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2006年3月


2006/3/30(木)

 今日はTOPIX&REIT買い日でした。途中は激しい売りと買いの交錯があったものの、終わってみれば、全体を平均すると、TOPIXより多少良い程度の上昇率で終了しました。結果を見てみましょう。

コード 銘柄名 権利落日寄付
からの上昇率
前日比 FFW考慮後の
時価総額(億)
8624 いちよし証券 5.41% 1.59% 635
4331 テイクアンドギヴ・ニーズ 8.77% 3.33% 533
9474 ゼンリン 0.29% -1.41% 460
8707 岩井証券 5.66% 1.82% 404
8347 荘内銀行 0.00% -0.63% 395
8706 極東証券 3.83% 0.74% 296
9902 日伝 1.59% 0.00% 292
4065 紀文フードケミファ 1.60% -0.59% 217
7745 エー・アンド・デイ 1.92% 1.34% 197
8087 フルサト工業 5.17% 0.76% 169
5909 コロナ 1.25% 1.04% 162
4743 アイティフォー 6.61% 3.71% 156
8692 だいこう証券ビジネス 1.99% -2.42% 145
6855 日本電子材料 10.44% 5.13% 136
9757 船井総合研究所 3.92% -0.81% 132
2053 中部飼料 5.19% -1.00% 132
5345 日本セラテック 1.26% 1.44% 100
7908 きもと -1.48% -0.99% 94
8793 NECリース 3.07% -1.28% 88
2378 ルネサンス 9.26% 3.28% 87
9600 アイネット 4.32% 1.61% 70
6926 岡谷電機産業 3.01% 4.44% 68
4726 ソフトバンク・テクノロジー 5.40% 0.84% 61
4301 アミューズ 2.57% 0.00% 60
9763 丸紅建材リース 3.47% 0.24% 54
9963 江守商事 0.52% -1.16% 38
平均 3.66% 0.81%
TOPIX 3.59% 0.78%

 もしかしたら「買いが前倒し」になっているかも知れないと考え、権利落日(3/28)の寄付からの上昇率も調べてみたのですが、やっぱりTOPIXより多少良い程度は変わりません。

 個別では時価総額ツートップのいちよし証券(8624)テイクアンドギヴ・ニーズ(8624)はそこそこの結果ですが、それ以下はバラバラです。今はTOPIX浮動化の移行途中で、完全に終わる6月までは新規採用銘柄は不利な条件にはあるのは事実ですが、それでも、もう少し上昇して欲しかった。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

いちよし証券(8624)


テイクアンドギヴ・ニーズ(8624)


 ついでに本日のベストパフォーマンスの日本電子材料(6855)とワーストパフォーマンスのだいこう証券(8962)もみてみましょう。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

日本電子材料(6855)


だいこう証券(8962)


 今日同時に調整が行われました、この反対側にある、株式を自己消却したHOYA(7741)と本田技研工業(7267)はどうだったか、一日チャートを見てみます。下落率は今一歩ですが、引けにかけて下げていますね。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

HOYA(7741)


本田技研工業(7267)


 この自己消却は、公募増資の場合と同様に、結構な大き目の額でないかぎり、はっきりとした引け際の動きは見ることができないのですが、今回HOYA(7741)でTOPIX浮動株調整後の時価総額相当で586億の消却、本田技研工業(7267)で684億の消却で、珍しく出現しました。でもまた、周知の事実となり過ぎるとまた、見れなくなってしまうかも...。

 そういえば、明日は四半期末のウインドウドレッシング日です。この1Q時期は成績が良くないのですが、今年はさていかに。


2006/3/29(水)

 いよいよ明日は TOPIX & REIT 調整買い日ですね。銘柄数が多いのでうまく分散してくれのではと期待しています。

 この調整が終わると、しばらく大きなイベントがなくなるんですよね。優待銘柄の数は少なくなり、インデックスの入れ替えも減少します。次の大きなイベントは、5月のMSCI入れ替えです。

 関東地方は桜も見ごろだし、仕事の年度納めの時期でもあり、歓送迎会も多いし、次のイベントまでは、悠々と相場と付き合うことにしましょうか。


2006/3/28(火)

 3月末権利日銘柄の「4日間の逆日歩」の結果が発表されました。優待関連銘柄では、昨日心配していた全日空(9202)、そしてオリエンタルランド(4661)などは、結構な貸株超過だったのですが、大きくつくことはありませんでした。

 やはり大きかったのは、株を提供する生保や投資信託があまり所持していない、大証銘柄、JASDAQ銘柄、東証の流通量の少ない銘柄です。

 大証の「王将フード(9936)」「神戸電鉄(9046)」、東証の「木曽路(8160)」あたりは、ほとんど常連と化しています。珍しく大証の「ロイヤルホテル(9713)」は、今回ありませんでした。

 実はもうひとつ、航空銘柄は、たまに逆日歩が大きくつくことがあります。おととしの全日空、今年の日本航空(9205)がそれに該当します。日本航空(9205)は1,000万株もの貸株超過が発生し、1,000株あたり12,000円支払うことになりました。優待額をはるかに超えています。航空銘柄は、いつもはおいしい優待券タダ取り銘柄なのですが「たまに大逆日歩発生」するのでやっかいです。

 これら常連銘柄を「優待券タダ取り手法」を利用し、権利日を超えて空売りする場合は、よくよく計算して考える必要がありますね。


2006/3/27(月)

 豊田通商(8015)、もう少し頑張ってくれるかなと思ったのですが、なかなか浮上してくれませんでしたね。本日の東証売買代金No1.でした。

 金曜日は予想外の「トーメン(8015)下方修正」が発表され、その分も重しとなったのかも知れません。株価は寄りから前日比マイナススタートでした。何もこのタイミングにアナウンスしなくても、もう一日待ってくれればねぇ。(出典: Yahoo Japan Corporation.)

豊田通商(8015)


トーメン(8015)


 私は全く相場を見ることができないことが分かっていたので、お昼休みに「不成」(指値値段で成立しなければ、引けで成行に変わる注文)にしておきました。豊田通商は、そこそこ日経平均寄与度が高いので、いくら悪い結果でも、スカパー採用時みたいにはならないだろうと。

 結果は最後に値を戻した大引けで約定。VWAPも超えた値段だったし、前日比からマイナスですが、それまでに随分と上昇したので、これで良しとしましょう(でも本当の所は、かなりくやしい)。

 話変わって今日は3月銘柄の優待権利日だったのですが、引けにかけて値を崩した銘柄が多かったですね。私が持っている4銘柄(現物と信用売りの両建てをしてます)全て急落しました。「優待買うタイミングを外した」という人は、本当にぎりぎりまで待って、投げを待つのが有効のような気がします。

 私は優待銘柄のひとつとして、最も優待を換金しやすいANA(9202)を選んで、優待券タダ取り作戦で購入しました。昨日までかなりの「信用買い越し」だったので、信用売り建てしても大丈夫かなと思ったのですが、今日の信用残見て「ヤラレタ」です。

 昨日までは 約400万株の買い越しだったのに、今日は1000万株以上の信用売りが出て、計670万株もの売り越し。いかに前日までの信用残をあてに出来ないかが分かります。4日分の逆日歩の金額が、優待額以上につかないことを祈っていますよ、本当に。


2006/3/26(日)

 この3月末にTOPIX買いに組み入れられる(TOPIX買いは3/30)銘柄について、FFWとFFW考慮後の時価総額について整理してみました。正確性には配慮していますが、間違っている可能性もありますので、ご自身で最終的なチェックはお願いしますね。

コード 銘柄名 FFW 貸借区分 FFW考慮後の
時価総額(億)
8624 いちよし証券 0.6 貸借 676
4331 テイクアンドギヴ・ニーズ 0.41 信用 516
9474 ゼンリン 0.34 貸借 449
8707 岩井証券 0.49 貸借 401
8347 荘内銀行 0.68 信用 389
8706 極東証券 0.45 信用 293
9902 日伝 0.41 信用 288
4065 紀文フードケミファ 0.3 貸借 211
7745 エー・アンド・デイ 0.34 信用 193
5909 コロナ 0.23 信用 162
8087 フルサト工業 0.38 信用 161
4743 アイティフォー 0.45 信用 152
8692 だいこう証券ビジネス 0.3 信用 140
6855 日本電子材料 0.41 信用 128
2053 中部飼料 0.45 貸借 125
9757 船井総合研究所 0.41 貸借 123
5345 日本セラテック 0.23 信用 104
7908 きもと 0.34 信用 93
8793 NECリース 0.15 貸借 83
2378 ルネサンス 0.19 貸借 83
9600 アイネット 0.41 貸借 67
6926 岡谷電機産業 0.41 信用 66
4301 アミューズ 0.26 信用 61
4726 ソフトバンク・テクノロジー 0.3 貸借 57
9763 丸紅建材リース 0.38 貸借 53
9963 江守商事 0.26 信用 38

 新制度によりTOPIX算入日が1ヶ月遅れたことによって、多くの一部昇格銘柄が、権利日通過後、すぐにTOPIX買いが発生します。このあたりの微妙な日程をどう利用するか。楽しみですね。

 また、最近、一部昇格銘柄の事前予想についての問い合わせが増えてきましたが、その件に関しては、Risktakerの特殊需給株式投資 さんのサイトで詳細に紹介していますので、そちらでチェックしてみて下さいね。


2006/3/25(土)

 いつもなら木曜日発表の「投資部門別売買状況」ですが、今週は祝日が入ったため、金曜日に発表がありました。

 外国人投資家が再びプラスにはなったものの、そんなに大きくはなく、相変わらず信託銀行は容赦なく売っていて、個人投資家と自己売買部門も含め、お互いのにらみ合いは続いています。

 じゃあ、外国人投資家がどれくらい買うと、相場の上昇が見込めるかといえば、過去の経験上、東証一部の時価総額の6bps(0.06%)近辺です。今だと約3,200億くらい。今週は2,878億の買い越しでしたので、もう少々欲しい所です。

 個人投資家のお金が市場にどんどん流れ出すと、外国人投資家の買い越し額は気にしなくても良くなるのですが、なかなかそのまでは到達しないですね。昨年末から今年初めあたり、「これはいける」とちょっと思ったのですが、甘かった。

 久々のグラフです。外国人投資家の買いが減った割には、よく踏みとどまってい
ますね。




2006/3/21(火)

 昨日は昨日で、豊田通商(8015)のFTSEの援軍の話をしましたが、ひとつ見落としていました。トーメン(8003)自体がFTSEに採用されていたので、その移行分があります。しっかりリリースに「Tomen (Japan, 6900386) will be deleted from the index」って書いてあるじゃないですか。よって当日のFTSEのインパクトはほとんどありません。うーん残念(>_<) & 昨日の記事を訂正させてください。申し訳ないです。

 ということで、私の書く記事には、ポジショントークが混じっている場合があるので、気をつけてくださいね。できるだけ中立となるように記載しているつもりですけれども。


2006/3/20(月)

 豊田通商(8015)、なかなか強いですね。M字の底がいつやってくるのか、じっと見ていましたが、どうやら入れ替え発表日翌日にM字の天井と底をつけたようです。過去一番成功したと思われる、ファーストリテイリング(9983)の場合は、M字の底は、発表日翌々日の午前でした。それより早かった。

 参考までに、ファーストリテイリングと豊田通商の入れ替え発表日以降の株価上昇率を比較してみました。やっぱりファーストリテイリングには及ばないけれど、ゆっくり安定して上昇していますね。



 そんな豊田通商に、思わぬ援軍が入りました。それはFTSEです。FTSEも28日に豊田通商の株数の調整が入ることを発表しました(27日がFTSE買い日)。私の計算違いがなければ、FTSEの買いインパクトを1%として、100万株の追加購入が見込めます。

 日経平均買い約1000万株の1/10の規模ですが、同じ日に買いが入るのは心強いですよね。経験上、FTSEは引けに買いが集中せず、全体に少しずつ買いが入ります。底上げを期待しています(と、こんなことを書くと、最終日下げたりするんですよねぇ)。

 あ、因みに、私は豊田通商(8015)のポジションを所持しています。ポジショントークには気をつけてくださいね(笑)。ちゃんと事実か確かめてみてくださいね!


2006/3/19(日)

 久々に、90分ですぐ話せる! 奇跡の英会話テクニック!!(第7回) を更新しました。そちらにも書きましたが、英会話の「発音」の学習優先順位は低くて構いません。R と L の区別なんて、ささいな事なんです。ここに時間を取られないように、気をつけて下さいね。あなたの情熱を浪費するだけですから。


2006/3/17(金)

 いきなり最初から、訂正のお知らせです。2/8日の夕凪通信でお知らせしましたREIT買い日の調べ方ですが、東証の所報にて検索する場合は、「変更上場(旧投資証券に追加)」をチェックします。これが公募の場合は、変更上場日の前日REIT買い日に訂正です。

 というのも、昨日、日本ビルファンド投資法人(8951)のREIT買い日でしたが、私は「おととい」だと勘違いしていまして、全くその動きがなかったため、あれれのれ?? の状態でしたが、しげさんからメールでお知らせを頂いて、判明しました。しげさん、いつも情報提供ありがとうございます。

 さて、昨日のREIT買い日だった日本ビルファンド投資法人(8951)の値動きを確認してみてみましょう。公募額は800億円、800000万口の結構大型の公募でした。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 これまた結構な出来高で、引け間際に1000口を超える大型の買いが入ったのですが、それでも今日の上昇にぶつけた投資家によって、上値を抑えられてしましました。

 そしてその翌日の今日は、前日に上値で売りを待っていて、結局売り切れなかった人が大挙して売りに出たためか、大量の出来高で相当下げて始まりました。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 こういった下げを狙って、REIT買い日には、多少値段を高めに、大引けの信用売り「引け指し」を入れておいて、約定したら、翌日に買い戻すというのも手かもしれませんね。


2006/3/16(木)

 やっぱり今日の最初は、豊田通商(8015)トーメン(8003)の一日チャートをチェックすることにしましょう。(出典: Yahoo Japan Corporation.)





 しっかりとお互いの株価が連動していますね。「買い」で良ければ、トーメンも十分使えます。

 また、株価を見る限り「高騰する」「出尽くしで値下がりする」のちょうど中間あたりの値動きで、判断が難しいのですが、とりあえずは、M字カーブ最初の頂点には到達したと思っています。

 話題変更して、本日は恒例の「投資部門別売買状況」の発表日です。意外や「個人投資家」「外国人投資家」「信託銀行」が少しずつマイナスです。それを全てカバーしたのは「自己売買部門」です。

 先週はビッグSQがあったことと、配当の関係で、自己売買部門が「先物売って」「現物買い」したのでしょうかね? ちょっと理解しにくい状況です。とにかく、「外国人投資家」のマイナスが今後も続くのか、気をつけて見ていきたいと思います。

 さらに話題変更して、松井証券から楽天(4755)の公募・売出の再募集がありました。キャンセル続出したのでしょうかね? 楽天(4755)の株価が公募価格に限りなく近づいてきたことと、楽天の単価が安いのに、売買手数料が高い影響があるのかもしれません。もしかしたら、楽天の先高感が薄れている証拠なのかも。

 最後に、今日、TOPIX、JASDAQ平均共に、5日平均移動線を割り込みました。過去の傾向から、5日平均移動線の上に再び出るまで、しばらく下落が続くかも知れませんね。ただ、何度も言いますが、この現象の根拠は全くないので、参考はほどほどに。


2006/3/15(水)

 「豊田通商みなし額面50円」報道を見た瞬間、いろいろな意味でホッとしました。日経平均は日本を代表する指標です。日本経済新聞社が恣意的なルール解釈をすることなく「みなし額面50円」とした決断を歓迎したいと思います。

 もし今回、「みなし額面」まで変更するような事態となれば、その後、どんどんエスカレートして、そのうち日経平均の値自体を、日本経済新聞社がコントロールしてしまうのではないかと危惧していました。

 また、今回の発表で分かったことは2つあります。ここにメモしておきます。
  • 吸収合併の場合、東証からの上場廃止の正式アナウンスの翌日に発表する
  • 吸収合併の場合、みなし額面の調整はしない。
 さてと、今日の株価では、豊田通商の日経平均寄与度は約0.72%に該当し、225銘柄中32位です。一方でトーメンは約0.05%で225銘柄中221位です。インデックスファンドは、この差分の0.67%の費用分を追加購入する必要があります。

 株数で言えば、他の日経平均採用銘柄と同様に約1000万株を持つ必要があると仮定すると、トーメンから統合により69万株は補充できますが、残り931万株を購入する必要があります。今日の25日出来高平均で割れば、8.25日分のインパクトです。

 これで明日から本格的なお楽しみモード突入ですね。私はM字を描くと想定して、そのポイントを見つけることに専念する予定です。もちろんM字を描く保証はどこにもありませんので、念のため。


2006/3/14(火)

 相変わらず日経平均入れ替えの話で申し訳ないのですが、相場に与える影響が大きいだけに、もうちょと続けますね。

 福寿草さんが掲示板に投稿されていましたが、ようやくトーメン(8003)の上場廃止のアナウンスがありました。今日入れ替えの発表がなかったため、明日の大引け以降から臨戦態勢です。

 豊田通商(8015)は、単価が高いため、なかなか手が出しにくいのですが、もし豊田通商(8015)が採用されたならば、吸収合併される トーメン(8003) でも十分にその代用となります。合併比率に沿った値動きとなるはずです。こちらの方がリスク調整しやすいですね。

 気をつける点としては、「信用売り」は使えない(所がほとんど)ことと、多少の合併比率からの乖離を生む可能性があることです。

 話題変更して、今日は T&D(8795)の公募分のTOPIX買い日でした。全日本空輸(9202)の公募規模、約1000億で「売り買いが拮抗」していましたが、その約1/3である、T&Dの公募規模、約340億だと、最後は「売り手」が優勢となりました。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 過去、大型公募が連続するような時期があまりなく、参考データが集めにくかったのですが、これで公募によるTOPIX買いの成否のラインが見えてきそうです。


2006/3/13(月)

 私がよく拝見している「ケセラ」掲示板にて、福寿草さんの投稿を見て、はたと気が付きました。そうです、豊田通商(8015)に吸収合併されるトーメン(8003)の上場廃止のアナウンスが、まだないのです。

 東証の「上場廃止一覧」に記載されているコメントを見る限り、吸収合併の2週間前に掲載するとあります。両社は4月1日に合併を予定していますので、東証がコメント通りに実行するとすれば、トーメンの上場廃止のアナウンスは、その2週間前の 3/17 か 3/20 あたりとなります(注意: 株券受け渡し日の関係上、上場廃止日は 3/28日になる気もしますので、実は明日発表があるのかもしれません)。

 この上場廃止のアナウンスがない限り、日本経済新聞社は、日経平均銘柄の入れ替え発表ができないのかも。ここしばらくは、いつ発表があるのか、緊張する日々が続きますね。


2006/3/9(木) PART2

 明日(金曜)の夜、24:00から、ラジオ放送に出演します。ラジオ放送といっても、ラジオ版ブログみたいなもので、友人が個人として行っているインターネットラジオです。パソコンからそのまま放送してしまいます。ご興味のある方はどうぞ => http://nishi1212.radilog.net/

 私が話す内容は未定ですが、このサイトに書いてあること以外は、ネタとして持っていませんので、話すことは繰り返しになると思います。あんまり期待しないでくださいね(笑)。

 Web(ホームページ、ブログ)は、「出版」の権利を個人が獲得したことで意義があるものでしたが、今度は「放送」の権利も個人が獲得しようとしています。世の中進んできてますねぇ。


2006/3/9(木)

 今日はいろいろありましたが、中心は「日銀量的緩和」でしょう。詳しいことは本場のニュースサイトに任せることとして、投資家としては、良いニュースは「噂で買って、事実で売る」。悪いニュース(と思われるもの)は「噂で売って、事実で買う」のが王道ということでしょうか。記念に TOPIXとJasdaq平均の一日チャートです。(出典: Yahoo Japan Corporation.)





 さらに今日、ようやくTOPIX、JASDAQ平均共に、7営業日ぶりに5日移動平均線の上に顔を出しました。ここ過去数ヶ月のパターンを参考にすれば、しばらく上昇が見込めます。しかしながら、特に根拠ないパターンですので、ほどほどの参考まで。

 それから本日は、全日本空輸(9202)の公募分のTOPIX買い日でした。1,000億規模でしたので、それなりの期待がありましたが、この銘柄ひとつに集中したため、インデックス狙いの「売り」と「買い」が拮抗したまま終了しました。私の目からは、今日の出来高が異様に多かった割には「よく耐えました」。

 一日を通して見ても、前日比の上昇率が、TOPIXの上昇率よりも低かったため、投資成績としては今一歩だったのですが、それでもリスクが低い投資として、安心感がありました。(出典: Yahoo Japan Corporation.)



 そして最後に、恒例の「投資部門別売買状況」ですが、2月末にTOPIX浮動化調整があったためか、普段はあまり前面に出てこない部門に動きがありました。特に「その他金融機関」は、ほとんどの売買が「売り」という特殊な状況です。その反対が「事業法人」で、かなりの売買が「買い」です。

 これをどう解釈すれば良いのか、正直わからないのですが、「TOPIX浮動化調整時には、それなりに動きがある」と解釈しましょうか。6月末の最終調整時にも期待できそうです。

 その他には、「外国人投資家」は多くはないけれど、着実にプラス。個人投資家も「信用買い」をメインにプラス。「信託銀行」はマイナスだけれども、その幅は少ないです。まだお互い、3者にらめっこ状態です。

 いずれにせよ、「外国人投資家」は積極的ではありませんが、買い姿勢継続である所は安心感が持てます。底はそう深くはなさそうな気がします。


2006/3/7(火)

 今日、日経平均入れ替えに関するアナウンスがあることを期待して待っていたのですが、ありませんでしたね。銘柄が当たりでもハズレでも、今日素直に発表して欲しかったのですが、いかんともし難いですね。

 今後の候補日としては、今週金曜日と来週火曜日あたりが濃厚です。しかしながら、最近、わざとその日程を外してくることもあるので、油断なりません。昨年9月の定期入れ替え発表日は、一日前倒しして、第2週目の月曜日でした。

 豊田通商(8015)、まだまだ一発ホームランを狙って保持し続けるべきか、それともリスクを回避して一旦手放すべきか... うーん、悩ましい。


2006/3/6(月)

 明日は第2週目の火曜日です。ということは、日経平均採用銘柄のうち、3月末に合併する銘柄の代替採用を発表する第一候補日です。その理由は、以前の投資戦略「日経平均候補銘柄の上昇を狙う!」の中段あたりをご覧下さい。もしかしたら、あともう1週間後かもしれませんね

 この3月末に合併する予定がある日経平均採用銘柄は2つあります。帝国石油(1601)とトーメン(8003)です。帝国石油の場合は、国際石油開発(1604)との対等合併後の国際石油開発帝石ホールディングスが採用されることはほぼ間違いないでしょう。

 問題はトーメンの場合です。日経平均採用銘柄のトーメンは豊田通商(8015)に吸収合併される形になります。そのまま豊田通商が採用されるかどうか...。もし豊田通商が採用されると、両銘柄の株価の違いにより、ほぼ豊田通商丸ごと新規採用銘柄になったのと同じくらいの売買インパクトが発生します。

 今日の株価では、トーメンの日経平均寄与度は225銘柄中、下から5番目の0.05%です。一方、豊田通商のみなし額面を50円と仮定すれば、上から33番目の約0.69%に相当します。この差分の 0.64% をインデックスファンドは買い足す必要があるのです。そこそこインパクトのある数値です。

 もちろん、明日発表があるとも限りませんし、豊田通商が採用されるとも限りませんので、ご参考まで。

 あともうひとつ、本日、四季報前の「オール投資」が発売されました。いつもの通り、四季報の速報版として特集が組まれています。買いたい銘柄がいっぱいあるある...。

 昨年のケースはどうだったかと言えば、「四季報相場は存在するか」をご覧下さい。さてさて今年はどうなるでしょうかね。また4月にでも、検証してみたいと思います。


2006/3/4(土)

 何か変だなぁ...。2月下旬頃からの相場に、少々違和感を覚えています。いつもだったら、もっと動きがあっても良さそうな、高配当銘柄や株主優待銘柄の調子が、ちっとも上向かないのです。

 ここはちょっと基本に立ち返り「投資部門別売買状況」から、どんな傾向にあるのかを確かめてみました。以下のグラフは月間の売買状況です。鍵となる「自己売買部門」「個人投資家」「投資信託」「信託銀行」がそれぞれどんな傾向にあるのか、探ってみました。

3市場月間投資部門別売買状況(単位 - 億)
月間 個人 投資信託 外国人 信託銀行 自己売買
2005年3月 (232) 425 8508 (5166) (864)
2005年4月 2993 1826 922 (1910) (6342)
2005年5月 (1075) 717 1324 1901 (4255)
2005年6月 (8598) 573 825 1619 6992
2005年7月 (7530) (116) 11134 (2752) 701
2005年8月 (12030) (26) 19625 (7537) 3803
2005年9月 (6451) (954) 15155 (3148) (1690)
2005年10月 1162 801 10633 (7191) (6008)
2005年11月 (9122) 3752 16445 (5728) (4541)
2005年12月 4458 2195 3830 (5198) (6879)
2006年1月 6144 1820 6539 (7225) (10145)
2006年2月 (790) 1582 4184 (8101) 3631

 あらためて見てみると、相場との関連が見えてきますね。グラフから分かるのは、「信託銀行」はここしばらくずっと売り越し。衆議院解散以降の7月からは「外国人投資家」がそれを買い支え、12月、1月は主に「個人投資家」と「投資信託」が支えていました。

 ところが2月、「信託銀行」は相変わらず売っているのですが。それを支えてくれる「主役」がいません。まさに「一人売り」状態。全体でなんとなく買い支えているという感じです。

 ここでもうひとつグラフを見てみます。TOPIXの完全浮動株に対応した指数(新指数)と、それ以前の時価総額だけの指数(旧指数)の比較です。10/31日の第一回浮動株移行が行われた段階を0としています。

 グラフのプラスにあれば、完全浮動株指数(新指数)が優位で、外国人好みの流動性が高い(=出来高が大きい)時価総額上位の銘柄が買われていることになります。マイナスにあれば、その逆で、個人好みの銘柄が買われていることになります。



 「投資部門別売買状況」がそのまま反映されているようなグラフですね。外国人投資家が勢い良く買っていた頃は、プラス側に推移し、個人にバトンタッチしたあたりから、マイナスへと傾きました。

 最近はプラス側へと急激に大幅に動いています。この原因のひとつとしては、個人投資家が撤退しつつある一方で、外国人投資家はまだ買い続けていること、もうひとつの原因は、第2回のTOPIX浮動株指数への移行が2月末にあったことです。

 2つグラフを合わせてみてわかるのは、信託銀行が浮動株調整によって、流動性の少ない個人好み株を中心に売り、一方で外国人投資家は買っているけど、それは流動性の高い銘柄だけ。そして個人は高値掴みした株から逃れられていない状況です。

 これじゃあ、個人好みの株の値上がりが難しいですね。信託銀行も、最近の相場状況を見る限り、このままのペースで、年度末を目標に売っている公算が高いです。まだ結果は出ていませんが、2月末の浮動株移行で、信託銀行が売り終了する見込みは、正直甘かったようです。

 こんな状況だったら、優待や配当権利を取得するには、ぎりぎりまで待ってもいいのかも知れませんね(と、こんなことを書くと、翌日から上がったりするんですよねぇ...)。


2006/3/2(木)

 今日はは恒例の「投資部門別売買状況」の発表日です。予想外に外国人投資家が根強く買いを続けています。まだ買い割合はそれほどではないですが、底打ち感が見えてきました。東証2部も買い越しに転じています。



 一方で売りまくったのは個人投資家です。信用も現物も売り越しです。投資信託は買い越しですが、額が少なくなっている所を見ると、「突っ込み買い」を基本としている気がします。

 そんな状況の中、今日はTOPIXが5日移動平均線を2日連続で割りました。2/23日の夕凪通信でお知らせしましたが、5日移動平均線の反対方向に抜けると、最近はそちら側のトレンドに入りやすい状況にあります。今日はそのジンクスを破れるかと思ったのですが、返されました。

 長期的には買いサインが点灯で、短期的には売りサインが点灯。さてどうしましょうかねぇ...


2006/3/1(水)

 今日は SBI(8473) のFTSE浮動株数調整日でした。しかし残念ながら、もともとFTSE自体のインパクトは小さいので、そのまま相場の波に飲まれる格好になってしまいました。引け際に、ほんのちょっとだけ意地を見せたまででした。



 こういった、相場が一方方向に流れる時の保険として、他銘柄の「信用売り」もうまく使いたい所です。例えば、全日空(9202)は、理想的な逆M字(W字)を描いている最中です。「公募発表 -> 狼狽(ろうばい)売り -> 衝動的な買い戻し -> 価格決定日に向けた下げ」です。

 私が想定していたより、狼狽売りと衝動的な買い戻しのサイクルが長かったです。今日、公募価格が決定しましたので、このあたりで一旦は下げ止まるのではないでしょうか。



 今回はたまたま「相場の波と合った」だけなのかも知れませんが、それでも「信用売り」銘柄がひとつでもあると、下落時でも感情が和らぎます。もちろん「信用売り」銘柄が上げ、「信用買い」銘柄が下がる、股裂き現象もあるので、銘柄選びは慎重に(それが分かったら苦労しないって話も(笑))。


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