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2010年5月


2010年5月末の逆日歩一覧
2010/5/30(日)


 主に5月末に優待権利日を迎える銘柄についての逆日歩一覧です。どうせついても1日分ということもあったためか、ほぼすべての銘柄でMAXの逆日歩。それでも優待価値の方が勝った銘柄もありますが、売買手数料を考えると、少々きつかったですね。

 EASY商品(1327)は先月に引き続き、なぜに月末だけ?? HABA(4925)は立会外分売の影響ですね。中北製作所(6496)は優待がないはずなので逆日歩の意味は良く分からないのですが、貸株者が権利日までに引き上げ??

コード 銘柄名 市場区分 貸借値段 貸株数 品貸料
1327 EASY商品 東証 3520 191 100 2.84%
2698 キャンドゥ 東証 97000 1492 1600 1.65%
6496 中北製作所  大証 640 7,000 8 1.25%
7921 宝印刷 東証 721 182600 8 1.11%
8887 リベレステ JQ 115300 347 1200 1.04%
3148 クリエイトS 東証 1663 251600 16 0.96%
3022 山下医 東証 1250 20800 12 0.96%
7630 壱番屋 東証 2264 242100 20 0.88%
4925 HABA JQ 2254 21200 5 0.22%


TOPIX買い日結果(2010年5月)
2010/5/30(日)


 5/28日は5月分のTOPIX買い日でした。超巨艦の第一生命(8750)に注目が集まりましたが、こんな時は誰も構っちゃくれない2番手狙いが有効な事が多いのですが、見事にそんな結果になりました。

 (6/6追記: 第一生命の時価総額が間違っていたため、修正しました。ご指摘ありがとうございます > Nishimura さん)

コード 銘柄 時価総額 前日比 当日比 VWAP比
8750 第一生命 9582 ▲ 1.46% ▲ 4.02% ▲ 2.59%
9627 アインファーマシーズ 143 9.04% 7.21% 2.48%
9810 日鐵商事 88 0.00% ▲ 1.96% ▲ 1.00%
4574 大幸薬品 66 5.06% 4.58% 0.67%
(参考) TOPIX先物 1.44% 0.11% 0.36%

第一生命(8750) (出典: Yahoo Japan Corporation.)


アインファーマ(9627) (出典: Yahoo Japan Corporation.)


 しかし、第一生命、もうすこし粘ってくれると思ったのですが、注目が集まり過ぎもいいとこだったのですかね。証券会社からのTOPIX買い日のレポートがバンバン出てました。

 私は第一生命と2番手のアインファーマ(9627)の両作戦。これだけ注目されると普段なら第一生命はスルーですが、市場のボラティリティが高い時にはインデックス買いが結構いい結果がでるので参戦してしまいました(汗)。

 昼休みチェックしてまあ安心。夜にチェックしたら、第一生命の劇下げとアインファーマの高騰の両方に超びっくらこきました。やっぱり一番手は集中砲火を受けるので、つらいですねぇ...。


逃げ腰の外国人投資家
2010/5/30(日)


 日経平均株価が1万円割れとなり、「ユーロ売りの少女」というパロディまで出回る程のユーロに揺れた5月第3週の投資部門別売買状況ですが、やっぱり外国人投資家が逃げ腰。個人投資家はチャンスとばかりの逆張りの買い。

2010年5月第3週( 5月17日〜5月21日 )
  TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
自己 120,108 98,301 ▲ 255,178 ▲ 36,769
外国人 ▲ 125,222 ▲ 161,328 ▲ 302,466 ▲ 589,016
個人 123 43,321 265,931 309,375
信託銀行 13,823 8,717 149,539 172,079
投資信託 ▲ 15,042 ▲ 12,878 56,342 28,422
事業法人 2 4,881 13,373 18,256
その他法人等 0 3,818 17,946 21,764
生保・損保 11,406 3,879 8,693 23,978
都銀・地銀等 ▲ 4,984 ▲ 16,860 8,640 ▲ 13,204
その他金融機関 ▲ 139 1,174 15,026 16,061

 久々に外国時投資家の買い越し割合をグラフにしたものを掲載します。4月の3週、4週と、既にデッドクロスしていたんですね...。はは(汗)。



 因みに先週、事業法人の売り越し額が大きいとお話しましたが、Satoさのタレこみにより、それは「富士電機がファナック株を売却した分では」との情報をゲット(ありがとうございます!)。売買額が1200億円程度と似通っており、確かにありえそうです。

取引日 価格 売買高 売買代金
2010年5月10日 9,221.40 9,899,000 91,282,638,600
2010年5月10日 9,417.60 2,573,200 24,233,368,320
2010年5月10日 9,417.60 626,800 5,902,951,680
合計 121,418,958,600

 ところでこの買い手は一体誰でしょう? もし外国人投資家だったなら、その分プラスになっているので、実際の売り越し額はもっとあったことになりますね...。以下、該当週の投資部門別売買状況を再掲します。

2010年5月第2週( 5月10日〜5月14日 )
  TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
自己 ▲ 5,610 ▲ 65,862 ▲ 46,371 ▲ 117,843
外国人 ▲ 64,104 41,575 ▲ 83,580 ▲ 106,109
個人 121 15,097 156,465 171,683
信託銀行 68,783 2,626 23,384 94,793
投資信託 ▲ 6,683 3,674 25,177 22,168
事業法人 0 ▲ 1,749 ▲ 93,014 ▲ 94,763
その他法人等 0 ▲ 605 ▲ 1,532 ▲ 2,137
生保・損保 3,852 ▲ 8,388 4,650 114
都銀・地銀等 3,616 25,922 1,440 30,978
その他金融機関 189 ▲ 325 5,468 5,332


MSCI買い日結果(2010年5月)
2010/5/26(水)


 本日はMSCI買い日でした。新規採用はなく、除外銘柄もなく、ウエイトの調整銘柄ばかりでした。増加上位5銘柄とウエイト減少下位5銘柄について今日の成績を掲載します。

コード 銘柄 増減 前日比 当日比 VWAP比
7751 キヤノン ウエイト増 ▲ 0.14% ▲ 1.23% ▲ 0.28%
7211 三菱自動車工業 ウエイト増 ▲ 0.86% 0.00% 0.12%
8308 りそなHD ウエイト増 2.22% 1.28% 0.40%
8316 三井住友FG ウエイト増 1.51% 0.64% 0.91%
9984 ソフトバンク ウエイト増 4.37% 2.29% 1.65%
7269 スズキ ウエイト減 1.04% ▲ 0.06% 0.31%
6981 村田製作所 ウエイト減 ▲ 1.06% ▲ 0.24% ▲ 0.41%
5411 JFEHD ウエイト減 0.52% ▲ 1.19% ▲ 0.85%
8604 野村HD ウエイト減 0.55% ▲ 0.18% ▲ 0.18%
7203 トヨタ自動車 ウエイト減 ▲ 1.97% ▲ 1.82% ▲ 0.64%
(参考) TOPIX先物 ▲ 0.35% ▲ 1.16% ▲ 0.63%

ソフトバンク(9984) (出典: Yahoo Japan Corporation.)


 やっぱり相場が荒れた時にはインデックス買いがいい味を出しますね(ボラティリティがレジームスイッチと考えるといいのかな?)。


本日、MSCI買い日です
2010/5/26(水)


 毎年5月末にあるMSCI買い日ですが、今年は5/26に変更になっています。つまり本日です。お間違えなきよう。

 日本証券新聞によれば、5/26になった理由として、5/31(5月最終月曜日)がメモリアルデーで米国市場がお休み。今週の後半はメモリアルデーに合わせてバケーション休暇を取るファンドマネージャーが多いことからの配慮だそうです。

 ということは、水曜日までポジション調整で、木曜日はプレイヤー激減?


上昇トレンドの終りを告げる「いってこい」?
2010/5/23(日)


 5/20日付の日本証券新聞と、エンジュクさんの5時間で極める! 夕凪式実践イベント投資術セミナーDVDの発売前予約特典レポートのひとつとしても公開したのですが、過去、私の記憶に残っている「いってこい」のグラフです。

 「夏の終わりを告げる雷雨」のように「上昇トレンドの終りを告げるいってこい」。もし今回、本当に上昇トレンドが終了したならば、株式風物詩として追加してもいいですかね?

(終値最高値(3/10)から17営業日目に出現)


(終値最高値(1/16)から21営業日目に出現)


(終値最高値(4/26)から8営業日目に出現)



GWまで上昇パターンの似たチャート
2010/5/23(日)


 5/1日にご紹介しました似たチャートの続きです。酷似しているのは2000年のITバブル崩壊時期。急落タイプと判断するのであれば、あと1週間、5-7%程度の下落は覚悟する必要があります。一方で株価維持タイプであれば、時期的に底に到達しています。

 結局どっちに行くのか良く分からない(笑)。

 「VIXが高い時には、日経ヴェリタスのブルベア指数の逆張りが有効」と考えると....。はは。






外国人投資家、引き続きの売り
2010/5/20(木)


 日々の動きは大きかったものの、週を通してはあまり変化のなかった先週の投資部門別売買状況ですが、引き続き外国人投資家が売っています。個人投資家が逆張りの買いを継続。そろりと足を抜け始めていそうな雰囲気です。

 ちょっと気になかったのが、今まで目立たなかった「事業法人」が突如としてなぜかしら大幅売り越し。これは一体何でしょうかね...。

2010年5月第2週( 5月10日〜5月14日 )
  TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
自己 ▲ 5,610 ▲ 65,862 ▲ 46,371 ▲ 117,843
外国人 ▲ 64,104 41,575 ▲ 83,580 ▲ 106,109
個人 121 15,097 156,465 171,683
信託銀行 68,783 2,626 23,384 94,793
投資信託 ▲ 6,683 3,674 25,177 22,168
事業法人 0 ▲ 1,749 ▲ 93,014 ▲ 94,763
その他法人等 0 ▲ 605 ▲ 1,532 ▲ 2,137
生保・損保 3,852 ▲ 8,388 4,650 114
都銀・地銀等 3,616 25,922 1,440 30,978
その他金融機関 189 ▲ 325 5,468 5,332


VIX指数が35を超えると...
2010/5/16(日)


 米国、VIX指数が35を超えると、市場から促されるように繰り出される「政治的な対応」。2007年から2008年にかけて、土日であったとしても緊急にFF金利下げで応じて、そのたびに株価は復活しました。

 しかし、2008年9月にリーマン破綻を受けて、VIX指数は高止まり。株価は急落してしましました。

 今年もまた、VIX指数が35を超えた所で土日であったとしても「政治的な対応」。あと数回の波はもちそうですが、最後に待っているのはなんでしょうね...? そこまで到達せずに回復してくれればいいのですけれども。






逃げ足を早める外国人投資家
2010/5/15(土)


 GW直前の4月第4週と、GW明け後の急落に見舞われた5月第1週の投資部門別売買状況ですが、外国人投資家が逃げモード。先物を中心に売り越しています。

 個人投資家は逆張り精神発揮で大幅買い越し。その他の投資部門も逆張り的に買い越しになっています。日本の投資家は逆張りがお好みですね。

 (注)今回掲載分から、株式での証券会社委託分も「自己」に含めています(それほど大きく値に違いはありません)。先物の分類と合わせました。

2010年4月第4週( 4月26日〜4月30日 )
  TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
自己 105,658 12,960 ▲ 177,329 ▲ 58,712
外国人 ▲ 48,903 ▲ 117,506 93,618 ▲ 72,791
個人 439 46,343 43,971 90,753
信託銀行 ▲ 42,624 18,083 15,382 ▲ 9,159
投資信託 ▲ 11,219 21,880 12,619 23,280
事業法人 0 7,435 4,653 12,088
その他法人等 10 1,485 14,000 15,495
生保・損保 ▲ 7,410 ▲ 4,401 ▲ 6,431 ▲ 18,241
都銀・地銀等 3,976 3,013 ▲ 2,887 4,102
その他金融機関 ▲ 2 1,043 5,345 6,386

2010年5月第1週( 5月6日〜5月7日 )
  TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
自己 159,437 73,968 ▲ 272,356 ▲ 38,952
外国人 ▲ 150,144 ▲ 203,459 ▲ 182,867 ▲ 536,470
個人 46 20,909 340,768 361,723
信託銀行 ▲ 15,280 46,699 14,814 46,233
投資信託 ▲ 4,951 48,423 16,402 59,874
事業法人 0 8,639 22,848 31,487
その他法人等 266 5,566 3,150 8,982
生保・損保 14,516 15,897 17,727 48,140
都銀・地銀等 ▲ 3,822 ▲ 21,993 5,015 ▲ 20,800
その他金融機関 ▲ 91 ▲ 183 10,212 9,937


地獄の東京市場がスタートする?
2010/5/9(日)


 私のサイトをご覧になっている方の多くは、ぐっちーさんのサイトもご覧になっているでしょうから、改めて紹介するまでもないのかもしれませんが、本日ぐっちーさん、ものすごい事を書いています。「地獄の東京市場がスタートする」。

 報道されている以上に裏方は大変なことになっているようです。「先週の金曜日は欧州国債市場は午後ほとんど休止しました。」って、知りませんでした。ユーロがまた大きく動くのかなぁ...。杞憂に終わるといいのですけれど...。


1日で99.98%の下落
2010/5/7(金)


 アクセンチュア(ACN)というと、私はコンサル+ソフトウェアをミックスして売る会社というイメージがあります。昨日はすごかったですね。

 当日の高値が$42.30から一気に$0.01まで、99.98%程下落しました(某市場筋から教えて頂きました)。(出典 Yahoo!)



 その他にも、ロイターによれば、Boston Beer (SAM), Radian Group (RDN), Exelon Corp. (EXC), Centerpoint (CNP) も、ほぼ株価が$0に到達したそうです。こういった銘柄を持っている投資家の強制損切りが豪快に走ったのでしょうかね...。(出典 Yahoo!)




GWスペシャル: お薦めのセミナー!
2010/5/4(火)


 世の中GW中ということで、皆様は投資学習に励んでいる??? と思われますので、私からひとつ、お薦めセミナーのご紹介です。

 今度エンジュクさんでJACKさんのセミナーが開催されます。5/14日までであれば、割引価格で申し込めるようですので、店頭攻略に興味がある方は是非どうぞ。

 実は私、先日にJACKさんのセミナーに参加し、お話をお聞きしてきまして、店頭との交渉における疑問の全てが解消されて、すっきりしました。

 また、最近の公募増資の値決め日以降のある値動きについて、少し心に引っかかっていた事があったのですが、JACKさんのお話を聞いて「あ、そんな技があるのね」と。

 経験豊かなトレーダーの方とこの件について意見交換した時には「昔から地場の証券会社はサービスとしてやっていたよ」とのお話で、それが大手にも浸透してきたということなのでしょうね。

 つくづく思うのですが、JACKさんと私の投資法と私の投資法は、紙の裏と表のような関係ですね。お互いがお互いを必要としています。例えば、上記の場合は、その売買に合わせて、私は反対のポジションを取るつもりです。そうすると、お互いの売買が打ち消し合って「お互いがちょうどいい利益を分配する所に収まる」(理想的には)。

 もし、JACKさんの投資法と、私の投資法の両方を駆使できるのであれば、両方のいいとこ取りが可能ですが、正直、会社勤めの人は時間の関係上、両方極めるのはきついでしょう。集中するところが違いすぎるためです。

 JACKさんの場合、店頭や市場における売買ルールを深く研究し、巨額な資金を動かし、できるだけ低リスクを目指す投資法であるのに対し、私の場合は機関投資家や個人投資家の売買タイミングを深く研究し、リスクを喜んで背負い、小回りを利かせる投資法です。

 証券会社に資金を長い間置く事ができたり、出来高の関係から自分で相場を動かしてしまうような資金力のある人は、JACKさんの投資法を研究し、実行するに十分に値します。

 一方でセミナー代金が投資資金に相当響く方は、店頭攻略自体が厳しいでしょうから、その段階を脱した後の機会に参加する事でも構わないでしょう。

 実は私も店頭と1社だけ付き合い始めました。休眠口座を復活させたご褒美ということもあるでしょうが、第一生命のブックビルディングが終わった後に申し込んだにもかかわらず何株かもらえたり、公募株ももらえたり。

 JACKさん曰く、昔は相手にされないような資金でも、このご時世なので、多少でも資金を入れてくれる人は歓迎されるそうです。その資金レベルと、店頭からおススメ攻勢をかけられた場合の対応策については、セミナーでお確かめあれ!

 最後に、JACKさんのセミナーに参加するにあたりの注意事項ですが、山のように書類や雑誌を渡される可能性がありますので、やや大きめのバックをお持ち下さいませ(笑)。


GWスペシャル: お薦めの書籍!
2010/5/4(火)


 投資本でもなんでもない本なのですが、私がいつも好んで買っている書籍があります。それは「斎藤一人」さん関連の本です。

 斎藤一人さん関連の本を読んだ事があるかたはご存知でしょうけれど、一からステップアップしていくような本ではなく、ひとつのトピックについて取り上げている事が多く、なかなか全体像が見渡す事ができないのですが、最近、その手の本を見つけました。「斎藤一人の道は開ける」です。

 道は開ける... という題名でピンと来たかたもいらっしゃると思いますが、その有名な本の斎藤一人さんの版でしょうか。ひとりの若い経営者が、斎藤一人さんから様々なことを学び、成長する自叙伝として書かれています。

 書籍には一般常識とは真反対と思えるようなシビレる言葉がいくつも並んでいます。「指導される力」「夢がなければどの道でも選べる」 「すごいと言われたい地獄」「悔しさはバネにならない」

 これを自分自身の投資に対する姿勢に当てはめてみると、なんと反省することが多い事か!(笑)。自分の器量を広げてくれる本です。

 そして、もう一冊、友人の田口さんが書いた「11歳のバフェットが教えてくれる「経済」の授業」です。

 最初、題名と表紙を見た時には、バフェット2世と呼ばれるような小学生が経済について語る本かと勝手に思ったのですが、そうではなくて、実際にバフェットが11才のころに始めたビジネスを題材に、著者自身のPFとしての経験を合わせて、経済の原理を説明している本です。

 お金持ち父さんシリーズや藤巻さんの書いたお金の本を読んだことがある方にとっては、既に知っていることも多いかと思いますが、さすがFPですね。保険の仕組みについてはやたら詳しいです。

 しかし、さすがフォレスト出版。神田昌典さんが書いた本に体裁が似ている気が(笑)。




似たチャート - 大幅上昇年翌年の株価推移
2010/5/1(土)


 某市場筋から頂いた(ありがとうございます!)、三菱UFJ証券の「週間株式投資戦略」2010年4月5日号に、興味を引く分析記事が掲載されていました。その記事とは「大幅上昇翌年の相場展開と金融政策」です。

 何を興味が引かれたかといえば、いずれの場合も4月中旬頃に一旦のピークアウトを迎えていることと、これは後で気がついたのですが、おおよそ4年に1度の奇数年から偶数年にかけて上昇している事です。

 もうほぼそのままのパクリ(笑)なのですが、自分でやらないと気が済まないタイプなので、似たチャートを作ってみました。前年終値を100%とした場合の日経平均株価の推移です。

 株価急落タイプと株価維持タイプの2つに分けています。急落タイプはゼロ金利がその後解除された場合で、維持タイプは金利緩和を継続した場合です(このタイプ分けもパクリ(笑))。日付はおおよその目安です。

 確かに2000年はITバブル、2006年は郵政解散後でイケイケの年でした。一方で2004年は日経平均7000円台から復活した翌年、1994年は細川内閣誕生の不況の年(だったらしい)の翌年です。




  今年の日経平均株価は4月5日の高値を抜けずにいます。そして金利緩和の継続が予想されることや、不況から立ち上がった翌年であることを考えると、株価維持タイプで、6月下旬にもうひと上げあった後に、ボックス相場突入でしょうかね...。

 なぜ4年に一度なのか... という話題に対して、さの さんからオリンピックの影響とワールドカップサッカーの影響ではないかとのご指摘がありました(ありがとうございます!)。いろんな意味で、ガンバレ! 日本!


久々、外国人投資家の売り越し
2010/5/1(土)


 4月の19日の週の投資部門別売買状況です。この週は月曜日にギャップダウンで始まり、その後はあまり変化のない週でした。

 外国人投資家が久々に売り越し。その代わりに個人投資家が相場を支えていました。信用取引でバリバリ買っています。

 さて、外国人投資家さん、これからどう動く?

2010年4月第3週( 4月19日〜4月23日 )
  TOPIX先物 225先物 株式(3市場) 全合計
自己 ▲ 25,698 70,698 ▲ 79,432 ▲ 34,432
外国人 7,439 ▲ 70,424 ▲ 17,287 ▲ 80,272
個人 ▲ 149 ▲ 8,178 147,121 138,794
信託銀行 5,958 13,397 ▲ 19,302 53
投資信託 ▲ 1,288 28,272 ▲ 16,713 10,271
事業法人 9 ▲ 1,112 ▲ 903 ▲ 2,006
その他法人等 0 ▲ 713 13,279 12,566
生保・損保 12,688 ▲ 0 ▲ 38,350 ▲ 25,662
都銀・地銀等 1,782 ▲ 9,439 ▲ 14,946 ▲ 22,604
その他金融機関 ▲ 68 ▲ 376 3,389 2,945


2010年4月末の逆日歩一覧
2010/5/1(土)


 少々遅くなりましたが、4月末の優待銘柄を含む逆日歩一覧です。後に連休が続くため、6日間の支払いという激烈な日でした。逆日歩1%以上の銘柄を掲載します。

コード 銘柄名 市場 株価 超過株数 品貸料
1327 EASY商品 東証 4110 17 600 14.60%
1766 東建コーポ 東証 2874 235720 240 8.35%
4835 IndexH JQ 11300 27512 900 7.96%
25935 伊藤園優先株 東証 1031 73000 72 6.98%
1349 アジア債券 東証 11320 3 600 5.30%
3329 東和フード JQ 1899 39400 96 5.06%
1679 NYダウ 東証 10080 3800 180 1.79%
2910 ロックフィル 東証 1372 290300 24 1.75%
1329 iS225 東証 11290 2880 150 1.33%
2910 ロック・フィ 大証 1371 500 17.4 1.27%

 作って驚いたのが、異様にETF銘柄が多い事です。相場感に従って、お手軽に売りも買いもポジションと取れる所がETFのメリットなのですが、こんな逆日歩をつけられると、売りポジションは実質上取れないです。

 特にEASY商品(1327)。わざとじゃないかと思える連休前を狙いうち。いつもは5円で済んでいたのに、この日だけ100円でした。しかも前日より超過数数は少ないにも関わらず。

 貸株入札はきっと管理会社の1社だけでしょうから(推測)、好き勝手にやっている気が。売りは入れさせない作戦でしょうか? 今の5円の逆日歩がづっと続くようなら、1年で1000円超えで 25%程の利益がでます。

 全部で大した金額にはなっていませんが、東証も貸借銘柄に指定した責任もあるでしょうし、市場の健全化の観点からも、こういった事態を起こす銘柄に注意した方がいいのでは? 注意し過ぎると、上場してくれないジレンマがあるのかも知れませんが。

 そしてもうひとつ驚いたのが、伊藤園優先株(25935)の逆日歩。わずか730単位の売り越しにMAXの逆日歩がつきました。本家の伊藤園はその1/100以下の逆日歩で済んでいます。去年は逆で、本家の伊藤園の方が多くついていました。

 ETFにせよ、優先株にせよ、機関投資家があまり持っていなそうなものは、逆日歩で好き勝手にやられてしまう可能性にご注意を。


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