![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() ![]() ![]() 2008/5/31(土) 昨日はMSCIの銘柄入れ替え日(=MSCI買い日)でした。MSCIは全世界を対象にしている指数も持っていますので、日本国内の銘柄調整だけではなく、世界の各国との調整も同時に行います。MSCI World(全世界) や MSCI EAFE(北米除く全世界)がそれに該当します。 今回の調整では、日本は相対的にウエイトが増えました。同じように、フランスとイタリアもウエイトが増えました。一方で大幅に減ったのはイギリスです。そしてオランダとノルウェーも少々減りました。 つまり単純な話、MSCI World や MSCI EAFE に連動しているインデックスファンドは、イギリス、オランダ、ノルウェーの運用資金を、日本、フランス、イタリアへ移動する必要があります。 従って、30日の日本の株価が上がったのはそのためだ... と美しい説明もできるのですが、実際の所はどれほど影響したのかよく分かりません。参考までに、ウエイトが増減した国の指数について、1日チャートを見てみましょう。(出典: Yahoo Inc.) 増加組: 日本、フランス、イタリア ![]() ![]() ![]() 減少組: イギリス、オランダ、ノルウェー ![]() ![]() ![]() ノルウェーは全然関係ないようでしたが、その他は終わり方を見ると、多少あるかな... という感じですね。 さて、日本国内に目を向け、MSCI新規採用銘柄、除外銘柄の値動きを見てみましょう。 ・前日比: 前日終値からの上昇率 ・当日比: 当日始値からの上昇率 ・VWAP比: 出来高加重平均(VWAP)に対する終値の乖離率 採用銘柄
除外銘柄
正直あまり差がよくわからないですよね。採用のDeNA(2432)、除外の荏原製作所(6361)、フジクラ(5803)、アーバンコーポレイション(8868)あたりは、それっぽいのですが、平均すると成果はイマイチです。 (出典: Yahoo Japan Corporation.) DeNA(2432) ![]() 荏原製作所(6361) ![]() しかしながら、あまり周知されていないウエイトが大幅に増えた銘柄(MSCIは一般公開しません-証券会社からのレポートが頼りです)については、順調でした。見てみましょう。小野薬品(4528)は大証です。
電力系は今一歩でしたが、その他は期待通りです。最もウエイト増が大きかった三菱UFJFG(8306)は大引けラスト2分間は大人の殴り合いの様相で、最後はザラバ引けと、出来高が大きい銘柄にしては珍しい状況でした。(出典: Yahoo Japan Corporation.) 三菱UFJFG(8306) ![]() 今回のMSCIで、普段のインデックス買い日に戻った感じです。市場が落ち着いてきたということなのかも知れません。 Special Thanks: ・虎年の獅子座さん ![]() 2008/5/29(木) 今日は5月のTOPIX買い日でした。東証一部への昇格は有楽土地(8838)だけで、かつ時価総額が低いので厳しいかなと思ったのですが、素直に上昇しました。しかし、いつもの急騰パターンと違って、じわじわ上昇系でした。1日チャートを見てみましょう。(出典: Yahoo Japan Corporation.) ![]() その他に調整があった銘柄を掲載します。自己消却によるマイナス調整銘柄の積水ハウス(1928)、スカパーJSAT(9412)は、大引けでの1-2ティック下落分の影響程度でしょうか。三井住友FG(8316)は大引けに1,000-2,000円くらいは引き上げたかも。
![]() 2008/5/27(火) 今日は野村不動産オフィスファンド(8959)のREIT買い日でした。なにはともあれ1日チャートを見てみましょう。(出典: Yahoo Japan Corporation.) ![]() 日中いい所がなく、そのまま終わるかも知れないという見切り売りが始まりかけたそのすぐ後に、怒涛の上昇が待っていました。最高値で810,000円まで行ったのですが、買い上げのタイミングが少し早かったためか、一瞬の隙をつかれて、チョロっと戻してザラバ引け。 まだ規模の大きいインデックス買いは健在... でも今回はザラバ引けだったので、利益確定するのはかなり難しかったと思います。このまま週末のMSCI買いを期待してもいいのかなあ。 しかし、REIT買いの仕組みについてご存じない方が野村不動産オフィスファンドを所有していたら、「一体何が起こったの?」状態でしょうね。 ![]() 2008/5/22(木) 先週の投資部門別売買状況ですが、外国人投資家が今年一番の大買いを記録しました。そして1月第1週からの通算での買い越し額がプラスに転換。3月中旬には2兆円ほどあった売り越し分を、とうとう取り戻しました。パチパチパチ(先物ミニ分を1月1週まで遡及訂正しました)。 外国人投資家の動向[単位 百万円]
買い越し割合のグラフも、ゴールデンクロス後に順調に伸びています。 ![]() 引き続き過去のアノマリー的には「売り」、外国人投資家の買い越し額の観点から見たら「買い」。どっちに行くのやら...。 ![]() 2008/5/21(水) 今日はニューシティ・レジデンス(8965)の第三者割当増資によるREIT買い日でした。最近のインデックス買いが調子良かったので期待していたのですが、最後は大量の売りと戦う結果なりました。(出典: Yahoo Japan Corporation.) ![]() またヘッジファンドが復活してきて、インデックス買いの有利さがまた消えてしまった可能性があります。今月末のMSCI買い日の値動きで、ある程度はっきりすると思います。もう少し夢を見続けたいなぁ...。 ![]() 2008/5/20(火) だんだんチャートの形が違ってきたので掲載をやめていた「LTCM救済時とベアースターンズ救済時の比較(1998年と2008年)」ですが、米国市場が少々怪しくなってきたので、再掲してみます。 ![]() また、掲示板でubon2kさんから、「2001年のチャートとも結構似ている」旨のご指摘を頂き(ありがとうございます!)、作成してみました。 ![]() 因みに、1998年はその後ドンドコ上昇、2001年はその後ガンガン下落と、両極端です。 ![]() 2008/5/19(月) エンジュクさんのブログで、ツチヤさん、ふりーパパさん、浜口さん ご推薦の「マーケットの魔術師」ですが、私が購入したのは最近で、昨年の「東京国際ブックフェア」という見本市で手に入れました。 訪問目的は全く違っていたのですが、たまたま出版社のパンローリング社が出展していて、そこで3割引で買えたのです。「マーケットの魔術師」シーリーズを3冊買ったら、お礼に革製のカバーまで頂きました(しかし、微妙にサイズが合わず使えなかった...)。 今年も東京国際ブックフェア(東京ビッグサイト、お台場、7/10-7/13)で、パンローリング社が出展するようです。今年も3割引までしてくれるかどうか保障の限りではありませんが(そうしてくれると期待)、高価で買うのに躊躇していた本を手に入れるチャンスです。じっくり手にとって中身も確認できますから。 入場券は主催者のページで無料で申込みができますので、本が好きで東京近郊の方は、お台場散歩を兼ねて行ってみるのもいいと思いますよ。いろんな種類の書籍が割引で購入できます。 ![]() 2008/5/15(木) 先週の投資部門別売買状況ですが、4週ぶりに外国人投資家は総合で売り越し(株式のみでは買い越し)です。中でも日経225ミニが結構な売り越し(700億円程度)でした。ラージとの裁定だと思うのですが、時折スプレッドが開いたのですかね? 外国人投資家の動向[単位 百万円]
個人投資家は先週末金曜日の株価急落を受けてか、株式も先物もがっちりと買い越し。逆張り精神発揮です。 ![]() 2008/5/14(水) 中国・四川大地震の影響をものともせずに上昇した上海総合指数ですが、阪神大震災時の日経平均株価はどう動いたのか、確認してみましょう。 ![]() 地震直後はそれ程下落しなかったものの、週明けに一気に1,000円超の下落が発生しました。そこから株価はいったん上昇はするも再度下落。 シンガポール市場にて日経平均先物で勝負していたベアリングス銀行のニック・リーソンの賭けは裏目に出てしまい、2月24日に辞表を提出して逃亡。そしてベアリングス銀行はその損失を埋めきれずに崩壊しました。 さて、あす以降、上海総合指数はどう動きますかね? 参考: ・日本証券新聞 ・Wikipedia: ニック・リーソン ![]() 2008/5/12(月) 5月第1週の投資部門別売買状況の発表がありました。外国人投資家が引き続き買い越し、そして信託銀行も買い越しと、ダブルエンジンで相場を引っ張り上げています。 外国人投資家と信託銀行(株式のみ)の動向[単位 百万円]
更に東証一部時価総額に対する買い越し割合のグラフは、約2年ぶりのゴールデンクロスが発生しました。中期的な買いサインの点灯です。 ![]() アノマリー的には短期的に売り、外国人動向的には中期的に買い。うーんどう投資スタンスを取りましょうかね...。 ![]() 2008/5/9(金) 似ている間だけのみ掲載を続ける「過去と似ているグラフ」です(笑)。LTCM救済時とベアースターンズ救済時の株価比較です。日経平均株価が14,350円までいったら非常に似たのですが、これは連休中に相場が開いていたらつけたということで...。 ![]() このまま日経平均株価が下落し、前回のグラフより常に-5%下を移動すると仮定すれば、次の下値メドは、6月上旬頃に12,500円あたりです。 1998年の場合はその後、1999-2000年のITバブルを迎えました。今回は景気状況が厳しそうですが、もしかして、10年後の今回も、もしかする? ![]() 2008/5/8(木) 2008年の立夏の始まりは5月5日でした。投資戦略「TOPIXの風流な季節アノマリー」にてご紹介しました、三日天下ならぬ「立夏天下」の季節がやってきました。その時のグラフを再掲します。 ![]() GW開けは急落しやすいイメージが皆様にもあると思うのですが、その通りの結果が出ています。 ![]() 2008/5/7(水) MSCIの定期入れ替えの発表がありました。5月が半期レビュー(去年までは年次レビューだった)となるため、やや多めに入れ替わります(5月、11月が半期レビュー、2月、8月が四半期レビュー)。 今回の発表によって、除外銘柄と新規採用銘柄についてどれくらい株価に影響が出たのか、前日比終値比較を見てみます。対日経平均ベータ値(※)が低い(市場の影響を受けにくい)順に並べています。この値は松井証券のスクリーニングで見る事ができます。 新規採用9銘柄
除外10銘柄
ベータ値が「低い」銘柄ほど、発表の影響を受けやすいことが分かります(新規採用銘柄が上昇し、除外銘柄が下落する)。ベータ値が高いと市場の影響により株価が移動しますので、発表の影響がかき消されてしまうようです。アーバン(8868)は典型的ですね。除外銘柄であったのに、全く影響を受けていません。 先回りで、除外銘柄、新規採用銘柄の発表直後の値動きを狙う場合は、ベータ値の低い銘柄が結果を出せるようです。 (※)対日経平均ベータ値(180日)とは -- 松井証券HELPより抜粋-- 過去180日間の取引日において、日経平均の値動きと個別銘柄の値動きとの感応度合を表した指標です。日経平均が「1」動くときに、当該銘柄がどれだけ動くかを示します。上場してから間もない等、値段がついてから180日以上経過していない場合は、"----"表示となります。 ![]() 2008/5/3(土) ★★ お知らせです! ★★ エンジュクさん主催のIRセミナーが、今月の24日(土)に渋谷で開催されます。 基調講演として元ファンドマネージャの西村さんが「資金調達のためのIR、つまり近い将来、公募増資を考えていて高い株価をキープしておく必要がある場合のIR」の見破り方などを、ぶっちゃけトークでされるそうです。 IRセミナーの基調講演でそんな裏話をしても大丈夫かいなと思ったりするのですが、そこに参加される企業はそんな意図はないという事なんでしょうかね。その他にも、基調講演でお聞きした内容をすぐに各社の会社説明会で応用できるのがいいですね。 会社説明会での見どころを勝手に想像するに: 最初のユビテック社は、WiMAX関連の中心銘柄ですね。ずいぶん前の事ですが、国際電気通信連合(ITU)が国際標準とすることを勧告した時に高騰するかと期待していたのですが盛り上がりませんでした(笑)。今後の注目です。 次の荏原ユージライト社は清原さん率いる?タワー投資顧問が昨年7月から11月まで買い進めたことで注目しています。どういった点が魅力となっているのか、解明してみたいです。 最後のパシフィック社はパソコンを主とする再利用や再資源化の会社ですね。時代に乗っていると思うのですが、将来の再利用、再資源のあり方と、それに対する取り組みあたりを聞いてみたいですね。 参加費は無料... どころかQUOカードを配布するそうです。個人投資家からの視点、生の声を是非とも聞かせて欲しいという事ですね。お申込みは、エンジュクさんのサイトからどうぞ。 ![]() 2008/5/2(金) 先週の投資部門別売買状況が発表されました。日経平均株価が前週比+387.02だったので、かなり外国人投資家が買い進めたのかと思ったのですが、それほどではありませんでした。 で、この上昇に加担したのは、先週に引き続き信託銀行です。最近の外国人投資家と信託銀行の動きを見てみましょう(外国人投資家の日経先物売買代金について、3月4週からminiも計算に加えました。ラージの20%強の売買代金があり、存在を無視できなくなってきたためです)。 外国人投資家と信託銀行(3市場のみ)の動向[単位 百万円]
信託銀行が変わりだしたのは3月に入ってからです。この時は逆張り的な動きだと思っていたのですが、4月の上昇基調になっても買い進めていて、上昇相場の影の立役者となっています。買っているのは外国人投資家ばかりじゃありません。 さてともうひとつ、LTCM救済時、ベアースターンズ救済時の比較のアップデートを掲載します。グラフ的に日経平均が14,350円あたりまで上昇すると酷似してきます。あともうひと上昇があるかも知れません。ただ、時期的には一旦の下押しが発生する時期に近づいているので微妙です。ご参考まで。 ![]() ![]() ![]() ![]()
![]() |