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いつまで続くか分かりませんが、こんな日記風のページを作ってみました。
くれぐれも、自己責任の上で判断してくださいね! |
2005年3月

2005/3/31(木)
今年の年度末である今日の株価の値動きは平穏でした。午前中は、やや高めの株価から値下がり傾向で、例年通りの雰囲気が漂ったのですが、午後からは、昨日心配していたようなことは起きませんでした。逆にポコンと、高値引けの典型的なウインドウドレッシング日となりました。一日チャートを見てみましょう。 (出典: Yahoo Japan Corporation.)

後解釈となるのですが、この日の株価が堅調なのは、「企業の業績が堅調で、株価売買で利益調整するようなことは不要になったこと」と、「企業のリスク回避の観点から、もう既にかなりの株を売却済みであり、もう売るような株を保持していないこと」あたりでしょうか。もう、年度末の値下がり傾向については、見直しが必要で、通常のウインドウドレッシング日として扱っても良いのかも知れません。
話が変わって、「アルバイトタイムス」の好業績といい、日経新聞の一般事務派遣値上げの記事といい、雇用改善の兆しが見えてきたようです。ここ数年、リストラ&雇用凍結による歳費削減がようやくメドがつき、気がついたら、人不足だったのでしょう。
私のまわり企業も最近、人不足気味です。売り上げを伸ばしたいのに、人がいなくて外部の会社を利用しています。偶然かも知れませんが、ヘッドハンティング企業からのお誘いの電話が、再び始まりました。
こんな時には、四季報のCD-ROM版が便利ですね。文章検索で、「求人情報」とか「人材派遣」なんかを入力すると、どんな企業が関っているかがすぐわかります。いい感じの会社を様々な企業の中から選択できます。
「CD-ROM版を持っている人は、当たり前の事」なのでしょうが、前季に初めて購入した私は、関心してしまいました。「連想買い」を狙いたい人は、四季報のCD-ROM版は強力な援護武器ですね。
また、今日はトップカルチャー(7640)のTOPIX買い日でした。最近、あまりにもTOPIX買い日の値動きについて規則性がないので、私はしばらく様子見です。時価総額が100億に届かなかったので、以前の規則に従えば、値下がりする日で、今回は規則通りでした。

少々前になるのですが、3/22日はドクターシーラボ(4924)のTOPIX買い日でした。時価総額700億円程度で、以前の規則に従えば、どちらに転ぶか分からない日で、ちょうど前日と同じ終値で引けました。

現時点においては、TOPIX買い日を狙うよりも、「昇格銘柄を事前に当てる」ことに集中する方が早道のようです。

2005/3/30(水)
「2005年の株価はどうなる?」や「JASDAQ平均とドレッシング買い」でもご紹介しているのですが、統計的に、年度末のこの時期の株価は軟調になります。特に31日は、すこぶる調子が悪い日です。
この現象は、企業による年度末の株売買による利益調整ではないかと考えています。もちろん今年もそういった値動きになるか分かりませんが、株価リバウンドを狙っている人は、朝一番の買いには注意する必要があります。
ご参考までに昨年3/31日のTOPIXの値動きを掲載します。昼の13:30頃まで、いつもの下落シナリオを描いていたのですが、そこから復活してきました。私は今年も株価下落パターンに入ったら、13:00過ぎから、今まで買えずに値が下げた銘柄の打診買いをしようかと思っています。(出典:
Yahoo Japan Corporation.)
TOPIX


2005/3/28(月)
ご存知方も多いと思うのですが、3月、9月の決算銘柄は、今日買おうが、明日か買おうが、4/1日の決済となり、同一の日の取引とみなされます。つまり、長い長い一日になるのです。この間は逆日歩もつきません。
なんでこんな仕組みになっているのか、その時は不思議で、いろいろと理由をWeb上で探したのですが、結局わかりませんでした。ふと手元にあった「東証公式
株式サポーター 株式取引編」を見ると、ちらっと記載がありました。
理由は単純で「権利等の基準日の決済は行わない」ということなのです。従って、3月、9月の決算銘柄は、3/31日(基準日)の決済を行わないため、
優待等の権利を得るには、3/30日まで決済を終了する必要があります。よって今年は3/25日までに購入する必要がありました。
そして今日の3月、9月の決算銘柄の取引は、本来なら 3/31日決済のはずなのですが、この日の決済が行われないため、4/1日決済になります。明日の取引も同様に
4/1日決済になります。従って、48時間な一日となります。
こうなると困るのは、今日、3月、9月決算銘柄の売買して得た資金は(4/1日決済)、それ以外の月の決算銘柄(3/31日決済)に割り当てることができないことと、新規公開株の公募資金としても割り当てることができません。また、デイトレーダーは、差金決済を気にかける必要があります。
そのお陰で、今日、3月、9月決算銘柄を多く抱えていた私は、おとなしくしているしかありませんでした。

2005/3/26(土)
日経平均採用銘柄は強いですね。過去のデータ上、日経平均買い日の出来高予想は、中外製薬が約
1,000万株、ヤフーが5,000株と思われたのですが、19,686,000株, 41,686株と、予想の2倍から8倍までの出来高がありました。そんな中、終始それほど大崩れすることなく上昇しました。
短期筋が取引回転を効かせたこともあるでしょうが、日本株のウェイトを増した外国資金も貢献している可能性があります。いずれにせよ、日経平均入れ替えは、インデックス買いの「キング」であることには間違いありません。記録として、一日チャートを見てみましょう。
(出典: Yahoo Japan Corporation.)
中外製薬

ヤフー

ほぼ寄り天井となった、入れ替え発表日翌日の「寄り付き」で買っても、最終的には利益が出ました。すばらしい。欲を言えば、もっと上昇してほしかったのですけどね。
コード |
銘柄 |
発表日翌日の寄付 |
日経平均買い日終値 |
上昇率 |
4519 |
中外製薬 |
1621 |
1657 |
2.22% |
4689 |
ヤフー |
508000 |
525000 |
3.35% |

2005/3/24(木)
3/14日に記載しました「信用取引名義書換料」について、「ライブドアの場合は大変な目に遭う」と記載したのですが、制度信用取引で行う場合には、こういった大量分割銘柄に対しては、例外規定が存在するようのです。
日証金のサイトに「例外規定を設けたいきさつ」と「対象銘柄とその価格」があります。見方が難しいのですが、1株あたり、「権利処理等手数料の料率」分取ります。ライブドアの場合は、50円
X 100/10,000 ですので、100株でようやく 50円(別途消費税)です。従って、明日の権利日の「大量の売り」はないかも知れませんね。
ただ、気をつけて欲しいのは、一般信用(無期限信用)を利用した場合の規定は特にないので、この場合は、1株で
50円 必要かもしれません。各証券会社に問い合わせる必要があります。いずれにせよ、単位株あたりの金額が安い銘柄を、信用で保持する場合には、お気をつけあれ。
この件についてメールでご指摘頂いた「S.O.」さん、情報提供、ありがとうございます。
また、明日は日経平均のインデックス買い日です。前回昨年9月の入れ替え時の1日チャートはこちらにあります。その時には引け際に、全ての銘柄が上昇しました。最近のTOPIX買いの動きを見る限りにおいて、引け際の上昇はどうなるか全く予想がつかないため、私は適当な時間に売っている可能性大です。

2005/3/23(水)
TOPIXの影響力がすごすぎるのと、証券会社の色が出ているので、「RN プライム指数」については無視しようかと思っていたのですが、南海電鉄(9044)や京阪電鉄(9045)の最近の盛り上がりを見ると、ひょっとして、ひょっとするかも
と思うようになってきました。
「Russell/Nomura Prime指数先物」として、4/25日から取引されますので、そのための「実株の用意」が必要となるはずです。どれくらいのインパクトをもたらすか分かりませんが、この
4/25日までが、うまみのある先回り投資となる可能性があります。今週末の投資戦略で取り上げようかと思っています。

2005/3/22(火)
ZAI5月号の「株投資カレンダー」の裏側に、アノマリー集として、新月・満月
と 株価の週の動きを掲載されていたのにびっくりしました。偶然だとは思いますが、ZAI編集部の方がこのページをご覧になっているのでしょうかね?
もしそうなら、とても嬉しいことです。どんどんアイデアを持っていって下さい。お互い様ですからね。
掲載内容には「新月・満月を境に相場は転換しやすい」とありますが、微妙に前後にずれていて、転換していない時もあります。土日をどのように処理するかでも変わってきます。編集者もそれを分かっていてか、文中に「ほとんど的中!?」と、クエスチョンマークを付けています。月の満ち欠けを戦略に結び付けるには、更に研究が研究が必要です。
そういえば、編集スタッフの「辻」さんとは、株とは直接関係のない仕事で一度お会いしたことがあります。ZAIの中では「猟奇的な彼女」のようなキャラで記載されていますが、実際には颯爽とした方でした。本の中ではキャラを立たせる必要があるので、あんな感じになるのでしょうね。

2005/3/19(土)
今どき半年で、利率が25%の6ヶ月定期が日本に存在し、販売されていることを知っていますか?
しかも非課税です。おおっぴらに宣伝はされていませんが、誰でもその存在を知っているはずです。ただし、限られた人にしかこの恩恵を受けることができません。
どこで発売されているか知りたいと思いますか? 実は誰でも知っている場所で売っているのです。その販売場所は
JR東日本の「みどりの窓口」です。そうです、定期は定期でも、「預金定期」ではなく「通勤定期」です。(ちょっと引っ張り過ぎですかね?)
JR東日本の6ヶ月定期は、とても割引率が良いのです。東京-横浜間の1ヶ月の定期代金は
13,550円です。6ヶ月で合計 81,300円。これを最初から6ヶ月定期にすれば、65,020円と、16,280円もお得です。
これを6ヶ月間の利率に直すと、81300/65020 = 1.25 となり、「利率が25%の6ヶ月定期」が誕生します。
サラリーマン・OLの場合は大抵、毎月1ヶ月分の通勤定期代金が、給与の中で支払われていると思います。これを最初に6ヶ月間定期にしてしまえば、後からゆっくり配当(通勤定期代金)を受けることができます。
この利率の良さは、同じく毎月配当を行っている超巨大投資信託「グローバル・ソブリン」もびっくりでしょう。
額が限られていて、会社員しかメリットを受けることができませんが、これも立派な投資です。雑誌などで分散投資を勧める記事を多くみかけますが、「6ヶ月通勤定期」もその仲間に入れて欲しいですね(笑)。

2005/3/18(金)
フジテレビのニッポン放送に対する36.47%の議決権を消すことができる、意外と簡単な方法を思いつきました。私は商法に詳しくないので、本当の所はどうなのか判断できませんが、条文を素直に読む限り、できそうな気がします。
- ライブドアがニッポン放送株の過半数(50%)を獲得し、経営権を握る
- 経営権を行使し、ニッポン放送がフジテレビ株を2.5%買い増しし、議決権を22.5%から25%以上(1/4)にする
->単なる株の買い増しであれば、「重要事項の特別決議」にあたらないと思われるので、議決権が1/3以上を保有するフジテレビでさえ、阻止できないはず。
- この時点で、ニッポン放送は、議決権の1/4を超えるフジテレビ株を取得したため、フジテレビがニッポン放送に対しての36.47%の議決権が失われる
-> ちょうど、フジテレビがニッポン放送の議決権を失わせたのと同じ手法
- 議決権を失ったフジテレビを尻目に、ライブドアがニッポン放送との株式交換で、ニッポン放送を完全子会社にする
-> フジテレビが所有するニッポン放送(正確にはライブドア)の株式保有割合も、1/4以下に薄まると想定できるので、一石二鳥の効果
- フジテレビ株について、過半数までの残り25%の株を獲得するために TOB 等を行う
- フジテレビがライブドアによって陥落
最後はかなり飛躍していますが、ありえなくないなあと思ったのです。たったの2.5%のフジテレビ株を買うだけで良いのです。もしどこか私の法解釈が間違っていましたら、ご指摘頂けると、嬉しいです。
話題変更して、日経平均銘柄(中外製薬、ヤフー)が上昇しました。市場全体の上昇に支えられた部分もありますが、かなりホッとしています。以前、「決戦日までの12日間までを楽しむ」でご紹介したのですが、これから徐々に株価を切り上げていると期待しています。ご参考までに、その時に掲載しました株価カーブを再確認してみましょう(サンプル数が5銘柄と少ないことに気をつけてください)。

昨今の「テレビ局」の"うさぎ銘柄"に比べたら全然迫力なく、"カメ銘柄"級ののろさですが、地道に得るには良いかと思います。
最近、IPO銘柄に元気がありませんが、それは、テレビ局銘柄に資金が吸収されてしまっているためではないかと思ったりするのです。

2005/3/16(水)
平均採用採用銘柄の発表翌日は、毎度のことながら、ほぼ寄り天井で株価は下落していきました。もう少し上昇幅はあると思ったのですが...
私は中外製薬を、1720円あたりで売り待ちをしていたのですが、全く届かずです。一日チャートを見てみましょう。
(出典: Yahoo Japan Corporation.)
ヤフー:

中外製薬:

発表日翌日に採用銘柄がマイナスだったパターンは、2001年にありました。この時は翌日から上昇期基調でした。この例もあり、更に上昇率6%を超えなかったので、ちょっと買ってみましたが、今回はどうでしょうかね。
これと全く逆の値動きをしていたのは、日経平均の採用有力銘柄だったのですが、外れてしまった、日東電工(6988)と、ファーストリテイリング(9983) です。寄付きで 2-3%程度の下げが待っていました。その後多少上昇していきました。こういった外れた銘柄を、「朝一番で買う」というのもアリかもしれません。
日東電工:

ファーストリテイリング:

すっかり忘れていましたが、今日は博報堂DYホールディングス(2433)のTOPIX買い日でした。あまり話題になっておらず、前日の時価総額が7,000億と大規模だったため、上昇するかと思ったのですが、そうは甘くありませんでした。

TOPIX採用銘柄について、TOPIX買い日だけで儲けようとするのは、最近はかなり難しいと感じています。TOPIX買い日に向けた上昇を狙う方が良いかもしれません。今日は、4日後にTOPIX買い日を迎えるドクターシーラボ(4924)が急騰しています。いつもTOPIX買い日の4日前を狙っているのですが、今回は株価が下がらず、買えませんでした。残念です。

2005/3/15(火)
ようやく今日、日経平均銘柄の入れ替えが発表されました。説明するまでもなく、藤沢薬品工業(4511)と東急百貨店(8232)
が除外され、中外製薬(4519)とヤフー(4689)が採用です。
入れ替え発表がいつもより一週間後にずれたのは、東証からの正式発表を待っていたからでしょうか。昨日、メルマガの「東証
CLUB CABU News」で、藤沢薬品工業(4511)と東急百貨店(8232) の上場廃止の通知がありました。
明日の値動きを予想するにあたり、昨年9月の日経平均「採用銘柄」「除外銘柄」について、発表翌日の1日チャートを、「定期銘柄入れ替えは蜜の味?」の中段あたりで紹介していますので、ご参考下さい。「採用銘柄」は、寄り天井の可能性が高いと思います。
また、入れ替えによる市場へのインパクトについて、今日時点での株価を基に計算をしてみます。
除外銘柄:
証 券 |
銘柄名 |
株価 |
みなし比率 |
みなし株価 |
日経平均寄与度 |
4511 |
藤沢薬 |
2600 |
1 |
2600 |
0.92% |
8232 |
東急百 |
189 |
1 |
189 |
0.07% |
採用銘柄:
証 券 |
銘柄名 |
株価 |
みなし比率 |
みなし株価 |
日経平均寄与度 |
4519 |
中外製薬 |
1620 |
1 |
1620 |
0.57% |
4689 |
ヤフー |
500000 |
0.001 |
500 |
0.18% |
実際には、ヤフーが採用前に株式分割を行うため、日経平均寄与度は、半分の
0.09% と、低い値になります。
また、除外銘柄のみなし株価よりも、採用銘柄のみなし株価が低いため、藤沢薬品工業(4511)と東急百貨店(8232)を全部売って、中外製薬(4519)とヤフー(4689)を買った場合、資金が余ります。
実際どれくらいの余剰資金が出るかといえば、概算で
((2600+189)-(1620+250))*10,000,000 = 91.9億円です。実際には、採用銘柄は値上がりし、除外銘柄は値下がりする傾向があるので、入れ替え日までには、もう少し圧縮されると思います。
この余剰資金の行き先は、恐らく日経平均先物でしょう。市場にとっては良い方向です。

2005/3/14(月)
松井証券のサイトを見ていて気が付いたのですが、3,9月末決算の取引単価の低い銘柄を、権利日(3/25)を越えて、信用のまま多く抱えていると、大変な目に遭うようです。具体的にはライブドアです。
信用銘柄を権利日をまたいで信用のまま所持していると、信用取引名義書換料が必要です。大体
52.5円が相場です。今日のライブドアの取引単価は 350円です。なんと、手数料が、15%も必要となるのです。普段はこの「信用取引名義書換料」については、割合が少ないため、気になることはないのですが、取引単価が低くなると、てきめんに効いてきます。
松井証券は、これを防ぐために、1銘柄あたりの上限(10,500円)を設定しました。しかしながら、E*Tradeではそんな記載を見たことがありません。
ライブドアの昨年の中間(9月)も、今と取引単価が変わらなかったので、どんな株価カーブを描いたのかちょっと調べてみました。

権利日にかけて、急落しています。どこまでが手数料の影響で、どこまでが市場の影響なのかわかりません。しかしながら、今年も3/25日あたりで急落する確率は高いと思うのです。いずれにせよ、取引単価の低い銘柄を信用で保持している場合は、お気をつけあれ。

2005/3/13(日)
私がアメリカ赴任中に聞いた、今だに忘れられない仲間内での実際の会話をひとつ。
「アメリカ南部は黒人が多く、とても怖くて一人で歩く勇気がないよ」。まだアメリカ南部に旅をした事のない、一人がこう言いました。それに対し、旅慣れた一人は「大丈夫、大丈夫、向こうだって日本人が怖いんだよ。だって、腹切りとか、カミカゼとか、一体何をやりだすか分からない、理解できない人種だと思っているから」。
今回のライブドア V.S. ニッポン放送で裁判所が下した「新株予約権の仮差し止め」は、「ソニ社長が外国人に交代した」ことと合わせて、海外からの日本人に対する印象が変わる大きな出来事となった気がします。少なくとも、「理解できない国」ではなくなりました。
私は、今回の裁判所の判断は、非常に合理的であったと思います。そして、海外からの投資家からも分かり易い判断だったでしょう。その結果、「日本は、株主の権利を守る普通の国(あくまで海外から見てですが)」「投資しても安心できる国」と認識されたと思います。
今回の判決で勝利したのは、実は、海外から理解し易くなった日本と、海外から資金を更に呼び込むことが可能となった日本市場ではないかと思うのです。

2005/3/10(木)
昨日はカカクコム(時価総額は470億程度と中規模)のTOPIX買い日でした。記録として一日チャートを掲載します。午前中は堅調でしたが、引けにかけて下落しました。3月の昇格銘柄との逆パターンです。毎回、引け際は、どちらに転ぶかが、想像つきません。(出典:
Yahoo Japan Corporation.)

明日こそ、日経平均の入れ替え銘柄の発表があるはず(この金曜日がないと、翌週の火曜日がラスト)です。もし、前評判の高いヤフー(4689)が採用されると、3月末の直前に株式分割があるため、楽しい値動きとなりそうですね。
株式分割で思い出しましたが、昨日「株式分割の新株売買、翌日から」が、日経ニュース配信記事として掲載されていました。これは正しい方向だと思います。しかしながら、それを狙う投資方法もあり、私はこれで十分、おいしい思いをしているので、ちょっと寂しい気もします。まあ、また新しい投資方法を探すことにしましょう。
ところで明日から、金曜日から急遽、田舎へ戻ることになってしまいました。インターネットの世界と切り離されている場所ゆえ、次週の「投資戦略」はお休みさせていただきます。その代わり田舎の空気をたんまり吸って、皆様に爽やかな記事を提供したいと思っています!
今後もご愛顧の程、よろしくお願いします。

2005/3/8(火)
今日は日経平均銘柄の入れ替え発表が濃厚な日だったのですが、ありませんでした。日経新聞社が、ニッポン放送のTOB結果報道で忙しかったのでしょうかね?
そんなわけはないと思いますが。
次に発表日として濃厚なのは、今週金曜日です。来週の火曜日の線もあります。私は発表日翌日の採用銘柄の動きにターゲットを絞って準備していたので、ちょっと肩透かしといった所です。
以前にも取り上げましたが、過去の値動きからは、採用翌日に「6%の上昇率」が「売り」と「買い」の境目となります。

2005/3/7(月)
ご存知の方も多いと思いますが、カカクコム(2371)が、3/10日に、マザーズから東証一部に市場変更されます。TOPIX買い日は、その前日の
3/9日です。そこでカカクコムを狙っている方への参考情報として、2004年度に、同等の市場変更があった銘柄について、発表日から昇格日までの上昇率をグラフにしてみます。

カカクコムは、発表日が 3/3日だったために、昇格まで6営業日しかありません。過去にスカパー(4795)も、同じ日数しかありませんでした。ここ2日間の上昇率がスカパーとほぼ一緒なので、あと2日間も同様に上昇するかもしれません。
グラフ中、ドワンゴが軟調なのは、市場変更と同時に、公募売り出しがあったためです。

2005/3/4(金)
こりゃまたすごい、としか言いようがないですね。サンリオの「ハローキティ iPod mini」はインパクト十分です。私はとても持てないですが、キティラーと呼ばれる人にとっては、喉から手が出るほど欲しいのでしょう。
サンリオは、熱狂的なファンを多くもつ、数少ない企業のうちの1社だと思います。私の家にも数多くのハローキティグッズがあります。地方限定グッズはもちろんのこと、夕食に、キティの形をしたマカロニパスタも登場します。サンフランシスコにもキティ専門店があって、アジア系の人が多くいたのを覚えています。
しかしながら、ごく最近まで、本業よりも財テクの成績が、決算の数値を左右していました。とても手が出しにくい企業でした。最近ようやく財テクを止め、本業に回帰しているように見えます。
これにダブって見えたのが、やはり熱狂的なファンを抱える「アップルコンピュータ」です。今でこそ、iMac
や iPod で利益を上げている企業ですが、スティーブ・ジョブスCEOが戻る前は、消え去ってしまいそうな企業の一つでした。
サンリオは日本を代表し、グッズばかりではなく、企業としても愛されて欲しいと思うのです。

2005/3/3(木)
東京モーターショウのような「製品見本市」は、世界の近未来の姿を垣間見ることができる、楽しいイベントです。株式投資の観点から見ても、将来の大化け企業や、市場を牽引するテーマなどが発見できる可能性があります。
米国の2000年近辺のネットバブル期には、こういった「製品見本市」で、面白いインタネット関連企業を見つけては「買い」を行い、雑誌や本で紹介されるとあっという間に爆裂するパターンで、良い思いをしたものです。
今日は、東京国際展示場で、IC CARD WORLD に参加してきました。ICカードは、「決済(Edy)、認証鍵(入退出管理)、ポイントカード(ヨドバシ)、電子チケット(航空券)」が有名なのですが、それ以降の展開があるか知りたかったのです。
その中で、一つ面白い技術を発見しました。それは「NFC(Near Field Communication)」です。ざっくりと言えば、「ICカードで双方向通信」が出来るような仕組みです。詳細については、ITmediaのサイトで紹介されているので、そちらにお任せします。
この仕組みで一番メリットを受けるのは、恐らく Bluetooth です。数年前、大々的にデビューした規格ですが、規格自体が「ゆるめ」に出来ています。このため、Bluetooth規格に合格していても、お互いの相性によって通信できないことが、よくあります。さらに、通信距離が10m程もあるため、近くにいる機器から情報を勝手に盗まれないように、セキュリティが強めに設定されています。
利用者は、「買っても接続できるか分からない」、「接続するまでにセキュリティの設定を解除する必要がある」というダブルパンチで、手を出しません。製造者側も、接続性を確保するために、苦労の連続です。未だに Bluetooth が普及できない理由がここにあります。
そこで、この NFC を利用することによって不便を解消します。ICカードによって情報を交換するすることで、接続性を調整し、セキュリティ設定の解除を行います。そしてすぐにBluetoothで通信を行えるようにします。
この NFC が普及すれば、眠れる獅子、Bluetooth も本格的に普及し、ICカード関連の次のテーマ株として上昇するかも...
でもいつの話だろうか...
さて、「製品見本市」でのもう一つの楽しみは、製品説明に参加すれば、抽選によって「製品」がもらえることです。IC CARD WORLD では、iPodや、電波時計が当たるイベントをやっていました。
私も「電波時計」のGETを狙って、抽選会に参加したのですが、「ディズニー75周年特別、ミッキーゴールド電波時計」を、1番違いの番号で外れてしましました。うーん残念!

2005/3/2(水)
ここ数日、あえてコメントすることもない程の、順調な株価の伸びです。アノマリーに従えば、5月の連休までは安心していられそうです。そういえば、昨年も2月末-3月初に急上昇した時期がありました。
メールによるご指摘で気が付いたのですが、この上昇相場を熱く支えるガソリンとして「資源株の上昇」による余裕資金が、別の株に再投資されたのではないかと。昨年は、IPO株の上昇による、余裕資金の再投資がガソリンとなったようです。
そう考えると、資源株が先行指標となり、勢いが止まると、市場全体の伸びが止まると予想できます。昨年もIPO人気に陰りが出てきた頃から、市場に元気がなくなりました。
こういった資源関連の上昇を、以前から指摘していたジム・ロジャース氏の先見の明には敬服するものがあります。「ジム・ロジャース
世界大発見」は、旅行記としても十分面白い本でした。彼はこの本で、BRICsの一角、インドについては否定的な見解でしたが、これも当たるのでしょうかね。

2005/3/1(火)
同じ横浜市戸塚区内に住んでる、FP(ファイナンシャルプランナー)の石村さんに誘われ、もう一方と合わせて3人で、メルマガを共同発行することになりました。「お金の悩みから解放された人生を目指そうよ!」といった趣旨です。
主催はPFの石村さんで、成功している方々のエッセンスを凝縮して紹介します。私は1コーナーを担当し、株式投資に関連する、知らずにいると怖い落とし穴を、紹介する予定です。印象深く覚えてもらい、「これを避ける」または、パニックにならないように「覚悟を決めてもらう」ことが目的です。
ご興味がありましたら、ご覧下さい。正直、この夕凪通信と同様に、いつまで続くか分かりませんが、このメルマガをきっかけに、コミュニティが作れたらと面白いと思っています。私のコーナーでは、ここで発表したことをベースに記載しますので、あまり期待しないで下さいね(笑)。創刊号は、今週の金曜日(3/4)発行です。

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