ダントツ投資
Home
夕凪通信
投資戦略
掲示板
リンク
口上
夕凪通信
リストマークくれぐれも、自己責任の上で判断してくださいね!

2006年2月


2006/2/28(火)

 今日はMSCI買い日でした。新規採用がSUMCO(3436)の1銘柄のみであったため、インデックス狙いの売りが集中し、終始軟調な展開でした。それでも最後は意地を見せて、マイナス圏ながら、最後は上昇しました。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 実はこういった超大型で集中する銘柄が出ると、2番手以降はさっぱり注目されず、意外と手堅い狙い目だったりします。MSCIのWebページには掲載されていませんが、報道で知る限りにおいて、三菱UFJFG(8306)三菱商事(8058)が 浮動株数の増加調整がありました。一日チャートもそれを表しています。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

三菱UFJFG(8306)


三菱商事(8058)


 因みにMSCIの浮動株数の調整は、一般の投資家には公開されません。報道内容だけが頼りで、裏づけが取れない投資の部類に入りますので、それなりの覚悟が必要です。


2006/2/27(月)

 前回、昨年10月末の浮動株調整では、ほとんど入らなかったTOPIX売買が、今回は多少入りました。「驚くほど」ではありませんが、確実に見て取れます。指数を比べてみても、今日も、新TOPIX(浮動株調整)と旧TOPIX(時価総額)の差が、更に開きました(最高値更新)。



 これで分かったのは、TOPIX浮動株調整と同じタイミングで売買している投資信託や年金がまだまだ存在するということです。ちょっと安心しました。今後に期待が持てます。

 参考までに、「売り上位」、「買い上位」の銘柄うち、目立ったものの推移を見てみましょう。どの銘柄が「売り・買い上位」なのかについては、以前の投資戦略でご紹介しました「TOPIX浮動株指数導入のインパクト」の最後にあるエクセルシートをご覧下さい。今もそんなに違いはないと思います。

 まずは「売り上位」から、目立ったのは富士急(9010)と日本オラクル(4716)です。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

富士急(9010)


日本オラクル(4716)


 そして「買い上位」から、目立ったのは四国電力(9507)と極東開発工業(7226)です。「売り」よりも弱いですね。

四国電力(9507)


極東開発工業(7226)


 TOPIXの浮動株化調整は、毎回同じように見えますが、実は回数が増えるごとにインパクトが大きくなります(FFWを 1.0 から 0.9にするのと、0.9 から 0.8 にするのでは、数値の上では0.1づつ減らすことになりますが、割合は全然違います)。よって3回目の6月が一番大きいインパクトが発生します。あとでじっくり分析して、戦略を考えましょうかね。

 さて同時に行われました、東証二部から一部への昇格組のTOPIX買いですが、以下のような結果になりました。

コード 銘柄 浮動株時価総額 前日比上昇率
2687 シー・ヴイ・エス・ベイエリア 2725444800 -4.81%
8911 創建ホームズ 10443520000 0.00%
4325 バンダイビジュアル 16791840000 0.39%
2659 サンエー 20704922800 0.00%

 1日チャートを見ると、浮動株調整後の時価総額が最も低いシー・ヴイ・エス・ベイエリア(2687)は買いがほとんど入らず。創建ホームズ(8911)も微妙。その他は入ったものの、爆発力には欠けました。もう少し時価総額が欲しい所でした。それでも、時価総額が一番高いサンエー(2659)で、デイトレードで参加された方は面白かったでしょう。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

シー・ヴイ・エス・ベイエリア(2687)


創建ホームズ(8911)


バンダイビジュアル(4325)


サンエー(2659)


 やはり時価総額が大切であることが分かります。低い銘柄は気をつけましょうね。明日はMSCI買い日です!


2006/2/24(金)

 昨日の後半で触れました「TOPIXの浮動株化」への移行が、前倒しで実行されているのではないかという仮定を確かめるために、東証で発表している、新TOPIX(完全浮動株化)と、旧TOPIX(時価総額)の価格推移の「差分」を比較してみました。

 グラフ上のラインがプラス側にあれば、新TOPIXのパフォーマンスが良く、マイナス側にあれば、旧TOPIXのパフォーマンスが良いことになります。



 意外と面白い結果が出ました。10月末から12月中旬までは安定していたのですが、年末あたりからは、下向きになり、旧TOPIXの方がパフォーマンスが良くなっています。これは大型株よりも、浮動株が少ない小型株がバリバリ値上がりしていた様子が分かります。

 しかしながら、ライブドアショックのあたりでその巻き戻しが起こりました。更には、まさしく信託銀行が売りに走った先週の2/13日(月)から、差が一気に開き、今週に入ってからは安定しています。

 つまり、この時にある程度、浮動株化を意識した「売り」が発生したのではないかと思います。来週の月曜日は、浮動株化によるTOPIXの売買は、そんなに出ないのかも知れませんね。もちろん、本当の所はわかりませんよー!

 さて、今日は「貸借銘柄」の「立会外分売」がありました。ミツウロコ(8131)です。セミナーでも触れた内容で、単価も高い絶好の銘柄で、結構ドキドキしたのですが、ちゃんと上昇してくれましたね。来週の月曜日の寄付で売っても、恐らく黒字は確保されることと思います。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 一日チャートを見ても、当選が確定していない時間帯は値段が低く、発表後あたりから上昇するという、結構典型的なものになってくれました。残念ながら、分売価格までは下がりませんでしたけれども。

 あともうひとつ、やはりセミナーで触れた「貸借銘柄」の「公募」について、松井証券ではなく、E*Trade で行ったゲオ(2681) も今日上昇してくれてホッとしました。当選申し込み締切日に、公募価格から2%以上の価格優位性があった銘柄です。

 一時は公募価格を割り込んだのですが、株券の交付日にはわずかに黒字、そして今日、更に上昇しました。これで私の肩の荷が降りました。ふぅ。


2006/2/23(木)

 こんなに短期間のうちに、上昇傾向になったり、下降傾向になったりすると、明日はどこに行くのやらと考え込んでしまうのですが、5日平均移動線を見ていると、なんとなく見えてきそうです(もしかして、知らなかったのは私だけ??)。

 TOPIX と JASDAQ平均のここ3ヶ月間の値動きを見ていると、終値で5日平均移動線の反対方向に飛び出ると、そちらのトレンドに入り込む可能性が大きいようです。結構きれいに一列に並んでいます(グラフには今日の結果は含まれていません)。

 JASDAQ平均は、昨年の上昇中、5日移動線をほとんど切らなかったのですね。スゴイ。(出典: MarketWatch, Inc.)

JASDAQ平均:


TOPIX:


 今日は5日平均移動線より上で、上昇傾向にあります。ということは、これから5日線を切るまでの数日間は上昇する可能性が大ですが、「気が付いた時には、もう続かない」といったマーフィーの法則もありますので、あくまで参考までに。

 今日は、先週の「投資部門別売買状況」の発表がありました。なんと外国人投資家は買い越しをしていました。とはいっても、そんなには大きくなく、その不足分を個人の現物と、投資信託がカバーしています。

 そして投げていたのは、「個人の信用」「信託銀行」です。特に「信託銀行」は激しく売っています。これは虎年の獅子座さんが、2/20日にコメントした通りということでしょうか。さっき、WBSでも言っていましたね。そういえば、フィスコの岡崎さんも同じような意味のことを言っていました。

 これでまたまた面白くなってきましたね。単に季節的な調整売りであれば、絶好の買いチャンスなのですが、問題はどこで信託銀行の「売り」が終わるか、よく分からない所です。もう終わっているかもしれませんし、3月末までは継続するかもしれません。

 とにかく「このあたりは安すぎる」と思ったら、4月以降を期待して、買うのも手かも知れませんね。でも勇気がいるなぁ... それまでに金融政策も変わるかもしれませんし。

 ふと、ここまで書いて、お風呂に入っていたら、ある妄想にとらわれました。それは、先週から今週にかけて、信託銀行(実際は年金基金等)は、株を売りながら、TOPIXの浮動株調整も一緒に行ったのではないか? ということです。

 ご存知の方も多いと思いますが、今月末には、昨年の10月に続き、TOPIXの第二回目の浮動株調整が行われます。そこで時期を早めて、売り上位となるヤフー(4689)やドコモ(9437)はそのまま売り、買い上位のJR東日本(9020)や三菱UFJ(8306)あたりは、そのまま手付かずにして調整したのではないでしょか。

 ちゃんとデータから裏づけをしなければならないのですが、もし仮にこの妄想が当たっているとすれば、2月末前日(2/27)の全体のTOPIX調整の売り買いは、それほど起こらないことになります(新規上場組は、そもそも株を持っていないので、動きがあるかも)。それと同時に、信託銀行の売りは、もう終わりに差し掛かっているはずです。ただ、全部の年金基金等が同じ行動をしているかは、謎ですが。

くれぐれも、最終的な判断はご自身でお願いしますね!


2006/2/21(火)

 明日は、三井物産(8031)の公募の株式交付日です。ということで、今日が公募分のTOPIX買い日でした。この件について駒居さんから教えて頂きました。ありがとうございます。公募のTOPIX買いは気をつけていないと見逃してしまいますね。

 今回の公募では、三井物産(8031)は、130,000,000株の新株を発行しました。昨日の終値1481円で計算すると、総額 1925億円となり、小さめの東証二部から一部への昇格銘柄よりもインパクトがある金額です。

 今日は、相場全体が高値引けだったので分かりにくいですが、確かに大引けに集中して出来高があります。最後の2分間は、買い手と売り手の殴り合いの様相だったのですが、買い方の勝ちで終了しました。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

(2/23 追記: 経験上、公募の時価総額が相当大きくないと、TOPIX買いは入りません。小規模のものは無視して下さい)



 公募の受け渡し日と株数については、東証の有料サービス「所報」を見ると分かるのですが、トレーダーズ・ウェブの方が、一覧で提供されて分かりやすいかも知れませんね。

 しかしま、今日は相場全体でものすごく上昇しましたね。突っ込みリバウンドは、2日間(明日まで)は意外と堅調なのですが、そこから一息つくのがいつものパターンですので、そこまでは気を抜かないでくださいね。もちろんこの通りになるかは分かりません。明後日以降、どこに向かうのかでこれからの相場が決まりそうな...




2006/2/20(月)

 今年の1月上旬まで、「買われ過ぎ」サインが出っぱなしで株価が上昇したのと同様、「売られ過ぎ」サインが出っぱなしで株価が下落していっています。このような状態では、空売りしようにも、相当の勇気が必要で、踏みとどまってしまいます。売り手から見た「押し目」がありません。

 そんな中でも下落し続けているのは、個人の信用買いの投げばかりでなく、誰かが明確な売り意思を持って、継続的に売っているのでしょうね。今まで下支えしてくれた外国人投資家が消えていますので、誰も買ってくれない状況です。

 今年のような感じで、3月末に向けで下落しそうな雰囲気は、持ち合い解消、決算対策、代行返上といった、2001年、2003年と似ています。今年は先物主導の売り優勢のようなので、期末に向けて処理しなければならないイベントがある訳ではないと思うのですけれども。




2006/2/19(日)

 昨日は遥か遠くからも、セミナーに参加して頂き、本当にありがとうございます。皆様と楽しい時間を過ごせて、とても幸せな気持ちです。

 セミナーに参加された方々、そして参加されなくても掲示板やメールにて暖かい応援をしてくれた方々がいるからこそ、長くサイト運営を続けることができ、ここまでやってこれたのだと、改めて認識しました。感謝致します。

 数年後、皆様とは南島にて、ゴルフやBBQで楽しく余暇を過ごしている姿が見えます。その時に「ライブドアショックの後って結構大変だったねぇ」と余裕で笑って話せる日がきっときます。その日まで、皆様と一緒に投資能力を磨くことができたらと思っています。これからもよろしくお願いしますね。


2006/2/17(金)

 最近の「買い方」の、ものすごい撤退ぶりを見て、思わずある Flash 映像の音楽を口ずさんでいました。それは「やわらか戦車」です。久々見て、また笑ってしまいました。いやぁ気持ちがよく分かる(笑)。


2006/2/16(木)

 とうとう外国人投資家が、はっきりとした売り越しに転じました。これだけはっきり売り越したのは6月の第2週以来の出来事で、約8ヶ月ぶりの現象です。これに対抗して買い越しているのが、個人で、その多くは「信用買い」で「現物買い」も多少あります。

 個人が現物で買い越すパターンは、ライブドアショックの下落時と同じですが、今回違うのは、「現物よりも信用買いの方が多額買い越し」ということと、「自己売買部門」ではなく「外国人投資家」になったことです。よって、買い手が短期的なもの、売り手が長期的なもで、内容はすっかり変わりました。

 これから個人の現物買いが、外国人投資家と同じくらいのパワーを持つようになるかと言われると、現時点では「今はまだ、かなり厳しい」というのが正直な感想です。よってしばらくは調整の色が濃くなるかもしれません。




2006/2/14(火)

 今日は MSCI 四半期入れ替えの発表でした。昨年の12/6の夕凪通信にちょっとだけ記載したのですが、予想通りSUMCO(3436)が採用されました。

 MSCIで公開されている四半期の採用ラインは浮動株で$1,800mil です。SUMCO(3436)のような新規公開株の場合は「公募株+売出株-オーバーアロットメント株」が浮動株分とみなせますので、採用ラインをクリアしているかどうかの計算は楽です。

 (48,000,000-4,380,000) * 5,630(2/13日終値) = 245580600000円 で、$1,800mil を超えていますよね(注: MSCI採用基準の株価は、いつの時点のものなのかは不明です)。

 こういった銘柄は、いわゆる株価の「M字カーブ(衝動買い->狼狽売り->インデックス買い->高騰分の売り)」を描きやすいです。今日の午前中に急騰したので、私はそこでとりあえず処分しました。でもこれだけ上下に振れると、どこが最高値になるのかは予想つかないですが。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 今回のMSCI買い日は、この1銘柄だけに売買が集中しますので、当日は期待しすぎるとガッカリするかもしれませんね。


2006/2/13(月)

 いくつかマイナス材料はあるけれど、これだけ下がる明確な理由がない時の下落の方が対応が難しいですね。売るにも買うにも、どのポイントで売買していいのかが分かりません。まだライブドアショックの方が気持ちの切り替えができました。

 今の相場に参加する・しないの判断も含め、ここずっと投資の力量を試される日々が続いていますね。私は修行僧になっているような気分です(笑)。アノマリーも全然効きません。

 話は変わって、お陰さまで、サイトを開設して満2周年を無事迎えることができました。ありがとうございます。皆様からのアドバイスや励ましがあって、ここまで続けることができました。

 なんか5年以上もやっている気分ですが、これからようやく3年目に突入するんですよね。今後も皆様、よろしくおねがいします!


2006/2/10(金)

 2月の連休(今年は連休になりませんでしたが)のシーズンになると、いつも思い起こされるのは、花粉症の始まりと、過去の日経平均の推移です。

 今回、花粉症の話題は脇に置いて、ここ4年間の日経平均の平均推移を、ちょっとみてみましょう。なぜかしら2月の連休近辺で底をつけ、2月銘柄の権利落ち日から急激に株価が復活するのです。

 この傾向はここ最近のことで、四半期決算の発表が影響しているのではないかと思います。そして2月銘柄の権利落ち日を合図に、3月銘柄の権利取りが盛んになるのではないかと。

 しかしながら、なぜそうなるのかの本当の理由は良く分かりません。いわゆるアノマリーです。信頼度は低いです。でもまあ、以前紹介した四季報銘柄の推移にもあるように、低PERや高利回り銘柄は、ここからが狙い目になるのかもしれませんね。




2006/2/9(木)

 木曜日はいつもの「投資部門別売買状況」の発表日です。買い規模は大きくないものの、相変わらず外国人買いは継続しています。個人の現物の売り越しがやや多めで、自己売買が珍しく今週も買い越しです。

 雰囲気として売買状況のバランスは、ライブドアショック以前の状態にほぼ戻った感じです。外国人投資家は買うものの、量は少なく、売り手もそれほど積極的でなく、薄い板を株価が上下するようなイメージです。最近の激しい株価の上下動は、そういったことが影響しているのかもしれません。

 久々に外国人買いとTOPIXとの関係をグラフにしていみます。最近は外国人買いが減ってもTOPIXは構わず上昇しているのが分かります。



 そういえば、数日前になりますが、コスモ証券のサイトで、3月の東証一部昇格銘柄候補が発表されていますね。4ページに渡って記載されています。うーん、あまりにも多すぎて困ってしまうくらいです。でもまあ、こんな時こそ分散されて、TOPIX買いが狙いやすいのでグッドです。


2006/2/8(水)

 どうも先物の貴金属相場が不安定になると、投資家が株式相場にヘッジをかけるためか軟調になってしまいますね。12月の中旬に、投資戦略で取り上げた 「金(きん)」で、日経平均が下がった!? が記憶にあったのも理由かもしれません。同じように今回も下落しました。

 商品先物指数は、どれを見ればよいか良くわからないのですが、有名と思われる Dow Jones AIG Commodity Index の中の貴金属の指数について見てみます。昨日(2/7日)は結構下げたことが分かります。 (出典: MarketWatch, Inc.)



 まあ、今回も、株式相場全体に対する懸念点は見当たりませんので、また復活して、「あそこが押し目だった」となるのではないかと思っています。かといって、すぐに買いに行けるかと言えばそれはまた別問題で、かなりの勇気が必要です。

 私は下りのエスカレータに立ち向かうよりは、上りのエスカレータにそのまま乗りたいタイプですので(笑)、私が見えていない部分の「まさか」のために、ちょっと慎重になってしまいます。

 もしかしたら、商品相場を見張っていて、大幅下落したら、株式相場に「売りヘッジ」をかけると良いのかもしれません。今日、株価が本格的に下落するまでタイムラグがありました。

 話は変わって、今日REIT銘柄で、爆裂上昇した銘柄がありました。日本ロジスティクスファンド投資法人(8967)です。公募による新投資証券発行に伴う REIT買いです。残り2分で1000口程の買いが入りました。この情報は しげ さんから頂きました。ありがとうございます。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 公募や第三者割当による「REIT買い日」を確実にキャッチできる情報は、私が知る限り、一般公開されていません。じゃあどうやって知るかといえば、私は東証の有料「所報サービス」に入っていますので、そこから情報を得ます。

 私は以前、株式の公募や第三者割当について、この所報サービスでTOPIX買い日を追っかけていたのですが、多くの人が知っているためか、あまり効果がなかったのです。よって半分あきらめていたのですが、REIT買いは盲点でした。月額 2,625円 ですので、今までは惰性で加入していましたが、ちょっと使う気力が湧いてきました(笑)。

 ただ、この「所報サービス」、「TOPIX買い」や「REIT買い」を明確に指示してくれるようなものではありません。ストックオプションの発行や、株式分割や、配当調整などの他の連絡事項と共に提示されますので、その中からしっかりと自分で選択しないといけません。

(2006/3/17 訂正)
 今回のREIT買いでは、「新投資証券発行(追加・変更)」「変更上場 (旧投資証券に追加)」の連絡事項を見ることになります。その中身が「公募」であることから、「払込期日」「変更上場日」がREIT算入日となるため、その前日が、REIT買い日になります。慣れるまでは、結構しんどいですが、それでも得るものがあれば、やる気は出ますね。

 ただ、もちろん、毎回こんなに上昇するかは、保証の限りではありません。公募の規模にもよるでしょうし(今回はかなり大きかった)、市場が他のことに気を取られている時ほど効果も出るでしょうし。一応、念のため。

 今ちょっと検索してみましたが、今後計画されている公募等による「REIT買い」の所報はなさそうです。


2006/2/6(月)

 今日は 荏原(6361)三菱自動車(7211)の、臨時FTSE株数調整日でした。どちらもFTSEにおける有効浮動株数が約1.2倍となったための調整分の買い日です。

 いつもなら、FTSEを追っている人は少ないため、ほんの少しだけ引け際に買いが発生するのが見えるのですが、今回はほとんど分からなくなりました。もしかしたらVWAP重視だったのかもしれません。両銘柄共に終始前日比プラス圏で推移し、特に荏原は、昨年来高値で上値が軽いのも手伝って、株価は順調そのものでした。 (出典: Yahoo Japan Corporation.)





 私は荏原を狙って、前日比で多少マイナスで指値して出社しました。まさか前日比プラスで始まるとは予想外でした。サラリーマン投資家の悲しい所で、ザラバをチェックできず、こういった上昇にはついていけなくなります。

 荏原は、FTSE買いで上昇したのか、チャートが魅力的で上昇したのかの判断はできないのですが(多分、両方だと思います)、「イベント + チャート」の組み合わせで、投資効果が倍増するような気がするのです。


2006/2/2(木)

 いつの間にか木曜日です。投資部門別売買状況の発表日です。きましたねぇ外国人投資家。先週は全盛期には及ばないものの、それなりの買いが入りました。

 恐らく先週木曜日のこの投資部門別売買状況をみて、外国人投資家は売り仕掛けているのは機関投資家と見切ったために、買戻しを誘発させる買いを入れたのではないかと思います。その結果、先週金曜日の日経平均500円もの暴騰が演出されたと。その証拠に、機関投資家は珍しく今週はプラスです。

自己売買部門(千円)
2005年12月1週 -283,371,914
2005年12月2週 -194,728,034
2005年12月3週 194,312,967
2005年12月4週 -404,147,232
2006年1月1週 -131,931,516
2006年1月2週 -381,884,168
2006年1月3週 -603,313,722
2006年1月4週 102,678,304

 また、外国人投資家は、東証1部は大幅プラスであるものの、東証2部は相変わらずマイナスで、資金を引き上げているのが分かります。このあたりに新興市場が軟調な原因が見て取れます。

 意外と、したたかなのは個人投資家です。先週はかなりの売り越しです。本当は外国人投資家が、もっと踏み上げを狙ったのだけれど、個人投資家が今度は売り手になり、予想よりも上昇しなかったのではないでしょうか。

自己売買部門 個人投資家 外国人投資家
2006年1月3週 -603,313,722 529,685,962 23,828,298
2006年1月4週 102,678,304 -300,317,003 378,156,618

 そう考えると、今回の株価のアップダウンで一番得したのは辛抱強く待っていた個人投資家で、安値で拾って戻した所で売っています。ただ、恐らく、安値で拾った人は長期投資家の人たちでしょうから、先週売った人は、やれやれで売った人で、違うのではないかと想像します。

 自己売買部門、外国人投資家は、共に個人投資家の影響で、大儲けをし損ねたようです。そう考えると、個人投資家の成長が見れたようで、ちょっとだけ嬉しかったりします。因みに私はこのアップダウン期間、マイナスです(笑)。


2006/2/1(水)

 今回の ライブドアショック では、実は心情的に一番痛手を受けたのは、子どもの投資家だったのかも知れません。こんな記事が出ていました「子ども投資家も痛手 ライブドア株 ブログに悲鳴」

 確かに、子どものお小遣いで購入可能な株は限られているし、その中でライブドア株は一番有名で買いやすかったのだと思います。購入単価を下げることは、こういった投資家の育成にもつながっているのですね。

 新聞などで、「購入単価を下げる分割に規制を導入せよ」という意見もちらほら見ますが、逆に「そもそも日本の株の単価が高く、ライブドアのような銘柄が少ないことが問題」と私は思うんですけどね。投資先進国のアメリカでは、$20もあれば、かなりの種類の株は買えます。また、分割発表があると株価が上昇しやすいのは、米国でも一緒です。

 まあ、今回、子どもにとっては大変な痛手でしょうが、考え方によっては逆についています。大人になって、ここのサイト(株でもうすぐ一億達成!からライブドア20万3000株全力信用買!で大損こいて一気に地獄に落ちた日記。)の記述にあるように、まともに今回の痛手を受けるよりは、経済的に素早く回復できます。

 話がガラリと変わって、1/30日の夕凪通信で、ワコム(6727)のTOPIX買いについて、この銘柄だけがマイナスと記載したのですが、実は、JASDAQにも重複上場していまして、そちらには明らかな買いが入った形跡があります。これで全銘柄の上昇が確認できました。

 私はてっきり以前に「くら(2695)」で、出来高が薄い東証が一方的に株価上昇したケースから、「TOPIX買いは東証で」と思っていたのですが、いつもそうではないようです。ネット投資家の多くは、東証のみで取引が可能でしたので、逆をつかれた格好です。 (出典: Yahoo Japan Corporation.)

ワコム(6727) (JASDAQ)


ワコム(6727) (東証)



2006/1/30(月)

 今日は12月に東証一部新規上場を果たした 古河スカイ(5741)、パシフィックG(2466)、ワコム(6727) と 昇格銘柄のバルス(2738)、マザーズからのリサ・パートナーズ(8924)、フィデック(8423)のTOPIX買い日でした。

 銘柄が多く分散したためか、成績はかなり良いほうでした。FFWが高いワコムだけがマイナスで、それ以外はプラスです。もしかして、TOPIX買いに向かった人はFFWの値に惑わされたのでしょうか? もちろん、本当に見るべきところは「FFW調整後の時価総額」です。表中の時価総額は、TOPIX買い日前日の値です。

コード 銘柄 上昇率 時価総額(億) FFW FF調整後の
時価総額(億)
2466 パシフィックG 2.32% \3,030 0.26 \787.88
6727 ワコム -2.29% \1,071 0.6 \642.54
5741 古河スカイ 3.13% \1,524 0.19 \289.53
2738 バルス 3.16% \432 0.23 \99.43
8924 リサ・パートナーズ 6.51% \612 0.49 \299.86
8423 フィデック 8.74% \542 0.19 \102.90

パシフィックG(2466)


ワコム(6727)


古河スカイ(5741)


バルス(2738)


リサ・パートナーズ(8924)


フィデック(8423)



2006/1/29(日)

 今日エンジュクさんに、懇親会の人数を大体把握したい関係上、セミナーの参加人数を問い合わせてみました。「残席わずか」と記載されているので、どれくらいかと思ったら、100名近くになると予想されるとのことで、びっくりしました。本当に気が引き締まる思いです。

 皆様とは、オンラインでも、オフラインでも、お互い切磋琢磨し、そして賢い投資家となり、当ページやセミナーに集まってくれた方が全員、ゆったりとした引退生活を送ることができたらと本気で思っています。

 さてと、90分ですぐ話せる! 奇跡の英会話テクニック!!を更新しました。第6回目です。これからは「英会話をマスターしたい」と思っている人向けに記載しますよー。



バッグナンバー

2006年
1月          
2005年
1月 2月 3月 4月 5月 6月
7月 8月 9月 10月 11月 12月
2004年
11月 12月

ライン