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2008年2月

2008/2/29(金)

 今日はSONYFH(8729)のRNプライム買い日でした。上昇率は地味でしたが、これだけ相場が下げた中(保険業は全体で-1.16%)でプラスは立派です。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

コード 銘柄 前日比 当日比 VWAP比
8729 SONYFH 0.97% 1.22% 0.61%
TOPIX先物 -2.08% -0.19% -0.12%



 TOPIX、RNプライムとしぶとく連勝。伊勢丹と三越の統合による3月の日経平均新規採用銘柄も... と行きたい所ですね。

 日経平均採用有力候補No.1 は間違いなくヤマダ電機(9831)なのですが、株価が高い(日経平均寄与度が大きくなる)ため、日本経済新聞社がそこをどう判断するのかポイントになります。

 指数の鮮度を保つため、FTSEも昨年末に入れ替えたし、ダウも入れ替えたばかり。日経平均も日本を代表する指数として、それに十分に値する銘柄を、変な配慮をせずにどんどん採用して欲しいものです。


2008/2/28(木)

 本日は2月のTOPIX買い日でした。早速結果を見てみましょう。表中の時価総額は、浮動株考慮後の時価総額(億円)を指しています。

コード 銘柄 時価総額 前日比 当日比 VWAP比
3789 ソネットエンタテインメント 292 3.64% 4.84% 1.59%
7442 中山福(大証) 61 -0.97% 0.16% -1.24%

 時価総額がしっかりしているソネットエンタテインメント(3789)は買いが入りましたが、大証メインでもある中山福(7442)は15:00過ぎにマイナスへ。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

ソネットエンタテインメント(3789)


中山福(7442)


 更に本日は先週の投資部門別売買状況の発表日でした。全体的に小動きでしたが、外国人投資家が再び売り越し。さらに今まで買い越しが続いていた信託銀行までもが売り越し。買っていたのは個人投資家でした。なかなか一直線には戻ってきませんね。


2008/2/24(日)

 今日、確定申告に行ってきました。税務署によりけりだとは思うのですが、今週と来週の日曜日は税務署で確定申告を受け付けています。サラリーマンは会社休まずに行けるので嬉しい制度です。

 サラリーマンで副業で稼いでいる方は、必要経費や領収書の扱いに悩んでいる方も多いと思います。そんな方へのお勧めの本がそば屋はなぜ領収書を出したがらないのか?です。題名がアレなのですが、内容はしっかりしています。元国税調査官の方が著者です。

 ネットで出回っている情報は、税務署からできる限り文句がこないよう、安全面に倒してあります。この本は税務署側からの立場から、その裏側を解説しています。
--
「領収書がなくても、本当に経費で使っているのならそれでOKなのです。」
「納税者が自分で出した申告書は、明確な誤りがない限り、税務当局はそれを認めなければならないことになっているのです。」

--
(注: これだけだと誤解を生みやすいので、本書を読んでくださいね!)

 その他にも必要経費や領収書に関して目からウロコの情報が盛りだくさんです。ただし、この本に書いてある情報は、株式の情報同様に、最終的にご自身で判断くださいね!




2008/2/23(土)

 昨日は個人投資家と外資系証券会社&国内自己勘定トレーダの方々との初めての情報交換会でした。現場で外部からの注文をさばいて執行する方、数億-数百億の資金を成果主義で運用している方のお話は迫力がありました。

 その場で出た印象的な話題をいくつかご紹介します。私がそう理解した&間接的にお聞きいたものも含んでいますので間違っているものもあるかもしれません。カッコ内は私の感想です。

--
外部からの注文についてショートが多い。新興市場についても外部からの注文がそれなりに入ってくる。

外部からの注文によって売買の傾向はつかめるが、その情報を利用して儲けられるかは別問題。見えているのは一部で、全体が見えているわけではない。

ヘッジファンドは成績が良い悪いに関わらず解約が増えている。資金繰りによって投資者が資金を回収せざるを得ないためではないか。
(米国も確定申告のシーズンです。納税不足分は年明けに住宅担保で生み出せばいいという人が困った?)

イベント投資は5年前まではすごく儲ける事ができたのだけれど、最近はそんなことはない。(それでも自己勘定でイベント投資を行っている方がいらっしゃることに驚きました)

最近ではもっとも成功している投資は、売られ過ぎ買われ過ぎが平均移動線に戻ろうとする動きを利用したもの。完全逆張り。(この投資方法をリバージョン?と言うらしい。彼のチームはン年間、月間負けなしだそうです)

アメリカはいつクラッシュしてもおかしくない。 日本はもっと下げる余裕があるから、本格的な買いができない。

ユーロは危ないところまできている。ユーロだけが無傷というわけにはいかないだろうし、注意が必要。

--

 個人投資家よりも、外資系証券会社&国内自己勘定トレーダの方々の方がはるかに経験豊かで相場を肌で感じているのは確実なのですが、それでも情報交換会にお越し頂き、懇切丁寧に解説して頂きました。その懐の深さ、この場をお借りして、感謝致します。

 特に発起から幹事まで引き受けて頂き、情熱を燃やして頂きました某証券会社のTさんのご尽力に感謝致します。そしてご参加頂いた皆様、本当にどうもありがとうございます!


2008/2/21(木)

 先週の投資部門別売買状況にて、外国人投資家が先物と株式を通算した額で、今年入って初めて買い越しを記録しました。ばちぱち。売っていたのは個人投資家です。突っ込み買いで戻ったところを売った感じです。

外国人投資家の売買状況: 単位百万円
期間 TOPIX先物 日経平均先物 株式(3市場) 全合計 今年累計
1月1週 ▲ 263,819 4,518 12,824 ▲ 246,477 ▲ 246,477
1月2週 ▲ 268,214 46,243 ▲ 24,155 ▲ 246,126 ▲ 492,603
1月3週 ▲ 141,236 122,087 ▲ 148,050 ▲ 167,199 ▲ 659,801
1月4週 ▲ 46,840 106,059 ▲ 159,534 ▲ 100,315 ▲ 760,116
1月5週 181,543 47,660 ▲ 372,412 ▲ 143,209 ▲ 903,326
2月1週 ▲ 46,198 ▲ 109,823 ▲ 26,858 ▲ 182,879 ▲ 1,086,205
2月2週 135,138 85,335 161,824 382,297 ▲ 703,908

 それ以上に興味があったのは、マザーズの投資部門別売買状況です。先週の木曜日、金曜日と大きく上昇しましたが、誰が買っていたのか...?

 結果、大きく買い越したのは外国人投資家、大きく売り越したのは個人投資家と、9月最終週の急騰時と変わりませんでした。が、意外や意外、信託投信もかなり買い越していました。

 外国人投資家と信託投信は何か同じようなサインによる売買を行っているのでしょうか??

マザーズ市場の投資部門別売買状況: 単位百万円
  外国人投資家 個人投資家 投資信託
2007年9月4週 9,332 ▲ 13,807 1,847
2007年10月1週 10,503 ▲ 18,164 3,805
2008年2月2週 4,273 ▲ 7,188 2,235

 「いつまでも売ってばかりだと思うなよ」 by 外国人投資家


2008/2/20(水)

 毎月20日は東証の「月末上場株式数」発表の日です。先月もそうだったのですが、今月も「転換社債」「新株予約権」「優先株」の行使・転換がされている銘柄がとっても少ないです。株安の影響をもろに受けている印象です。

 私はこの行使・転換によってTOPIXインデックス売買が発生する所を拾うのが好きなのですが、これでは手が出ません。きっと証券会社でもインデックス売買の注文が少なく手数料が稼げていないんじゃないかなぁ。

 もうひとつ、昨年のこの時期は、決算前の公募増資ラッシュだったのですが、今年は極端に少ないです。これも株安の影響でしょうね。資金繰りを思案している上場企業が多いのではないかと想像します。

 TOPIXイベントは減るわ、公募増資イベントもほとんどないわ、イベント投資としては「商売あがったり」状態です。


2008/2/16(土)

 下落相場でも生き残れるように「空売り」の技術も身につけたいと思い、オニールの空売り練習帖を買ってきました。

 著者のウィリアム・オニールといえば、マーケットの魔術師の一人としてインタビューに答えており、ファンダメンタルズとチャートを組み合わせた CANSLIMによる成長株投資で有名な方です。その方が空売りの本を書いているのです。ちょっと驚きです。

 今から空売りは、さすがに遅いかなと思っていたのですが、「最適な空売りのポイントのほとんどは株価が天井をつけてから5ヵ月から7ヵ月後、あるいはそれ以上あとになって現れるということである」との記載がありました。

 伝統市場(東証1部、大証1部)にて上昇した株の多くが天井をつけたのは、昨年10月から11月の間です。ということは、オニールに言わせれば、もう少し後(3月〜5月以降)が空売りの最適なタイミングということになります。まだ高値を覚えていて、安値買い勢力が強いうちは空売りは危険ということなんでしょうね。

 そういえば鉄鋼セクターは7月から8月に高値をつけていますので、旬の時期が到来しているのかも知れません。彼は50日平均移動線の割り方に焦点を当てていますので、新日鉄(5401)の場合は、1月28日がポイントだったのかも知れません。バリバリの後解釈ですけれど。

 この本の最初の1/3くらいで解説が終わって、残りの全てがケーススタディです。少々残念なのは、失敗例が全く掲載されていない(都合のいいチャートしか掲載していない!?)ので、どんな穴が待ち構えているのかが分かりません。

 また、裁量トレード色が濃いので、はっきりとはエントリポイント、エグジットポイントが記載されていません。チャートもバーチャートなので、ローソク足に慣れている私には少々見にくいです。

 それでも少しずつ、オニール手法による空売りの練習を始めようかと思っています。成功と失敗を重ねつつ、そこから自分なりの投資法が生み出すことができればと。実行するのは当面先になりそうですけれども。

 今から株価が急騰して全く使う場面が出てこない可能性もありますが、それはそれでいいんじゃないでしょうか。私もいくつか買いポジションを持っていますから(笑)。




2008/2/15(金)

 先週の投資部門別売買状況ですが、外国人投資家の売りが止まず。現物・先物を合わせて引き続き1,000億円超えの売り越し。それと対照的に地味ながらも信託銀行が引き続き買い越し。個人投資家も久々に大きめに買い出動でした。

外国人投資家の売買状況(単位 百万円)
期間 TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
12月4週 ▲ 109,083 ▲ 63,264 257,573 85,226
1月1週 ▲ 263,819 4,518 12,824 ▲ 246,477
1月2週 ▲ 268,214 46,243 ▲ 24,155 ▲ 246,126
1月3週 ▲ 141,236 122,087 ▲ 148,050 ▲ 167,199
1月4週 ▲ 46,840 106,059 ▲ 159,534 ▲ 100,315
1月5週 181,543 47,660 ▲ 372,412 ▲ 143,209
2月1週 ▲ 46,198 ▲ 109,823 ▲ 26,858 ▲ 182,879

 しかし今日のマザーズはすごい上昇でしたね。9月末の急上昇時には外国人投資家の買いがすさまじく入りました。今回も似たような展開なならば、乗っていきたい所ではありますが、さて。

 そういえば、YOZAN(6830)100:1の株式併合を行う旨のリリースを出しましたね。タスコシステム(2709)のときにも同様の事を指摘したのですが、併合によって「株主としての地位を失う」のが問題の本質ではなくて、新株予約権の価値が100倍に跳ね上がってしまうことが問題なのです。

 今回115円で割り当てるのですが、株式併合してもその額面を変えない(と思われる)でしょうから、事実上1円15銭で株式を引き渡すのと同じ効果が出ます。そりゃぁ、私も引き受けますので割り当てて下さい!(笑)。


2008/2/12(火)

 監理ポストを解除されたIHI(7013)三洋電機(6764)の株価推移を記録しておきます。

 過去の似た場合の一日チャートはどうだったのかは、投資戦略「監理ポスト、整理ポスト銘柄で勝つ!」の中段以降をご覧ください。

 今回は願ったり叶ったりの株価推移でしたね。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

IHI(7013)


三洋電機(6764)



2008/2/11(月)

 以前に「FFレートとダウの相関」について掲載したのですが、掲示板Bartさんから「日経平均とFFレートとの相関が結構高い」とのアドバイスを受けまして、早速調べてみました。



 描いてみてびっくりです。こんなに似てしまっていいのでしょうか...。細かく見ると、相関がない部分は2か所あります。点線で囲った、1986年以前と、1995年です。

 1985年はプラザ合意により急速に円高が進み、1996年過ぎあたりでようやくドル円レートが落着きを取り戻しています。1995年はメキシコ通貨危機により、1ドル79.75円の超円高の時です。

 つまり長期的な投資として「FRBがFFレートを引き上げ始めたら日本株の買い時で、落ち着いたあたりで売却」「FRBがFFレートを引き下げ始めたら日本株の売り時で、落ち着いたあたりで買戻し」。ただし、極端な円ドルレートになった場合は相反することがある。

 今はまだFFレートが引き下げ途中段階ですので、売り局面となりますね。

 しかし、日本の市場はこんなにアメリカの政策(景気)に左右されるものなのですね。悲しいかな日本の経済政策よりも、FFレート と ドル円レート で日経平均株価の説明がついてしまいそう。

 これを知っているから、日本の政治家は日本の株価の推移に無関心なのですかね。いくらやってもアメリカ次第だから無駄だと。まさかね。


2008/2/9(土)

 横浜には高島屋に「グラマシーNY」が入っているのですが、いつ行っても「あまおうロールケーキ」は売り切れになっていたため、覚悟を決めて朝から行きました。

 到着したのは、開店から20分程度。待ち列が長い長い。100人以上は並んでいた最後尾後で整理券を配布していて、あと3枚しか残っていませんでした。ぎりぎりセーフ。あと1分遅かったら買えなかった。これで本日分は終了。

 お店の人曰く、テレビで放映されてから、平日、休日ともに変わらず、こんな調子なのだそうです。早くブームは終わって欲しい(列の整理とか大変)とお話していました。

 「グラマシーNY」のロールケーキは生地も美味しい(しっとり系)のに加え、あまほおうのイチゴが本当に甘いこと。朝早く出かけた甲斐がありました。ごちそうさま。


2008/2/7(木)

 先週の投資部門別売買状況ですが、外国人投資家が大幅売り越し。先物分のプラス分を加算しても、1,000億を超えるマイナス。この1,000億を超えるマイナスは5週連続です。そろり、そろりと資金が日本市場から逃げていっています。

外国人投資家動向: 単位百万
期間 TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
12月4週 ▲ 109,083 ▲ 63,264 257,573 85,226
1月1週 ▲ 263,819 4,518 12,824 ▲ 246,477
1月2週 ▲ 268,214 46,243 ▲ 24,155 ▲ 246,126
1月3週 ▲ 141,236 122,087 ▲ 148,050 ▲ 167,199
1月4週 ▲ 46,840 106,059 ▲ 159,534 ▲ 100,315
1月5週 181,543 47,660 ▲ 372,412 ▲ 143,209

 一方で買い手は相変わらず「信託銀行」です。頼もしいですね。自己部門も大きく買い越しているのですが、先物との裁定取引の結果のようで、先物を加えるとチャラです。

 いつものグラフです。とうとう13週の平均移動が、統計を取り始めてからの過去最悪の値になりました。どこで止まるのやら...。




2008/2/6(水)

 ある方から教えてもらったのですが、「かいじん21面相」を名乗った犯人グループによるグリコ・森永事件では、 (公式には)現金の受け取りはなく終結した事から、ウィキペディアの記載にもあるように「株価操縦説」も有力視されていたようです。

 今回の中国製冷凍ギョーザ事件はまだ原因がつかめていませんが、もしそれを狙ったのであればJT(2914)株でしょうね。直接だと怪しまれる可能性があるので、他の同業メーカの株やオプション、外国の証券会社経由で注文するといったことを利用したかも知れません。

 株式市場は、そういった事に使われるリスクもあるんですよね。


2008/2/4(月)

 昨日のFFレートとダウ平均のグラフは、月足であまりにも荒かったので、日足に変更してグラフ化しました。2001年からの利下げ局面の部分です。



 2001年の秋に一度大きく凹んでいるのは、9.11の影響です。次に、今回の利下げ局面でのグラフです。タイムフレームと株価刻み値が異なりますので、ご注意ください。



 その時の相場環境が全く違うので比較していいものか分かりませんが、この1月の下落を9.11並の出来事だったと仮定すると(一旦の天井から丁度3ヵ月後)、これから半年くらいかけて株価は復活する。しかしながらもう一段の下げが、そこからもう半年後くらいに待っている。と同じ道をたどりますかね?


2008/2/3(日) PART2

 FRBが電光石火の如く、1.25%FFレートを下げました。これによって株価はどう影響受けるのでしょうか。1980年代以降、FFレートを大きく切り下げた局面が3回ほどありまして、その時の動きを参考にしてみましょう。左軸がダウ月足の終値、右軸がFFレートです。



 もうちょっと詳しく見てみます。初回と2回目についてです。



 株価が順調に上がっています。切り下げによって上昇がサポートされていった感じです。では3回目のITバブル崩壊後はどうでしょうか。



 利下げによって一時的に株価が復活するも、結局は1%に近い所まで下げて、ようやく本格上昇しました。さて今回は??


2008/2/3(日)

 マクドナルドのコーヒーと言えば、その味についてチャカしの代表格として長年君臨していたのですが、最近はその座を譲ってしまったようです。

 今年に入って、ふと立ち寄ったマクドナルドで、100円コーヒーを何気なく頼んだのですが、これが容器も立派になって、味も驚くほど変化していました。超サプライズです。ここって本当にマクドナルドなのか疑ってしまいました。

 昨日の朝日新聞の1ページ全面広告にクーポンがついていましたね。気合いが入っています。

 マクドナルドのコーヒー100円。株価への効果 Priceless となってくれますかどうか。


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