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2008年9月

2008/9/30(火)

 イベント投資家にとっては、今日は年に一度のお祭りとも言える、日経平均株価の定期入れ替え日でした。

 インデックス入れ替え名物の、大引け間際の株価急上昇・急下落は発生しませんでしたが、素直に採用銘柄が買われ、除外銘柄が売られるという結果になりました。相場の混乱で、ヘッジファンドがあまり参加しなかったのが効いたのかも知れません。

  コード 銘柄 日経平均寄与度 前日比 当日比 VWAP比
採用 6305 日立建機 0.90% 1.61% 8.60% 3.10%
5541 大平洋金属 0.25% 6.99% 12.44% 3.92%
除外 4045 東亞合成 0.11% -11.96% -5.69% -0.47%
1861 熊谷組 0.02% -12.00% -2.22% -0.28%

 VWAP比(VWAPと終値の比率が)全て証券会社に有利な方向になりましたので、インデックスファンドから引値保証で引き受けた証券会社は、かなり差額を抜けたのではないでしょうか。

 予想外に伸びたのは大平洋金属(5541)でした。ウエイトは大きくなかったのですが、午後の急上昇は見事でした。日立建機(6305)も最後粘りを見せてのザラバ引けです。

 また、予想外に値段が下がったのは東亞合成(4045)です。発表後に株価は相当急落していたのですが、さらに今日も下げました。最後は急激な逆噴射があったのですが、また戻っていきました。

 しかし、昨夜の米国市場で、ダウ前日比-777円、下落率-6.98%の猛烈な下げがあったため、いくら日経平均採用銘柄とはいえ、前日比プラスになることはないだろうなと見ていたのですが、最後には見事にプラスです。素晴らしい。また来年も期待しましょう!

 最後に1日チャートを掲載します。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

日立建機(6305)


大平洋金属(5541)


東亞合成(4045)


熊谷組(1861)



2008/9/26(金)

 AIG問題に揺れ、ジェットコースター並みに株価変動があった先週の投資部門別売買状況が発表されました。

 全体的に見てどの部門も特に際立った動きはありません。外国人投資家も、日経平均先物について先週金曜日にあったリーマンのポジション解消と思われる大量売りにも関わらずプラスです。

期間 TOPIX先物 225先物(L+M) 株式(3市場) 全合計
8月1週 115,575 495,894 ▲ 104,208 507,261
8月2週 ▲ 72,027 14,264 109,677 51,914
8月3週 12,515 ▲ 77,963 ▲ 101,701 ▲ 167,149
8月4週 123,229 322,931 131,136 577,296
9月1週 ▲ 97,127 ▲ 271,771 ▲ 194,521 ▲ 563,418
9月2週 50,896 239,628 ▲ 324,223 ▲ 33,699
9月3週 17,457 86,814 114,433 218,704

  それほど外国人投資家が売り込んでいるわけではないようですね。


2008/9/25(木)

 昨日は9月の優待権利日でした。3, 9月の優待権利日としては、久々に月末が週末と離れていましたので、2日間の逆日歩負担で済みます。このため、積極的に優待タダ取り(信用売りと現物買いを両建てする)に行った人も多かったと思います。

 そしてその結果、逆日歩はどうだったのでしょうか。株価に対する逆日歩率が高かった銘柄を一覧にしてみます。

コード 銘柄名 市場 株価 貸超過株数 総品貸料 逆日歩率
8937 Human21 JQ 9 128800 15 166.67%
8907 フージャース 東証 9140 3905 600 6.56%
8041 OUGホール 大証 236 44,000 12 5.08%
1780 ヤマウラ 東証 181 83500 6 3.31%
7616 コロワイド 東証 533 934500 16 3.00%
7919 野崎印刷紙業 東証 201 6000 6 2.99%
5969 ロブテックス 大証 203 1,000 6 2.96%
9633 東京テアトル 東証 207 524000 6 2.90%
9046 神戸電鉄   大証 442 43,000 12 2.71%
9479 インプレス 東証 15430 354 400 2.59%
6335 東京機械製作 東証 238 708000 6 2.52%
8860 フジ住宅   大証 273 69,000 6 2.20%
7419 ノジマ JQ 305 40700 6 1.97%
9048 名古屋鉄道 東証 312 3308000 6 1.92%
2811 カゴメ 東証 1680 375500 32 1.90%
6363 酉島製作所 東証 2150 194900 40 1.86%
9130 共栄タンカー 東証 335 228000 6 1.79%
8173 上新電機 東証 921 165000 16 1.74%
9033 広島電鉄 東証 350 7000 6 1.71%
1378 雪国まいたけ 東証 354 37600 6 1.69%
9936 王将フードサ 大証 1423 27,300 24 1.69%
9014 新京成電鉄 東証 359 93000 6 1.67%
1978 アタカ大機 東証 240 60000 4 1.67%
9031 西日本鉄道 東証 373 1253000 6 1.61%
9997 ベルーナ 東証 517 214050 8 1.55%
4033 日東エフシー 東証 522 73000 7.6 1.46%
2378 ルネサンス 東証 444 437900 6 1.35%

 Human21(8937)は権利日でも何でもなかったのですが、もう現物株を提供してくれる人は殆どいなかったようです。フージャース(8907)は最近、恒常的に高値状態です。

 また、優待価格が逆日歩に負けてしまっている銘柄が散見されます。 OUGホールディングス(8041)はかなりの痛手です。2日間といっても油断ならないですね。しかし、大証銘柄は、貸株超過が少なくても大きく逆日歩がついてしまっています。貸株提供側の競争原理が働いていないですね...。

 今回意外とついたなぁと思ったのはオリエンタルランド(4661)です。逆日歩率が低かったので表には掲載されていませんが、売買手数料も含めたら、ディズニーの入場券とほぼ同じ程度課されました。ここ数年間は逆日歩安泰銘柄だったのですが、かなり怪しくなってきました。

 逆に、意外とつかなかったなぁと思ったのは、JAL(9205), ANA(9202) の航空各社です。過去に逆日歩で散々痛い目に遭った人が多かったため、警戒したのかも知れませんね。

 今後の優待取得には逆日歩がつかない一般信用売りを併用することを、真剣に考えた方が良さそうです。


2008/9/20(土)

 9月のBIG SQを含んだ先週分の投資部門別売買状況です。外国人投資投資家は株式をそれなりに売っていますが、その分、先物を買っていますので、ほぼチャラの状態です。

期間 TOPIX先物 225先物(L+M) 株式(3市場) 全合計
8月1週 115,575 495,894 ▲ 104,208 507,261
8月2週 ▲ 72,027 14,264 109,677 51,914
8月3週 12,515 ▲ 77,963 ▲ 101,701 ▲ 167,149
8月4週 123,229 322,931 131,136 577,296
9月1週 ▲ 97,127 ▲ 271,771 ▲ 194,521 ▲ 563,418
9月2週 50,896 239,628 ▲ 324,223 ▲ 33,699

 これは「先物ショート、株式ロング」でポジションを組んで(自由に空売りできるし、TOBにも応募できる)いたものを縮小する時に起こりやすい現象です。SQ時に整理したものかも知れません。

 前回の底値近辺、今年3月BIG SQ週の時にも全く同じような事が発生していました。もしかしたら3,9月決算に係る特有の現象だったのかも知れませんし、単なる偶然なのかも知れませんが、今回もこれが底値サインとなるといいですね。


2008/9/19(金)

 今日はFTSEインデックスの年次入れ替えによるFTSE買い日でした。昨年もそうだったのですが、今年も相場が大荒れの中での入れ替えです。ヘッジファンドとしてみたら「インデックス狙いしている場合じゃない」状況でしたので、個人投資家にとっては相討ちの可能性が低くなり、理想的な環境ではありました。早速結果を見てみましょう。

採用銘柄:
コード 銘柄 前日時価総額(億) 前日比 当日比 VWAP比
8729 SONYFH 3698 4.24% 4.73% 0.91%
7915 日本写真印刷 1770 3.82% 1.87% 1.05%
9697 カプコン 1708 -2.37% -0.90% -0.46%
3941 レンゴー 1646 -4.93% -3.54% 0.51%
4088 エア・ウォーター 1590 3.67% 1.37% 0.55%
2432 ディー・エヌ・エー 1545 8.25% 5.52% 3.80%
5301 東海カーボン 1392 5.45% 3.57% 1.71%
6268 ナブテスコ 473 4.95% 4.95% 4.11%
平均 2.89% 2.20% 1.52%
(参考) TOPIX先物 5.76% 2.13% 1.38%

 時価総額トップのSONYFH(8729)も素直にインデックス買いが入っています。特に爆発を見せたのは、ディー・エヌ・エー(2432)ナブテスコ(6268)でした。カプコン(9697)が下がっているのは、リーマン保有銘柄のためかも知れません。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

ディー・エヌ・エー(2432)


ナブテスコ(6268)


除外銘柄:
コード 銘柄 前日時価総額(億) 前日比 当日比 VWAP比
4666 パーク24 661 0.84% 5.63% 1.55%
4044 セントラル硝子 618 1.88% 0.00% 0.27%
2730 エディオン 617 3.18% 2.37% 1.77%
6707 サンケン電気 587 -3.11% -3.31% -1.39%
5701 日本軽金属 550 2.27% -2.17% 0.31%
8263 ダイエー 528 3.61% -2.71% -4.08%
6996 ニチコン 427 -1.22% -5.93% -0.83%
7729 東京精密 377 5.52% 3.70% 1.02%
9861 吉野家HD 357 4.25% 4.15% 0.88%
5482 愛知製鋼 345 -3.34% -2.25% -2.45%
4680 ラウンドワン 265 13.40% 13.86% 6.60%
8258 オーエムシーカード 145 2.71% -1.73% -0.96%
4733 オービックビジネスC 137 3.03% 0.00% -0.16%
8571 NISグループ 110 -16.42% -15.79% -9.43%
平均 1.19% -0.30% -0.49%

 除外銘柄については結構バラバラですが、あまり相場に乗れていないことが見てとれると思います。

 今日のような上昇相場の場合、特にFTSE銘柄にこだわる必要はないのでしょうけれど(実際、TOPIX先物とあまり変わらず...銀行セクターが大暴騰した影響が大ですが)、「どうしても買わざるを得ない人がいる」ということが分かっていると、安心感があっていいのです。


2008/9/18(木)

 マスコミからでは伝わってこない、現場で起こっている事をダイレクトに知ることができるサイトとして、虎年の獅子座さん、ぐっちーさんのサイトは有名なのですが、もうひとつ、この緊急事態に英国で活躍されている子鬼さんのサイトも更新を始めました。ありがたや。

 株価が下がっている理由は、ニュースで伝えられている事もあるでしょうけれど、もっと奥深くで、リーマンの業務停止命令による副作用が出始めているのでないかと少々気にかけています。そんな事はあって欲しくないのですけれど。


2008/9/16(火)

 懲りもせず、以前ご紹介した似たチャートをアップデートしてみました。まずは2001年と今回の日経平均の推移の比較から。

 似た推移をするとすれば、あとここから20%の下落の可能性があります。ただ、2001年は9.11テロがあり、グラフの90%から80%までの下落はそれによって引き起こされたものです。従いまして、あと10%程の下落は計算のうちに入れておいた方が良いかも...といった所でしょうか。



 もうひとつは、NASDAQ と WTI の値動きです。そこまで似なくても... といった所まで似ています。もうすぐ反発がまっている!?




2008/9/15(月)

 会社四季報2008秋号が今朝、家に届きました。早速インストールして「絶好調」が見出しに掲載された出来高少ない系の銘柄がないかチェック。最近では買えば単純に上昇するというものではないですが、それなりに楽しめます。

 「絶好調」にひっかかったのは16銘柄でしたが、見出しに掲載されたものはありませんでした。残念。任天堂(7974)の見出しは「大幅増額」でした。大幅増額、大幅増益から面白そうなものを探し出すことにしますか...。

 話題変更しまして、最近、思い切ってモニターを買い換えました。調査のため長時間作業することを前提に「目が疲れにくい・目に優しい液晶モニタスレまとめ 」のトップ近くにあるナナオの「FlexScan L997」です。

 発売からずいぶん経っているし、価格も安い同型モニターの1.5倍から2倍以上するため迷ったのですが、視力をお金で買えるのなら安いものだと言い聞かせて買いました。チャートや板を見る目的でしたら、安い同型のモニターを2台買った方がいいとは思います。

 まだ買ったばかりなので、「目にやさしいのか」その成果はまだ分からないのですが、明らかに違うのは色の再現です。どの角度からみても色がぶれずにはっきり見えます。あと文字も読みやすくなったような気が。

 10年以上保有し続けたアメリカで買った15インチの液晶モニタは、まだ使えるのですが、置場もなく、有料で処分するつもりもなかったので、無料引き取りしている会社へ送付しました。そういば、このモニターも、当時はまだ液晶モニタが出始めの時期だったので10万円を超えていたような気がします。

 最後の話題として、不動産、建築業関連で、驚くほど詳細で、圧倒的な情報量を提供し続け、私が参考にしている yuraku_love さんのサイト「ちぎっては投げ」から、とあるブログをみつけました。私にはここに記載されているものが事実かどうか確かめようなないのですが、取り上げられている銘柄を保有している方にはご参考まで。


2008/9/14(日)

 鎌倉の七里ガ浜には特徴あるレストランが数多くあります。その代表格が、イタリアンのアマルフィ、カレーの珊瑚礁、スクランブルエッグとリコッタパンケーキのbills。

 天気が良い日はアマルフィ・デラセーラでのランチが私のお決まりのコース。2時近くに到着したのですが、さしたる待ち時間もなく店内に入りました。ビール片手に至福の時間。あああ天国(写真奥は江ノ島)。

 食事を満喫した後、ダメ元で「世界一の朝食」と称されるbillsへ。待ち時間を確認したところ「2-3時間待ちです」。さすがに諦めました。この3連休は特別だったようで、平日であれば30分以内、多くても1時間待ち程度で入れるとのことでした。

 都心に住んでいる方で休日をのんびり過ごし、思いっきりリラックスしたいという方には、七里ガ浜はおすすめの場所です。


2008/9/11(木)

 すっかり忘れていましたが、昨日(9/10)は藤倉化成(4620)のTOPIX買い日でした。一日チャートを見てみましょう。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 全然さっぱりで、逆噴射です。単独銘柄のTOPIX買いはきついですね。食指が動かずです。また皆から忘れさられた頃に参加することにしましょう...。

 話題変更しまして、先週分の投資部門別売買状況が発表されました。個人投資家はここぞとのばかりの逆張り買い。 外国人投資家は先々週の買い分を丸ごと売りに転じました。いつものチャートはデッドクロスからから底なし沼へ。復活までにはちょっと時間がかかりそうです。

期間 TOPIX先物 225先物(L+M) 株式(3市場) 全合計
8月1週 115,575 495,894 ▲ 104,208 507,261
8月2週 ▲ 72,027 14,264 109,677 51,914
8月3週 12,515 ▲ 77,963 ▲ 101,701 ▲ 167,149
8月4週 123,229 322,931 131,136 577,296
9月1週 ▲ 97,127 ▲ 271,771 ▲ 194,521 ▲ 563,418




2008/9/9(火)

 月曜日の引け後、日経平均株価の定期見直しによる銘柄発表が行われました。新規採用2銘柄、除外2銘柄となり、昨年に引き続き今年も大和証券クオンツチームがほぼピタリ当てました。

 各銘柄をご紹介します(ウエイトと順位は本日の株価より算出)。日立建機(6305) のウエイトが高く、大平洋金属(5541) もそれなりにありますので、一旦押した後の上昇に期待が膨らみます。

入替  コード 銘柄 みなし株価 ウエイト ウエイト順位(225銘柄中)
採用 6305 日立建機 2395 0.79% 33
5541 大平洋金属 670 0.22% 116
除外 4045 東亜合成 354 0.12% 179
1861 熊谷組 51 0.02% 223

 それぞれの一日チャートを掲載します。今回も毎度恒例となりつつある、新規採用銘柄の「ほぼ寄り天井」が見られました。売り手があわてて買い戻しするためでしょうかね。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

日立建機(6305)


大平洋金属(5541)


 除外銘柄の 東亞合成(4045)は結構激しく売られました。事前に予想された銘柄だったので、それほど下げないと思っていたのですが、今の市況では反発する元気がないんでしょうかね。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

東亞合成(4045)


熊谷組(1861)


 一方で採用候補でありながら外れたエルピーダメモリ(6665)と、除外候補でありながらとどまった明電舎(6508)の一日チャートです。外れ銘柄を掴むとペナルティが待ち構えています。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

エルピーダメモリ(6665)


明電舎(6508)



2008/9/7(日) PART2

 久しぶりに、岡崎良介さんの「相場ローテーション」の本を読み直しました。相場ローテーションの観点から2008年には、原油、金が高値から折り返して、円独歩高に向買う事。そして不動産の下落が米国経済を蝕み、しっぺ返しを中国経済は食らう(これは相場ローテーションとは関係ないですが)事。これらが当たりつつあるんじゃないかと思ったからです。

 もしこのまま相場ローテーション通りに動くのであれば、今後2つの点について注目しています。

 ひとつ目は円高が継続的であれば、通貨高国の魅力から、新興市場に資金が流れる可能性がある事です。円高+株高 のダブルメリットが狙えるためです。つい最近までの米国や欧州がいい例ですね。

 もうひつとは、利下げによる新しい時代の始まりです。今まではインフレ懸念によって、おいそれ利下げができなかったのですが、商品市場の下落によって、その余地がでてきた感じがします。米国10年債利回りも低下しつつあります。金利の低下傾向によって、株式、景気、不動産の順で回復していくシナリオが描けるようになりました。

 「相場ローテーション」の本は、ばらばらの箇所にそれぞれの市場の関連が書いてあるので、それをまとめてもらえたら完璧だったのですが、それぞれを丁寧に解説してくれているのですから、欲張った願いですね。



 話題変更しまして、先週掲載しました最近のWTI原油の動きと、2000年のNASDAQ指数の類似につきまして、最新版に更新&拡大表示しました。同じような動きであれば、年明け以降に本格的な第2弾の下げがあるんじゃないかと。



 しかし、このサイトで先週掲載のチャートとほぼ同じものが、今週の日経ヴェリタスに掲載されていて、ちょっとびっくりです。注目していたのは私だけではなかったですね(追記: ZAI10月号で、JPモルガン証券の北野さんが、私より先に類似を指摘されていました)


2008/9/7(日)

 東京ディズニーリゾートに常設されたシルク・ドゥ・ソレイユの劇場。ここでトライアウト公演されている「ZED」 を見に行ってきました。最近のオリエンタルランドの株価の好調さは、ZEDの内容が良かった事もあるんじゃないかと想像し、期待感いっぱいでした。

 結果から言えば、期待通り、いやそれ以上でした。トライアウトなのでミスも結構多かったのですが、それに余りあるものがありました。特にエンディングへの展開は、いままでのシルク・ドゥ・ソレイユ公演と一味違って、自然とスタンディングオベーションしてしまいました。

 皆様はスクウェア・エニックスのFF(ファイナルファンタジー)をゲームした事はありますでしょうか? その世界観が劇場一杯に広がっていると感じました。ゲームの画面ではなく、目の前で冒険が繰り広げられているのです(少々ZEDの主人公が軽薄過ぎる気もしますが)。

 公演料金がディズニーチケットよりも高いし、時間も食われてしまうので、ディズニーに遊びに来た人が本当に見に行くのか? といった点は疑問が残る所ですが、それだけの価値はあると思います。

 出演者は恐らくオリンピックの体操上位入賞者で占められているんじゃないかと思いますが、そういった人が引退後の数年間、こういったお仕事で生活の糧にできるのは素晴らしいことではないかと思います。


2008/9/4(木)

 先週の投資部門別売買状況ですが、予想外に外国人買いの規模が大きく、現物、TOPIX先物、225先物オール買い越しでした。しかしながら売買高、特に225先は急激に減っていて、様子見を決めている人が多いようです。

期間 TOPIX先物 225先物(L+M) 株式(3市場) 全合計
7月1週 ▲ 138,349 50,072 ▲ 99,163 ▲ 187,441
7月2週 ▲ 2,632 46,665 ▲ 223,921 ▲ 179,888
7月3週 25,054 44,688 ▲ 178,062 ▲ 108,320
7月4週 197,043 152,770 13,329 363,142
7月5週 57,604 ▲ 62,341 ▲ 188,718 ▲ 193,455
8月1週 115,575 495,894 ▲ 104,208 507,261
8月2週 ▲ 72,027 14,264 109,677 51,914
8月3週 12,515 ▲ 77,963 ▲ 101,701 ▲ 167,149
8月4週 123,229 322,931 131,136 577,296

 また、虎年の獅子座さんのサイトに掲載されています通り、大規模なロングショートのアンワインドが発生しています。これは地震の前兆のように現れる事が多く、約1週間後にやってくるかも知れない本格的な大崩れに要注意です。


2008/9/1(月)

 最近、WTI(原油)の値動きと、ITバブル時のNASDAQの値動きがなんとなく似ているなぁと感じたので、懲りもせずにまた似たチャートを作ってみました。

 株式と商品を同じチャート上で比較して問題はないのか? という疑問も自分自身にあるのですが、ちょっとやってみます。



 うーん、すごいですね。とっても山谷が似ています。NASDAQのチャートを参考にして売買しているんじゃないかというくらいです。今後も同じようになるのであれば、売りが有効ですね。

 でも本当にWTIがピークを迎えたのかは、後にならないと分かりませんので、今後も伸びる可能性も考慮し、WTIの方のピークの位置をNASDAQ急騰前のピークの位置に調整して、もう一本作ってみました。



 どうですか? 似ているとはあまり言えないのですが、今後はこっちの方に似てきて、WTIの価格は300ドル以上になる... という可能性もなきにしもあらずです。


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