まあ、それでも5月の年次採用はほぼ間違いがないでしょうから、次の楽しみに取っておきましょう。

 また、ある方から頂いた情報では、今まで「産業」の85%時価総額ルールだったのが、「全体」の85%時価総額ルールに変更となるそうで(11月以降に徐々に移行)、時価総額が高かったのにも関わらず、採用されなかった銘柄が、今後採用される可能性があります。これもまた、楽しみですね。


2007/2/12(月)

 「株式」としてではなく「グルメ」としてのご紹介です(笑)。理研ビタミン(4526)この季節に限定販売される「新芽生わかめ」は結構イケてます。去年、わが社の気まぐれ社員が「NIKKEIプラス1 何でもランキング」で発見し、お取り寄せしたものですが、見事にはまりました。

 私は日本海の近くで育ったので、海産物については"こだわり"があるのですが、このわかめの柔らかさからくる歯ごたえと、素材自体のミネラル感がある美味しさは、今まで味わったことがありませんでした。

 調理方法は、生のままでサラダとして頂くのが一番かと。軽く水洗いし、ボールの水に5分ほど浸せば、塩抜き完了です。「ふえるわかめ」とは全く違った食感が楽しめます。

 理研ビタミン(4526)は、毎度東証一部への昇格候補銘柄となるのですが、なかなか採用されませんねぇ... 昇格の予想サイトで有名な「Risktakerの特殊需給株式投資」でも確率10%以下ですか。頑張れ理研ビタミン(4526)! 昇格銘柄の発表は2/20日です。


2007/2/11(日)

 今までは、東証2部から1部への昇格(市場第一部への指定)銘柄の発表は、毎月20日と決まっていました。ところが、虎年の獅子座さんのページをご覧の方はよくご存知だと思うのですが、昨年12/1日に東証が発表した「一部指定に係るTOPIX等株価指数の算出上の取扱いの変更について」によって、昇格銘柄の発表がいつあってOKな状況になりました。

 とはいえ、2月の昇格銘柄発表は、1/20日にありましたし、東証のFAQには「一部指定会社は、一部指定を行う日(原則として、決算期又は中間期を含む月の翌月から起算し、6か月目の月の初日)の前月の20日(休日の場合には前営業日)に発表を行っており、発表日の午後3時30分頃を目途に、ホームページにも掲載しております。」と記載があります。

 一体どれが正しいのだろうかと、東証に直接問い合わせてみましたら「今度の3,9月決算、4,10月決算の分まではいつも通りです。その後は未定です」といった旨の回答を頂きました。

 ということは、毎月20日発表が確実なのは、あと2回(2/20日、3/20日)の運命。今後はどうなることやら。新しい制度が生まれれば、またそれは新しいイベント投資が生まれるということで、楽しみとすることにしましょう!


2007/2/9(金)

 以前、12/12日の夕凪通信にも紹介したのですが、アサヒビール(2502)にTOB価格7,900円で90%以上まで所有された和光堂(4520)は、つい最近まで3,800円程度あたりでゆらゆらしていました。

 そして2/6日にアサヒビールが和光堂と株式交換で完全子会社化することを発表します。その交換比率は和光堂1株に対して、アサヒビール株2.9株。当日の和光堂の終値は3,900円。交換比率だと約5,548円に相当し、約42%のプレミアムを乗せました。

 これで分かったのは、優良企業によるTOBによって、ほぼ子会社化された上場廃止を待つ銘柄については、それなりに配慮された形で吸収される可能性が高いということです。後で少数株主と争うのを避けるためでしょうかね。

 ただ問題は吸収される時期が「いつ」なのかです。TOB終了後、後々7,900円によって買取を期待して 6,000円程度で買った人は、結局損していますから。

 ちなみに、TOBではないのですが、カネボウについて、日本経済新聞によれば、少数株主の買取価格は、上場廃止時の終値360円を下回る、162円となったとか。くれぐれも銘柄はお間違えなく!


2007/2/8(木)

 先週の投資部門別売買状況ですが、外国人投資家が引き続き大幅に買い越ししています。これだけ買いが入ったらもっと指数的に上昇しても不思議ではないのですが、日経平均で +150円程度。TOPIXも似たような感じです。ここ最近は同じ傾向です。何か違和感があります。

期間 TOPIX先物 225先物 株式売買(3市場) 全合計
12月1週 121,755 -207,793 591,842 505,804
12月2週 220,811 27,734 524,141 772,687
12月3週 208,191 7,579 289,914 505,684
12月4週 145,319 45,046 60,691 251,056
1月1週 -484 99,361 -114,982 -16,105
1月2週 -79,779 -77,542 129,384 -27,937
1月3週 187,246 -74,223 543,062 656,086
1月4週 78,098 -20,069 425,234 483,263
1月5週 48,815 215,434 530,009 794,258

 この所の話題株といえば、日興CG(8623)と、電力株、鉄鋼株あたりでしょうか。あまり指数に寄与しない株が買われ、これら株の上昇を演じているのではないかと思います。特に日興CGは、米資産運用会社が5%以上新たに購入したことも判明し、株主の多くが外国人投資家に入れ替わったのではと想像します。

 話変わって、明日はSQですが、最近の1年間、このSQがある週の水曜日とそれ以降は、あまり株価の成績が振るわないことが日本証券新聞に記載されていました。ポジションの調整が入るためでしょうかね。毎月第2週は、そんな傾向あることを押さえておくと便利かも知れません。


2007/2/6(火)

 優待銘柄への投資を続けていると、他の一般銘柄との違いに驚くことがあります。最近よく思うのは「市況が上がろうが、下がろうが、ほとんど株価に影響しない」。そしてもうひとつ「下方修正にやたらと強い」というのがあります。

 今回特にそれを感じたのは、2月の優待銘柄のリンガーハット(8200)です。1/9日に大幅な下方修正を発表し、その翌日には急落に見舞われましたが、そこからは何事もなかったように盛り返しています。



 幸せな投資家さんとは、逢うたびに優待銘柄談義に花を咲かせているのですが、その時にも「魚喜(2683)は、下方修正する度に株価が上昇する不思議な株なんだよね」とおっしゃっていたこと、印所深く覚えています。

(2/9日追記: 幸せな投資家さんからのご指摘により、魚喜ではなく、魚力(7596)とのことです。私が勘違いしていました)

 優待銘柄は、ファンダメンタルズと乖離した動きをすることが多いため、拒否反応を示す方も多いようですが、付き合ってみると、こんな楽しい株はないですよ(笑)。

 今は3月優待銘柄の3四半期決算のピークを迎えています。優待のお得度が高い銘柄が下方修正した場合に、買いチャンス到来! なのではと思っています。


2007/2/4(日)

 「イベント投資って、IPOとすごく相性がいいんですよね」。「IPO株を裁量で取得する場合、担当者にそれなりの手数料貢献が必要なんですが、イベント投資を使えば、うまく手数料分を落とすことができるんですよ。損得なしでも十分なんです」。

 イベント投資はそういった使い道もあるのかと、IPO投資で有名な神田さんから、そのようなことを直接聞いた時には、正直驚きました。そして実は、昨年の私の講演にも参加されていたと聞いて、2度びっくり。

 今日、本屋さんを覗いてみたら、超狭くなった株式投資本コーナーの中で、神田さんの本が平積みで置いてあったので、過去のこんなやり取りを思い出したのです。出版されることは前々から知っていたので、すかさず手に取り、買ってしまいました。

 2月末に「出版記念セミナー」も開催するとのことで、私は早速申し込みました。私の講演に参加して頂いたお礼も兼ねています(ついでに、お世話になっているエンジュクさんへの貢献も - 笑)。これでひとつでも多くのIPOを獲得できたら、それで十分お釣りが出ます。

 こうして少しずつイベント投資の守備範囲を広げて、さまざまな知識を吸収し、オリジナルの投資戦略として皆様に公開できたらと思っています。


2007/2/1(木)

 先週の投資部門別売買状況が発表されました。相変わらず、外国人投資家の買いが続いています。日経平均先物がマイナスで、その分の現物の裁定買いがプラスとしてかさ上げられているとしても、十分に買い越ししています。

外国人投資家の買い越し額
期間 TOPIX先物 225先物 株式売買(3市場) 全合計
12月1週 121,755 -207,793 591,842 505,804
12月2週 220,811 27,734 524,141 772,687
12月3週 208,191 7,579 289,914 505,684
12月4週 145,319 45,046 60,691 251,056
1月1週 -484 99,361 -114,982 -16,105
1月2週 -79,779 -77,542 129,384 -27,937
1月3週 187,246 -74,223 543,062 656,086
1月4週 78,098 -20,069 425,234 483,263

 話変わって、昨日の日興コーディアル(8603)の続きなのですが、「裁定残が大きい」「日経225採用銘柄の1つがストップ安(それなりにウェイトがある)で売買できない」が重なると、先物ヘッジ売りが出やすく、その翌日は、ヘッジ分の買戻しによって上昇するのではないか...。

 そう思えるようなパターンが、日興コーディアル(8603)の前回のストップ安時(12/19,12/20)と今回のストップ安時(1/31,2/1)で発生しました。たった2回のサンプルだけですので、単なる偶然なのかも知れませんが、少し頭の中に入れておくといいかも知れません。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

日興コーディアルストップ安時の日経平均先物(12/19, 1/31)



翌日の日経平均先物(12/20, 2/1)



 日経225採用銘柄がストップ安になることはめったにないことでしょうから、こういった場面に次回出会えるのは、いつの日になることやら。


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