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2007年11月

2007/11/30(金)

 本日はMSCIとラッセル野村のインデックス買い日でした。結果を見てみましょう。まずは MSCI Standard から、採用ウエイト上位10銘柄と除外銘柄です。(当日比は 終値/始値、VWAP比は 終値/VWAP です)

MSCI Standard 採用ウエイト上位
コード 銘柄 前日比 当日比 VWAP比
7269 スズキ 3.44% 1.40% 0.89%
7202 いすゞ自動車 9.32% 6.61% 2.60%
7211 三菱自動車工業 5.53% 5.00% 2.57%
8754 日本興亜損害保険 -0.38% -2.21% -0.39%
9504 中国電力 -2.03% -2.82% -0.02%
8868 アーバンコーポレイション 0.56% -1.27% 0.84%
7261 マツダ 4.19% 1.53% 1.01%
4528 小野薬品 3.62% 2.69% 0.53%
9507 四国電力 -1.57% -1.88% 0.34%
5007 コスモ石油 1.57% -0.44% -0.38%

SCI Standard 除外銘柄
コード 銘柄 前日比 当日比 VWAP比
4203 住友ベ−クライト 6.58% 4.55% 0.51%
7735 大日本スクリ−ン 5.76% 1.46% -1.09%
4666 パーク24 -2.39% -0.78% -0.91%
3101 東洋紡績 -1.67% -0.84% -1.73%
8586 日立キャピタル 2.12% 2.06% 0.29%
1820 西松建設 0.00% 0.64% -0.66%

 採用ウエイト上位3銘柄(全部カーメーカです)は最後にドカンと入って見事に花を咲かせました。

 しかし、それ以外の銘柄は「この日を待っていた」かのように売りが出て、上値が重く、最後の最後で多少戻して終了するような厳しい戦いでした。

 除外銘柄は逆噴射気味です。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

三菱自動車工業(7211)


中国電力(9504)


 次にラッセル野村の採用ウエイト上位5銘柄と、除外ウエイト上位5銘柄を見てみましょう。

ラッセル野村 採用ウエイト上位
コード 銘柄 前日比 当日比 VWAP比
5019 出光興産 0.65% 0.73% 0.15%
7312 タカタ 3.79% 2.17% 0.13%
4665 ダスキン 0.22% -1.64% -1.88%
2121 ミクシィ -2.04% -3.52% -2.44%
7313 テイ・エステック 0.18% 0.54% 0.29%

ラッセル野村 除外ウエイト上位
コード 銘柄 前日比 当日比 VWAP比
2759 テレウェイヴ 0.91% -2.20% -2.02%
6796 クラリオン -0.42% -2.45% -0.56%
4315 日清医療食品 -2.73% -2.81% -0.63%
7960 パラマウントベツド 1.68% 1.49% 0.37%
7898 ウッドワン 3.34% 5.09% 1.55%

 採用ウエイトが突出している出光興産(5019)だけは「最後に買いが入った」という感覚があるのですが、それ以外の銘柄は「ちょっと買い」「ちょっと売り」程度でした。それでも除外ウエイト上位銘柄には効果があった感じです。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

出光興産(5019)


 次に MSCI KOKUNAI ですが、大引けで買いも売りも大きく入った雰囲気はありませんでした。インデックス入れ替えの影響があったのか、なかったのか、はっきりしません。

 最後にまとめとして、MSCI Standard, ラッセル野村、MSCI KOKUNAI のインデックス指数の入れ替え銘柄平均の表を作成しました(MSCI Small は該当銘柄数が多かったため、省略しています)。はっきりとした効果が読み取れません。

採用平均 前日比 当日比 VWAP比
MSCI Standard 1.77% 0.65% 0.61%
ラッセル野村 1.16% 0.66% -0.53%
MSCI KOKUNAI 1.67% 1.22% -0.26%
(参考)TOPIX先物 0.99% 1.39% 0.50%

除外平均 前日比 当日比 VWAP比
MSCI Standard 2.08% 1.29% -0.59%
ラッセル野村 1.43% 1.00% 0.29%
MSCI KOKUNAI 0.27% -0.50% -1.36%
(参考)TOPIX先物 0.99% 1.39% 0.50%

 9月のFTSEと違って、各紙面にて MSCI や ラッセル野村 の話題が提供されていましたので、先回りが多かったですかね...。インデックス買いはこの所ずっと調子が良かったので、少々物足りない結果でした。


2007/11/29(木)

 毎月末の1営業日前日は、恒例のTOPIX買い日です。本日は11月分の調整がありました。

 今回の目玉はソニーフィナンシャルHD(8729)です。FFW調整後の時価総額が巨大です。本来なら狙いたい所ですが、あまりにも巨大であるため、いろいろな投資家へ売り場を提供する形となり、値下がりしやすくなります。

 こんな時はこっそり2番手を狙うのが良い結果を生みがちですが、その2番手のFFW調整後の時価総額が低すぎるため、手を出すにはギャンブル的です。

 今月は少々買いにくい月でした。結果を見てみましょう。

コード 名称 時価総額(億) 前日比 当日比 VWAP比
8729 ソニーフィナンシャルHD 2695 1.45% 0.48% -0.25%
4658 日本空調サービス 40 1.05% 0.95% 0.67%
3333 あさひ 30 0.00% 0.06% 0.10%
9531 東京瓦斯 -280 0.92% -0.90% -1.07%

 実際、ソニーフィナンシャルHDは大引けで値を下げ、VWAP比(終値/VWAP)もマイナスとなってしまいました。2番手の日本空調サービス(4658)はなんとか上昇。

 実は一番狙い目だったのは、東京瓦斯(9531)の売りです。FFW調整後の時価総額が手頃であり、高値で寄り付いたので売り安心感がありました。ただ正直、とても地味なリターンなので、人によっては少々退屈かも知れませんね。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 さて、明日はいよいよ MSCI(Standard, KOKUNAI, Small)とラッセル野村 のダブルの入れ替え日です。しかし、該当銘柄数が多すぎて、どれを狙うか迷ってしまう程ですね。

 話題を変更しまして、先週の投資部門別売買状況ですが、先々週に引き続き、外国人投資家が売り越し、信託銀行が買い越しと、ぶつかり合いました。

 掲示板で線香さんからご指摘頂いたのですが(いつもありがとうございます)、信託銀行は債券と株式と両睨みしてる投資主体であり、日本国債10年の利回りと日経225の予想益回りとを天秤にかけて、債券売りの株買いに動いたのではないかと。

 私としては、「ゆうちょ銀行が買いに回った」と希望的観測を持ちたい所ですが、もうしばらく様子を見ないと、なんとも言えない所です。いずれにせよ、信託銀行が底値で買いに入っているのは心強いですね。


2007/11/27(火)

 今日の午後の上昇はすごかったですね。過去にこんな事が起きた記憶は私にはないです。記録せずにはいられません。お昼休みに株価チェックした時に、表示された日経平均株価が信じられず、システムトラブルかと思いました。いやぁ、びっくりです。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 今回の「米シティ、8000億円出資受け入れ・アブダビ投資庁から」のニュースがターニングポイントとなるのか、それともまだまだ先があるのか... うーん。

 私が米国で株式投資を始めた1999年頃からずっと記事(当時はHP、今はメルマガに移行)を参考にしている佐々木さんがメルマガにて書いてあるように、「外国株安円高期は外国株投資をスタートするのに格好な時期」なのかも知れませんね。


2007/11/25(日)

 今月21日発売の日経マネー1月号に、日経平均の1年間の動きについて掲載されているのですが、ここにも参考までに掲載しておきます。詳細の解説は雑誌の方でご覧になってくださいね。



 おおよそ10月-11月が底となって、12月頭まで駆け上がるのが平均的なパターンなのですが、今年はまだこないですね。最近は今年の上昇銘柄の売られ方が激しいので、12月初旬にある節税対策の売りも前倒しでやってきた... と思いたい所ではあります。

 話ついでに、今月の日経マネーでは私が取材を受けまして「斉藤手法+同時銘柄数サイン」の手法が掲載され、今月のZAIでは、斉藤さんが取材を受けて、ほぼ同じ内容の記事が掲載されていました。この偶然にはちょっと笑ってしまいました。両方の雑誌を買われている方は是非比較してみてください。

 最初に同時銘柄数をサインとすると良い結果になることを検証して頂いたのは、SCENE さんでした。お陰さまで投資の幅がグンと広がりました。感謝です!


2007/11/24(土)

 土曜日の23:10〜23:55で放映されているフジテレビ系列のドラマ「SP」は、スリリングな展開で面白く見ているのですが、「株式売買による身代金引き渡し」という斬新なアイデアが取り入れられています。

 前回(10/17)の第三話では、犯人グループが人質の身代金として、三億円を現金ではなく「株式売買」によって受け取ることを要求します。このため、ある銘柄に対して高値で大量の買い注文を入れるよう指示していました。

 今後どうやって三億円を実際に手に入れるのかについてはまだ明らかにされず、「次週(11/24)に続く」なのですが、おそらく、安値で仕込んでおいた株を、その高値注文にぶつけて売却し、利益を得るつもりではないかと思います。

 ところが、もしそうであれば現金を手に入れるのは非常に困難になります。 実際に株式約定してもすぐには現金を引き出せません。約定日を含め4営業日後の決済となるため、その間は待つ必要があるのです。

 警察はその期間中に大量に売りを入れた口座を差し押さえることができますし、取引自体を無効にしてしまうかもしれません(法律的に可能かどうかはわかりません)。

 「ドラマ設定なんだから大目に見なさい」と突っ込みを入れられそうですが、どうしても気になります。

 さて、この4営業日問題をどう取り扱っているのか、それとも、私の予想は大きく外れて、もっと思いもつかぬ展開があるのか、今日のSPを楽しみです。


2007/11/23(金)

 先週の投資部門別売買状況ですが、外国人投資家は売り越し継続。それに対して意外と言えるほどの買い越し額を記録したのは「信託銀行」です。このところずっと、売り越し、もしくはチョロ買い程度だったのですが、今回は大きくやってきました。

株式3市場の買い越し額(百万)
期間 外国人投資家 信託銀行
10月2週 187,098 ▲ 106,307
10月3週 ▲ 289,357 ▲ 91,764
10月4週 56,382 ▲ 106,748
10月5週 268,703 81,531
11月1週 ▲ 281,777 29,531
11月2週 ▲ 195,747 379,311

 先週分は単なる特殊事情による買いだったのか、もう少し様子見は必要ですが、「ゆうちょ銀行」影がちらほら見えてきたような。久々の明るいニュースで嬉しくなってきました。


2007/11/20(火)

 斉藤手法の恩恵を受けるため、できるだけ効率よい銘柄選択はないものかと、毎日スクリーニング&記録しているのですが、今日、面白い銘柄が引っかかっていました。それは日本銀行(8301)です。最近の急落っぷりはすごいです。

 四季報で日銀のファンダメンタルズをチェックしようかと思ったのですが、掲載されていないのですね。さすがにコメントしづらいのでしょうか(笑)。100口が最低売買単位であるため、今日の終値でも購入するには 1,210万円が必要です。

 ある方から教えて頂いたのですが、日銀は戦前から、東証、大証、名証各1部銘柄として上場されていて、東証が上場企業の最低資本金を引き上げた際、資本金1億円のままだった日本銀行は上場廃止基準に抵触し、そのまま店頭市場で売買されていて、JASDAQ上場銘柄となったそうです。

 額面は1口100円で、配当は額面の5%以下と決められているとのことで、毎年、1千万円台の株価に対して、500円の配当金を支払われているのだそうです。因みに5月1日が権利日とのこと。

 話題変更して、最近、ものすごい上下が激しい相場が続いていますが、私が行っているイベント投資は、短期的な需給のバランスの崩れを狙う手法です。従って将来動向をあまり予想しなくても勝負できる分、こんな時も気が楽です(じゃないと、おちおち会社で仕事をしていられません(笑))。

 B.N.F. さんが確かNHK特集あたりでお話されていたのですが、インタビュアーの「これから相場はどうなりますか?」といった質問に対して、「わからないです」と答えられたのが印象的でした。B.N.F. さんも一種、イベント投資のような事をしているのかなぁと思った次第。

 12/15日に開催します私のセミナーの題名が「どんな相場であっても年率40%を目指す」というのは、そういった意味もあります。

 明日の11月21日、水曜日まででしたら、私のセミナーツチヤさんのセミナーの両方が割引価格でお申し込みできますので、 お早めにどうぞ。


2007/11/16(金)

 北海道お土産といえば、白い恋人、六花亭のクッキー、ROYCE'のチョコあたりが有名だと思うのですが、最近急速に人気が高まっているのが「じゃがポックル」。カルビーが北海道限定で販売している菓子で、店舗に入荷した途端に蒸発的になくなります。

 気まぐれ社員から「入手困難だけど、あったら買ってきて」と依頼されておりまして、「そんなに人気があるのかい? 」と半信半疑だったのですが、千歳空港でじゃがポックル販売待ち行列を見てびっくり。既に50人くらい並んでいまして、私もすかさず並びました。販売開始からわずか15分くらいで完売。買えない人もいました。

 家に帰って早速賞味。これは並んだ甲斐がありました。これはうまいです。森永のポテロングに似ていますが、それよりもはるかにきめ細かいサクサク感があり、ジャガイモの香りが広がります。

 北海道お土産として手頃な値段(840円/10袋入り)で、職場、家族、友人等に配布すると好感度UP間違いなし! ちと残念なのは、カルビーは株式上場していない事ですね。すぐそっち側に考えが向います(笑)。

 しかし北海道は寒かった。時折雪が降っていました。東京20度 => 北海道4度 の飛行機の旅。飛行機から降りた時に、レストハウスからゲレンデに出た気分になりました。

 本題です。先週の投資部門別売買状況ですが、3市場株式売買は予想通りの売り越し。先物合わせても一緒。そしてとうとうマザーズも売り越し。今年8月とは違って、積極的に売っているというわけではないのですが、徐々に引き揚げているという感じです。

外国人投資家による8月の叩き売り
期間 TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
7月4週 -289,072 -363,017 -286,998 -939,087
8月1週 -333,773 -384,004 -141,355 -859,132
8月2週 17,184 -81,597 -207,889 -272,303
8月3週 -77,124 138,234 -752,063 -690,953

外国人投資家による10月の引き揚げ
期間 TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
10月3週 -133,386 51,861 -289,357 -370,882
10月4週 -72,996 -40,116 56,382 -56,730
10月5週 4,829 -219,792 268,703 53,739
11月1週 -135,025 154,027 -281,777 -262,776

 季節アノマリーによる上昇(外国人買い)を期待しているのですが、これが不発となると、長期の下げトレンドを覚悟をした方がいいのか...。


2007/11/12(月)

 最近、ずっと下がる系の話題を取り上げてきましたので、たまには上がる系の話題もひとつ。

 これもまたアノマリーなのですが、過去10年間の日経平均の推移を平均化すると、11/14日で底値を形成し、そこから上昇反転しています。過去17年に引き伸ばしてもこの傾向は一緒でした。

 この日近辺は、9月末に中間、期末を迎える企業の発表ピークに該当しますし、12月末締切りヘッジファンド解約の45日前通知日にも該当します。このあたりで切り返してもらいたいものですね。


2007/11/11(日)

 12/15日に約2年ぶりのイベント投資セミナーを開催します! 以前に少々ご紹介したのですが、正式に募集が開始されましたので、お知らせ致します。

 イベント投資は「キャリーオーバーがある時にだけ買う宝くじ」感覚に似ています。普段何もない時に売買するのではなく、勝てる要素が裏側に積み重なっている場合に出動します。

 ただ残念なことに、宝くじの場合はキャリーオーバーしていることをお店側が教えてくれますが、株式投資の場合は市場からの明確な通知はありません。

 セミナーでは、こういったキャリーオーバーが発生している状況を知るにはどうしたらいいか、そして誰もまだ気づいていキャリーオーバーが発生している状況を見つけるにはどうしたらいいのかについて、解説したいと思っています。

 セミナー内容の詳細については、エンジュクさんのページにも記載されていますので、ご覧くださいませ。11月21日(水)までであれば早期割引価格15,000円が受けられます。お早めにどうぞ。当日お逢いする事を楽しみにしています!

 更に余裕がありましたら午後の土屋賢三さんのセミナーの参加をお勧めします。こちらは発見的な手法(私は論理的な手法を利用しています)でアプローチします。私も参加します!


2007/11/10(土)

 11月末というと、いつも「ラッセル野村」「MSCI Small」「MSCI Kokunai」の入れ替えが重なるとっても楽しい日なのですが、今回は更に「MSCI Standard」も重なります。その前日は、TOPIXの調整もあったりして、結構広い範囲で影響が出そうです。

 感覚的に影響度が大きいもの順として MSCI Standard, TOPIX調整、ラッセル野村、MSCI Small、MSCI Kokunai でしょうか。MSCIとラッセル野村は採用銘柄のウェイトを一般公開していないので、候補銘柄を絞る時には証券会社が頼りです。

 こういった大幅入れ替えがある時に価格に影響が出やすくなるポイントとして、(1)発表直後、(2)当月のSQ、(3)入れ替え3-4営業日前、(4)入れ替え当日、があります。それぞれのポイントで戦略が変わるのですが、その点は12/15日のイベント投資セミナーにて(と、さりげに宣伝)。

 インデックス買いの問題点として、あまりにも告知が行き過ぎる(先回り買いが入り過ぎる)と、逆側に値が向う現象があります。こうして告知しているのは自分の首を絞めてるようなものですが(笑)、今回は対象銘柄数が多いので、分散効果がでて大丈夫かなと期待。自己責任でご判断お願いします。念のため。


2007/11/9(金)

 昨日の予測から、今日はもっと下落するかなと思ったのですが、それ程でもありませんでしたね。

 地震に例えると、8/8,9日の時のバリュー株の売られ方が半端ではなかったので(大きなP波)、8/17日も全体の売られ方が半端ではなかった(大きなS波)。

 一方で 10/31日のP波が小さかったので、今日のS波も小さかった...。ということにしておいて下さい(月曜日に更に大きいのがきたりして...?)。

 いずれにせよ、バリュー株がありえない値動きをした場合、その後にやってくる揺れには要注意ですね。今日も含め、今週は随分と下げました。

 その下げを別の面から予告していたのが「中日の日本シリーズ優勝」です(いきなり超アノマりーの世界に突っ込んでみる)。

 日本証券新聞の10/26日の記事からの拝借なのですが、ここ10年、セリーグが優勝すると株価が下げ、パリーグが優勝すると株価が上昇しているのです。優勝決まった後の値動きでも、年間でも、きれいにその傾向が出ています。今年は11/9日現在の値です。

優勝リーグ チーム名 優勝決定後
年末までの上昇額
年間上昇額
1997 セリーグ ヤクルト ▲ 1893 ▲ 4103
1998 セリーグ 横浜 ▲ 1 ▲ 1417
1999 パリーグ ダイエー 1521 5092
2000 セリーグ 巨人 ▲ 797 ▲ 5149
2001 セリーグ ヤクルト ▲ 337 ▲ 3243
2002 セリーグ 巨人 ▲ 178 ▲ 1964
2003 パリーグ ダイエー 223 2098
2004 パリーグ 西武 830 812
2005 パリーグ ロッテ 2716 4623
2006 パリーグ 日本ハム 414 1114
2007 セリーグ 中日 ▲ 1287 ▲ 1642

 ちなみに、平均推移も出してみました。今年が一番下げがすごい...。買い持ちが多い投資家の皆様は来年、パリーグを応援しましょうね。売りが好きな方はセリーグをどうぞ(笑)。




2007/11/8(木)

 先週の投資部門別売買状況ですが、先週のやや復活局面で外国人投資家が買い越ししていました。しかしながら、先物の額と通算すればほぼチャラです。裁定取引をしていただけ... とも言えてしまう状況です。

 一方で、マザーズは外国人投資家が引き続きコンスタントに買い越し。個人投資家はコンスタントに売り越し。マザーズの上昇の恩恵を受けているのは、多くの外国人投資家と、少数の個人投資家ですね。

 ちょっとだけ明るいのは、信託銀行が少ないながらも買い越ししてきたこと。上昇すれば買い越しし、下落すれば売り越しするといった、以前とは違ったパターンで売買しています。何か新しい動きとなるのか...?

 話題変更しまして、虎年の獅子座さんのページを毎日チェックしている方はご存じだと思うのですが、今年の8/8, 9日とバリュー株がボロボロに売り込まれた事の記載がありまして、その7営業日後に大暴落が発生しました。

 つい最近、10/31日もバリュー株がボロボロに売り込まれました。そしてその7営業日後が、明日の11/9日にやってきます。その時との日足を比較してみます。




 もうオオカミ少年のようになってしまっているのですが(笑)、明日は要注意日です(逆にチャンスとも言えます)。前回も同じ曜日の金曜日でした。まあ、そんなに何度もやってくるものではないと思うのですが、一応ご用心。何度も言いますが、私の予想はよく外れます(笑)。

 ロング/ショートの解約 => ロングの解約 と世界的に同じ流れになってしまうためなんでしょうかね...。気づきにくい相場の異変を察知するには、虎年の獅子座さんのページが最適です。最前線からの貴重な情報がそこにあります。


2007/11/3(土)

 先週の投資部門別売買状況について、外国人投資家の買い控え続き、信託銀行は相変わらず売り続け、主たる買い手が不在の状況です。需給の面からの明るさは見えてきません。最後の頼みはゆうちょ銀行の登場か!?

 マザーズ市場だけは相変わらず外国人投資家が買い越していて、「指数の上昇=外国人投資家が買っている」と、ストレートに出ています。

 3市場における外国人投資家の買い越し割合のグラフです。かなり危機的な状況が続いています。このまま世界に取り残されてしまうのでしょうか...。



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